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ハンバーグのナツメグ量!入れすぎには注意が必要な2つの理由を解説

ハンバーグのナツメグ量!入れすぎには注意
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ハンバーグを作る上で、ナツメグは欠かせないものですよね。

ですがナツメグを入れる際、どれぐらいの量を入れればいいのか悩むことも多いと思います。なにより、ナツメグの入れすぎは体に悪いといわれています。

なので今回は、ハンバーグにナツメグをどれだけの量をいれるのかについて紹介します。

 

ハンバーグにナツメグを入れる2つの理由とは?

そもそも、なぜハンバーグにナツメグを入れるのでしょうか?

なんとなく入れている人もいますが、実はハンバーグにナツメグを入れるのにはある理由があるんです。では一体、その理由とはなんなのでしょうか?

まずは、ハンバーグにナツメグを入れる理由について紹介します。

 

①肉の臭みを消してくれる

ハンバーグにナツメグを入れる理由1つめは、肉の臭みを消してくれるからです。

ナツメグには、肉の臭みを消してくれる効果があります。そのため、ナツメグを入れるかどうかだけで、ハンバーグの仕上がりというものが違ってくるんです。

実際、ハンバーグにナツメグを入れなかった場合、どこか生臭いにおいがしてしまいます。なので、ハンバーグをよりよくするためには、ナツメグは欠かせません。

 

②玉ねぎの甘みを出してくれる

ハンバーグにナツメグを入れる理由2つめは、玉ねぎの甘みを出してくれるからです。

ナツメグは肉の臭みを消すだけでなく、玉ねぎの甘みを出す効果もあります。玉ねぎが甘くなると、食べたときに風味が濃くなり、肉のバラバラ感も防げます。

そのため、より本格的で上品なハンバーグに仕上がりやすくなるのです。

ナツメグの代用品は多くありますが、やはりできるならナツメグを入れたほうが美味しく仕上がります。

 

ハンバーグのナツメグ量!入れすぎには注意

ダメ

ナツメグはハンバーグを作る上で、とても大切な効果をもたらしてくれます。

ですが、ナツメグを入れすぎた場合、体に悪影響を及ぼしてしまうことがあるんです。実際、ナツメグの量を誤り、体調を崩した人も少なくありません。

続いて、ハンバーグに入れるナツメグの量について紹介します。

 

注意が必要なナツメグの量とは?

ナツメグの量は、推奨されているのは5g未満です。

5gを越えてしまうと、体に様々な悪影響がでてしまいます。ナツメグを5g以上摂取すると、中毒症状を起こし、特に神経系の症状を起こしやすくなってしまうんです。

ですが、そもそもナツメグというのは元々少量の小瓶で売られています。一瓶のナツメグの量が8g前後のも多いので、それから考えると5gは入れすぎです。

なので、間違っても一気にナツメグを消費しないようにしましょう。

 

ナツメグを入れすぎるとどうなるのか

ナツメグを入れすぎるとどうなるのかというと、以下のような症状が出ます。

呼吸系の症状が多く、呼吸が不規則になったり苦しくなることがあります。他にも、循環器系に悪影響が及んだり、嘔吐や口腔内乾燥などを起こすこともあるんです。

循環器系の症状の場合、ショックや低血圧や頻脈を起こすので大変危険です。

また、ナツメグを摂取して、1時間から8時間で中毒症状が起きるので、比較的早いともいえますよね。なので、ナツメグは絶対に5g以上は摂取しないようにしましょう。

 

ナツメグが危険な2つの理由とは?

ナツメグの適量については、よくわかったと思います。

ですがなぜ、ナツメグの量を入れすぎると体に悪影響が出るのでしょうか?

それは、ナツメグの成分が関係しています。続いて、ナツメグの成分と危険な理由について紹介します。

 

①ナツメグの成分

ナツメグが危険だといわれているのは、ナツメグに含まれている成分が原因です。

ナツメグには「ミリスチン」と「エレミシン」が含まれています。

この2つの成分は、主に中毒症状を起こす原因といわれているんです。そのため、限界量を超えるとこの2つの成分による中毒症状を起こしてしまうというわけです。

中毒を起こすのは、この「ミリスチン」と「エレミシン」が体内で分解される過程のときに起きるといわれています。

つまり、1~8時間で分解され、そこから循環器系や呼吸器系に悪影響が出るのです。

 

②適量であれば問題ない

ナツメグの摂取量を誤るのは、大変危険ですが適量であれば問題はありません。

むしろ体に良い影響をもたらすので、一概にナツメグは危険だとはいいにくいです。ただ先ほども紹介しましたが、5gとはかなり多い量です。

なのでナツメグを入れる際は、あまり瓶を傾けたり執拗に振らないほうがいいでしょう。

適量の場合、どんな良い効果をもたらすのかについては次項で詳しく紹介します。

 

ナツメグは適量なら効果的

ナツメグの量を多くしてしまうと、様々な危険があります。

しかし適量であれば、体に良い効果をもたらしてくれるんです。では一体、どのような効果をもたらしてくれるのでしょうか?

続いて、ナツメグの適量がもたらす良い効果について紹介します。

 

ナツメグの効果

ナツメグには、大きく分けて3つの効果が含まれています。

1つめは、オイゲノールによる抗菌作用です。

このオイゲノールは、口臭予防などに効果があります。オイゲノールの抗菌効果で、口臭の元となる菌の増殖を抑えるので、口臭効果に期待できるのです。

他にもオイゲノールは鎮痛作用も期待できるので、関節痛や歯痛の鎮痛剤として利用されています。

2つめは、ピネンによるリラックス効果と胃腸の保護です。

ナツメグの匂いにより、リラックス効果が期待され、さらには胃腸の保護もしてくれます。それにより、消化促進や血行促進などにも期待できます。

3つめは、ミリスチンによる神経経路の活性化と食欲増進です。

確かにナツメグは適量でないと、中毒症状を起こします。ですが適量であれば、神経経路を活性化させて認知症などの予防をしてくれるんです。

他にも胃腸を活発にさせて、食欲増進などの働きをもたらしてくれます。

 

ナツメグは健康に良い

今紹介したものだけでも、ナツメグが体にもたらす良い効果はたくさんあります。

そのため、量をしっかり調整すれば健康を維持することができる便利なものになるんです。先ほど紹介していますが、ナツメグの限界量は5gまでです。

5g以上になると中毒症状を起こすので、ハンバーグに入れる際は事前に測っておくといいでしょう。

 

ハンバーグに入れるナツメグの適量を解説

今まで、ナツメグの適量や良い効果や悪影響について紹介してきましたよね。

それらを知るのもいいですが、そもそもハンバーグに入れるナツメグの適量が気になると思います。

続いて、ハンバーグに入れるナツメグの適量について紹介します。

 

ひき肉100gに対しての場合

ナツメグの適量は、ひき肉100gに対しての場合だと0.15~0.2gが適量です。

ナツメグの量については、売っているものによって違います。そのため、ナツメグの量を小さじ1杯のとき1.7gにした場合で解説していきます。

小さじ1杯が1.7gだとして、ひき肉200gに必要な量は小さじ4分の1程度になります。こういった計算をしなければならないので、計量する際はわりとややこしいです。

 

測るのが面倒な場合

どれだけ必要なのかを紹介しましたが、1g以下のものを測るのは面倒ですよね。

しかも、ナツメグは商品によっては量なども違ってきます。なので次は、測るのが面倒な場合、どの目安で適量を測ればいいか紹介します。

ナツメグの一振りは、大体0.03g前後とされています。となると、0.4gぶんは12振りぐらいが適量ということになります。

ただこれはおおざっぱな計算なので、総合的に考えると6振りから10振り程度が適量といえるでしょう。

 

ナツメグの賞味期限

ナツメグも調味料の一種なので、もちろん賞味期限があります。

一見長持ちしそうですが、正直予想ができませんよね。またナツメグを放置しすぎると、一体どうなってしまうのでしょうか?

最後に、ナツメグの賞味期限について紹介します。

 

ナツメグの賞味期限は1年

ナツメグの賞味期限は、約1年だといわれています。

ただこの賞味期限は、しっかりと保存されていた場合です。ナツメグを保存する上で大事なのは、空気が触れないようにすること、湿気の多い場所を避けることです。

他にも、直射日光に当てないようにしなければいけません。これらのことを守って、1年持つわけなので、守らないと賞味期限は1年以下となります。

特に、湿気や水分の多い場所はカビが生えてしまうので、注意が必要です。

 

放置しているとダニが湧くことも

ナツメグの賞味期限は大体1年ですが、しっかり保存しても1年持つ保証はありません。

というのも、ダニが湧く可能性があるからです。それだけでなく、湿気や水分の多い場所においてしまうと、カビが生える可能性があります。

なのでこれらのことを考えると、ナツメグを買うとしたら最初から少量でいいということです。

あまり量の多いものを買うと、後々使いきれず困ってしまいます。

 

まとめ

今回は、ハンバーグにどれだけナツメグを入れればいいのか紹介しましたが、参考になったでしょうか?

やはりハンバーグを作る上で、ナツメグは欠かせません。ですが5g以上摂取してしまうと、中毒症状を起こしてしまいます。

これとは逆に、適量であればむしろ健康にいい面もあります。

もし、ハンバーグを作るときナツメグの量に困ったら、ぜひとも今回紹介した内容を参考にしてみてくださいね。

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