昔からあって、安くて買える甘いものの定番といえばラムネ菓子ですよね。
食べやすい事から、小さい子どもからは人気で、ついつい買い込んでしまう子どももいるかもしれません。ですが、ラムネ菓子を食べ過ぎると、色々と将来後悔してしまう可能性があります。
なので今回は、ラムネ菓子を食べすぎるとどうなってしまうのかについて紹介します。
ラムネ菓子の4つの効果とは?
一見ラムネ菓子は、ただのおやつにしかみえないと思いますが、意外と知らない良い効果があります。
例えば、脳を働かせる効果があるなど、嬉しい効果もあったりします。それを期待して、よくラムネを持ち歩いて食べる人も多いでしょう。
なのでまずは、ラムネ菓子に含まれた4つの効果について紹介します。
①勉強など集中力アップ
ラムネ菓子の効果1つめは、集中力アップです。
恐らくこの効果については、なんとなく聞いた事のある人もいると思います。
ラムネにはブドウ糖が多く含まれていて、このブドウ糖が脳に対して働きかける事で色んな効果が得られるんです。その得られる効果の1つとして、集中力アップという効果があります。
実際、勉強中などに軽くラムネ菓子を食べると、なんとなく集中できたという人も少なくありません。
なぜかというと、ブドウ糖はエネルギーに変わる時間がかなり早い事が理由となっています。ブドウ糖は脳を働かすために必要なもので、さらには吸収の速さがかなり速いです。
つまりすぐエネルギーとなる事で、脳をより活発に動かしてくれるんです。
その効果の1つとして、集中力アップがあるわけですが、よく考えるととてもすごい効果ともいえます。
②記憶力アップ
ラムネ菓子の効果2つめは、記憶力アップです。
ラムネ菓子に含まれるブドウ糖は集中力アップに期待できますが、効果はそれだけではありません。実は、記憶力に関しても底上げをしてくれる効果も持っているんです。
脳が何かを記憶するには、固定化という記憶を維持させる段階を踏まなければいけません。この固定化に関して、実際ラットを用いた研究があって、ブドウ糖は固定化に強く効果が出たそうです。
そのため、記憶力をあげるにはブドウ糖が必須という事が結論づけられています。
ラムネ菓子はブドウ糖の塊なので、他のブドウ糖を含むものより、早く体内に吸収されます。また最近は、集中力や記憶力アップのために、薬局などでブドウ糖飴が販売されています。
ですが市場にあまり出回っていないため、入手するのは中々困難だったりします。ラムネ菓子はブドウ糖飴とほぼ同じ効果があるので、簡単かつ安く買える事ができます。
そう考えると、わざわざブドウ糖飴を買わなくても、ラムネで代用できるというわけです。
③疲労回復
ラムネ菓子の効能3つめは、疲労回復効果です。
ブドウ糖は脳を動かすエネルギーでもありますが、もちろん肉体にも作用があります。
エネルギーになるという事は、身体を動かす事の資本です。そのため、ブドウ糖の摂取は脳の稼働だけではなく、肉体自身の稼働にもなるのです。
なのでブドウ糖を多く含んだラムネ菓子は、疲労回復効果も期待できます。
④ダイエットにも効果的
ラムネ菓子の効果4つめは、ダイエット効果です。
ブドウ糖は、記憶力や集中力アップだけに効果があるわけではありません。
実はブドウ糖は、満腹感を得られる効果もあります。その他にも、ラムネ菓子自体、他の糖類を含んだお菓子よりカロリーが低いという事も関係しています。
意外かもしれませんが、これらの効果があってダイエット効果もあるといわれています。ですがあくまで、これは食べすぎではない事が前提です。
ブドウ糖はエネルギーになる、他のお菓子より糖分が少ないといっても、全く無害なわけではありません。
なので、食べすぎにもデメリットがある事は次項で紹介します。
ラムネ菓子を食べ過ぎると危険?4つ紹介
意外とラムネ菓子は、集中力や記憶力アップなど、色々と嬉しい効果が含まれている事はよく分かったと思います。
ですがそれと同じく、ラムネ菓子を食べすぎる事で起こる危険もあるんです。続いて、ラムネ菓子を食べすぎる事で起きてしまう危険について紹介します。
①依存症になる
ラムネ菓子の食べすぎによるデメリット1つめは、依存症になる可能性です。
実はラムネ菓子に含まれる成分は、ブドウ糖と果糖の2種類があります。そのうち片方の果糖を摂取しすぎると、依存状態に陥る事が多いんです。
果糖を摂取すると、快楽を与えるドーパミンを促進してしまいます。それだけでなく、脳内麻薬といわれるエンドルフィンという物質も分泌されるので、依存性は2倍になります。
これらを考えると、食べすぎたらとんでもない事になりそうな気がしますよね。他にも、砂糖依存症などのような症状も出てしまうので注意が必要です。
②下痢になる
ラムネ菓子の食べすぎによるデメリット2つめは、下痢です。
ラムネ菓子には、還元パラチノースという成分が含まれている事が多いです。この還元パラチノースという成分は、大量に摂取しすぎると下痢を起こす可能性があります。
そのため、ラムネ菓子の食べすぎで下痢を起こす事も少なくはありません。
③虫歯になる
ラムネ菓子の食べすぎによるデメリット3つめは、虫歯です。
これは、誰もが薄々感じているデメリットですよね。特にこの虫歯になるデメリットは、大人よりも子どもが気をつけなければいけません。
なぜかというと、子どもの歯が柔らかい事が原因だといわれています。
歯が柔らかいと溶けやすく、何より虫歯の原因を作りやすくなるんです。なので、大人だけでなく子どもに対してもラムネの食べすぎはよくないといえます。
④太る
ラムネ菓子の食べすぎによるデメリット4つめは、太る事です。
これも虫歯と同じで、誰もが予測できるデメリットの1つですよね。
ブドウ糖は普通の砂糖よりもカロリーは低いのですが、あるデメリットを抱えています。そのデメリットというのが、摂りすぎると中性脂肪に変わってしまう事です。
というのも、エネルギーに変わるものは徐々に摂っていかなければなりません。ですが一気に摂取しすぎると、エネルギーを消費できず、脂肪として体内に溜まっていくんです。
それだけでなく、果糖も普通の砂糖よりカロリーは低いですが、摂り過ぎれば砂糖と同じです。
なので、ラムネ菓子の食べすぎは砂糖と脂肪を身体に溜めてしまう事を覚えておきましょう。
1日にラムネを食べる適量とは?どれぐらいがよいの?
ラムネ菓子は記憶力や集中力アップに効果的ですが、そのぶん砂糖依存症などの危険とも隣り合わせです。
だからこそ、大人だけでなく特に子どもには食べすぎる事を注意が必要です。しかし、1日に食べていいラムネ菓子の量とは一体どのくらいなのでしょうか?
最後に、1日に食べていいラムネの適量について紹介します。
1回に10個程度
まず1日の摂取量の前に、1回食べるときはどの程度がいいか紹介しておきます。
ラムネ菓子を食べるとき、1回に10個程度が妥当といえます。これは森永のラムネで考えた基準ですが、森永のラムネは1個で糖質は26.2gでカロリーは108kcalです。
それを10個ぶんと考えると、糖質は260g程度になります。
この糖質260gは、日本人が1日摂っておくべき糖質の量と同じです。しかしブドウ糖と普通の砂糖は違うので、あくまで目安程度です。
ただ冷静に考えると、ラムネ菓子を1回に食べる量を10個にしてみても、なんだか多いように感じられますね。
なので、せめて1回分の量は5~10個程度に留めておきましょう。
消費できても1日1瓶
先程紹介しましたが、ラムネ菓子を1回食べる際の限界量は10個程度が目安です。
ちなみに1日でどのくらいが目安かというと、大体1瓶程度が妥当だといわれています。森永のラムネは1瓶に42個入っているので、1日に4回は食べられます。
ちょうど良い量ともいえますし、もちろん1日で全部食べきれなくとも構いません。ブドウ糖は砂糖よりカロリーは低めですが、それでも1日の糖質摂取量をオーバーする可能性があります。
なので、食べたとしても1日に1瓶がちょうどいいでしょう。
まとめ
今回は、ラムネ菓子を食べすぎるとどうなるかについて紹介しましたが、参考になったでしょうか?
ラムネ菓子は、集中力や記憶力アップには最適なおやつです。しかし食べすぎれば、相応のデメリットがある事も事実です。
なので食べるときは、1回の量を少なくし、食べたとしても1日1瓶を目安にしましょう。ついラムネ菓子を食べすぎてしまう人は、ぜひとも今回紹介した内容を参考にしてみてくださいね。