フライパンが焦げついたら「洗うとき面倒だなぁ。」と思うことはありませんか?
疲れているときの食器洗いってすごく面倒。
しかも、フライパンが焦げついていたら・・・もう洗うのを投げ出したくなりますよね〜。
フライパンに焦げがつかない方法はあるのでしょうか?
この記事ではフライパンが焦げつかない方法やオススメのフライパンなどを紹介します。
目次
フライパンがくっつかない3つの方法!
フライパンに焦げつかない方法のポイントは3つあります。
①フライパンは80度以上の温度に上げてから使う
フライパンを低温から使うのはちょっと待ってください!
フライパンを使い出す温度は「80度以上」にすることがポイント。科学的に80度になったとき、吸着水があるとタンパク質と金属が結合してくっついてしまうからです。
<80度ってどのくらい?>
フライパンに水滴を落としてみて、玉のように弾けるくらいが目安です。
②使う食材はなるべく常温に戻してから使う
フライパンを80度以上にしたものの、冷蔵庫から取り出したてのやさいなどをフライパンに入れると、どうなるのでしょうか?
フライパンの温度が下がってしまうし、食材から水分が出て吸着水になりさらにくっつきやすいのです。
では、どうしたらいいのでしょうか?
答えは、なるべく食材は常温に戻しておきましょう。
そうすれば、フライパンの温度が80度になるのを避けられるので焦げつきにくいです。
③温度が上がりすぎたときは油を入れて調節できる
フライパンの温度は200度を越えると、今度は食材が焦げます。
低すぎてもダメだし、高温すぎてもダメとはなかなか難しい。
中華料理の料理人をイメージしてください。フライパンにやたら油を足しますよね。ちゃんと意味があります。
フライパンに油を回しいれることを「回し油」といいます。回し油をすることで、中華鍋の表面温度を100度~190度になるように調節しているのですね。
温度調整もしつつ、食材をくっつかないようにしています。一石二鳥だと思いませんか。でも油を入れすぎるとカロリーが上がるので注意してくださいね。
魚料理のときフライパンにくっつかない方法
焼き魚をするとよく、皮がフライパンにくっついて「あ~!おいしいところが・・・」なんてことはありませんか?
見た目も悪くなるし、焦げついたらなかなか取れなので避けたいですよね。
私が1番残念だったのが、ししゃもを焼いたときです。皮がフライパンについて、ししゃものたまごが出てきてしまって見た目がめちゃくちゃ残念なことに。トホホ・・・。
フライパンのテフロン加工などがとれかけているフライパンを使うと特に起こりやすいです。
くっつく理由は、肉や魚などの動物性のたんぱく質が50度以上になると熱凝着(ねつぎょうちゃく)という状態になるため。
では、魚料理でくっつかない方法をご紹介しますね。
焼き魚の場合
焼き魚の場合、フライパンにくっつかない方法でについてです。
1.アルミホイルを使う
アルミホイルでもフライパン用のアルミホイルを使いましょう。
普通のアルミホイルを使うときは、クシャクシャっとしわをつけ油をうすめにひきます。
↓
魚を置いて加熱。火力が強くなりすぎないように注意してください。
↓
ふたをして蒸し焼きにします。
↓
魚をひっくり返して同じように焼きます。
2.クッキングシートを敷く
こちらの方法も、アルミホイルを使うのと同じくらいカンタンです。
注意点は、直接火に触れさせないようにしてください。フライパンの大きさに合わせてハサミでカットして使いましょう。
3.魚の表面に酢を塗る
魚に酢なんて塗って味がおかしくならないの?
と思われるかもしれませんが、焼くうちに酸味は飛ぶので大丈夫ですよ~。ただし、魚の身がかたくなるので塗りすぎには注意してください。
煮魚の場合
私もよくフライパンで煮魚をつくります。わざわざ鍋で作りません。
煮魚のポイントは、煮汁を煮立たせてから魚をフライパンに入れることです。そして煮詰め過ぎないことですね~。
肉料理のときフライパンにくっつかない方法
低温調理が肉料理にはいいと言われていますが徐々に温度を上げていく調理法のため80度になるときにフライパンに焦げついてしまいます。
肉は焼く前に常温に戻してから調理しましょう。
常温に戻す間に水分が出てきたときはキッチンペーパーでふき取っておきます。
そもそも料理のときにくっつかない方法
フライパン料理で焦げつきたくないときは、蒸し料理がおすすめです。フライパンで蒸し料理はカンタンにできますよ~。
やさい→きのこ→肉の順に置き、水を入れてふたをして10分程蒸します。
うちではキャベツ→もやし→しめじやえのき→豚肉などで作りますね。ポン酢で食べるとヘルシーですし、カンタンなのでおすすめです。
フライパンが焦げたときの対処方法
フライパンが焦げついたときにやりがちですが、冷たい水をかけてフライパンを冷やしてしまうのはやめてください。
フライパンのコーティングがはがれる原因になるため。
フライパンは冷ましてから洗うようにしましょう。
中性洗剤とやわらかいスポンジで大体落ちます。
洗う時間を短縮したいときは、冷ましてからお湯で洗いましょう。
洗ったあとのフライパンの水滴は、ふきんなどでふき取りましょうね。
がんこな焦げつきには、フライパンに水を入れて沸騰させてみましょう。スルッと焦げが落ちやすいですし、テフロン加工へのダメージがありません。
さらにがんこな焦げつきには、グッズを使うのもいいですね。
フライパンの選び方!おすすめのフライパンを3つ紹介
フライパンってたくさん種類がありますよね~。
ホームセンターの調理器具のコーナーなどに行くとフライパンが何種類も置いてあります。
どのフライパンにしようか迷いますよね。おすすめのフライパンを3選で紹介します。
①コーティングされたアルミ製のフライパン
コーティングされたアルミ製のフライパン・・・お値段も安いし、手入れが面倒なズボラさんでも使いやすいです。
②鉄製のフライパン
鉄製のフライパン・・・肉料理に適したフライパンです。
厚みがあるので熱伝導がよく、温度を下げにくいのが特徴。使いこなせたら一生ものと言われています。
③セラミック加工のフライパン
セラミック加工のフライパン・・・魚に適したフライパンです。硬度が高くて、耐熱性が高いのが特徴。
まとめ
フライパンに焦げがつきにくい方法は温度がポイントでした。
科学の部分もありましたね~。テフロン加工でも鉄製のフライパンでも、温度や油をうまく使って長く使っていただけたらと思います。
ついやりがちな、熱くなったフライパンにすぐに冷水をかけてしまうのはタブーでしたね。気をつけていきましょう。
あなたの日々の料理のご参考になれば幸いです。