人生で1度は車に乗っている最中に、タイヤがパンクしたなんてことが起きた人もいると思います。
当然、タイヤがパンクしたら焦りますし、そもそもパンクしたまま走行できるかも不安です。では、パンクしたまま車を走行した場合はどうなってしまうのでしょうか?
今回は、車をパンクしたまま走行したらどうなるかについて紹介します。
目次
パンクしたまま車って走行したらどうなる?
そもそも、車のタイヤがパンクした場合、車は走れるのでしょうか?
急に止まってしまったり、走行できなくなったら周囲に迷惑がかかってしまいますよね。
まずは、パンクしたまま車は走行できるのか、走行したらどうなるのかについて紹介します。
パンクしたままでも少しなら走れる
実は、車のタイヤが走行中にパンクしても、少しだけならば走ることができます。
どれくらい走れるのかは後で紹介しますが、車の場合は自転車と少し違うんです。というのも、自転車と車の構造というものはかなり違います。
そのため、車にも万が一なにかあったときのために色々と設計されているんです。こういったことから、パンクしたままでも車の場合は少しなら走ることができます。
中にはパンクしたのに気づかずに走ってしまうこともある
普段、車をパンクしたまま走行することなんて、あまりないですよね。
しかし実は、私たちが気づいていないだけでタイヤがパンクしたのに走ってしまっていることがあるんです。
タイヤに釘などが刺さったときも、すぐにタイヤがパンクするわけではありません。刺さった状態で走行することで、タイヤに負担がかかってしまうことで状態が悪化します。
そのため、気づかずタイヤがパンクしたまま走行することも少なくはないんです。また中には、タイヤがパンクしたのを知ったまま走ってしまう人もいます。
パンクしたままどのくらい走れる?
万が一車のタイヤがパンクしても、走行することはできます。
ですが、自転車もそこまでもたないわけですから、車もそう持たないイメージがあると思います。実は、私たちが思っている以上に、車の場合は話が違ってくるんです。
続いて、車のタイヤがパンクした場合、どれくらい走れるのかについて紹介します。
数キロは走れる
では、タイヤがパンクした場合、一体どのくらい走ることができるのでしょうか?
場合によりますが、5キロほど走ることができるそうです。中には、10キロ以上走った例もあり、走行距離に関わらず何時間も耐えることも少なくありません。
数キロ走れてしまうのも理由がありますが、自転車と違ってかなり勝手が違います。
パンクしても走れる理由
なぜ車の場合はタイヤがパンクしたまま走行できるのかというと、構造に理由があるんです。
自転車の場合、タイヤは二輪でそもそも乗っているだけで、かなりタイヤに負荷がかかります。しかし車の場合は、タイヤが四輪という構造になっています。
前後に二輪ずつタイヤがあるので、自転車と違い、タイヤ一輪ぶんの負担はそこまでありません。
他にも、車は万が一のことを備えて、タイヤがパンクしても車が少しは動くようにあらかじめ設計されています。
内部にいろんなパーツが組み込まれているので、自転車と違い、パンクしても問題はないのです。
パンクしたまま走ると車に悪影響で危険!
車の場合、パンクしたからといってすぐに走れなくなるわけではありません。
ですが、パンクしたまま走って何も起きないというわけでもないんです。当然ですが、タイヤがパンクしたまま走ると車にも悪影響がでます。
続いて、車のタイヤがパンクしたまま走行するとどんな悪影響がでるのかについて紹介します。
自動車が壊れる可能性がある
結論から言うと、パンクしたまま走行すると自動車が壊れる可能性があります。
まずタイヤがパンクすると、車体が低くなるので、車体の床下に物をぶつけやすくなります。
車体の床下に物をぶつけていると、自動車の故障につながることも少なくありません。他にも、車のタイヤがパンクするとホイールに負担がかかります。
そうなってしまうと、自動車だけでなくホイール自体の交換も必要になります。
自然発火する可能性も
車のタイヤがパンクすると、ホイールだけに影響が出るわけではありません。
もちろん、タイヤや車内部のパーツのゆがみなどにも繋がります。その中でも1番恐ろしいのが、車の自然発火です。
タイヤがパンクしたまま走行すると、通常よりもかなりの負担がタイヤにかかります。そこで熱が発生し、発火してしまうということもあるんです。
またタイヤの片がマフラーに付着することで、火花が発生し、引火というのも少なくありません。
スペアタイヤを使うときの注意点
もし車が走行中パンクした場合、予備としてスペアタイヤを使うことができます。
そのため、最近ではスペアタイヤを使う人も増えています。しかし、スペアタイヤを使うときはいくつかの注意点があるんです。
続いて、スペアタイヤを使うときの注意点について紹介します。
スペアタイヤの空気圧を運転前に確認
実はスペアタイヤを使おうとしたとき、空気が抜けていることは多いです。
そのため、スペアタイヤの空気圧はしっかりと事前に確認しておかなければいけません。スペアタイヤは普段使わないため、そのぶん空気が入っているかは見逃しがちです。
スペアタイヤを使うなら、万が一のことを考えて定期的に空気圧を確認しましょう。
もし空気が抜けている場合は、すぐにガソリンスタンドで空気をいれるなどの対処が必要です。
装着方法をしっかり覚える
スペアタイヤの空気圧の確認は、たしかに大切なことです。
ですがそれよりも注意しなければいけないのが、しっかりと正しく装着できているかどうかなんです。
たまに、スペアタイヤの装着方法を間違えている人がいて、それでまた別の問題を起こすことも少なくありません。
なので当然ですが、スペアタイヤを使うならば装着方法もしっかり覚えておきましょう。
そもそもタイヤがパンクして走行するのは危険
そもそもですが、タイヤがパンクしたまま走行するのは大変危険です。
ですが、突然タイヤがパンクした場合、一体どう対処をすればいいのでしょうか?
またタイヤがパンクしたまま走行した場合、罰則に触れるかも不安ですよね。続いて、タイヤがパンクしたまま走行したときの注意点について紹介します。
パンクしたらガソリンスタンドへ
車のタイヤがパンクした場合は、真っ先にガソリンスタンドへと行きましょう。
ガソリンスタンドであれば、タイヤの修理が可能です。他にも、カー用品店やディーラーでも修理はできます。
ただ見つけやすさでいえば、圧倒的にガソリンスタンドの方が見つけやすいです。また料金や、修理時間なども気になりますよね。
これはカー用品店やガソリンスタンドにもよりますが、大体15分以上はかかります。
料金も1500円あたりが相場で、場所によってはこれよりも高いところもあります。
違反行為になる可能性も
車の場合、タイヤがパンクしたまま走行は可能です。
そのため、パンクしてしまっても「少しだけなら…」と走ってしまいがちな人もいます。しかしそれは、交通違反に触れてしまう可能性があります。
そもそもの話ですが、タイヤがパンクしたまま走行することは基本認められていません。ただパンクは急に起きるので、少しの距離であれば可能であるというだけです。
なので、意図的にタイヤがパンクしたまま走行した場合は罰則に触れるので注意しましょう。
そもそもタイヤがパンクする原因とは?
今まで、タイヤがパンクしたまま走行したときのことについて紹介しています。
では、そもそもタイヤがパンクする原因とは、どんなものがあるのでしょうか?
その原因の多くは、なんと私たちの身近に潜んでいるんです。最後に、タイヤがパンクする原因について紹介します。
釘が刺さった
タイヤがパンクする原因1つめは、タイヤに釘が刺さったからです。
釘やガラス片などがタイヤに刺さり起こすパンクは、そうめずらしくはありません。車のタイヤがパンクする理由の半数が、この異物がタイヤに刺さることで起きています。
正直、この原因に対して練れる対策はほぼ少ないといってもいいぐらいです。少し固めなタイヤを選んだり、工事現場などの近くに寄らないようにするしか対策はできません。
石に乗り上げた
タイヤがパンクする原因2つめは、石に乗り上げてしまったからです。
異物が刺さる他にも、タイヤを石に乗り上げたことでタイヤがパンクすることもよくあります。
しかもこの場合は、タイヤがパンクしたことに気づかないことが多いです。なので、タイヤを石に乗り上げてしまったときは、必ずタイヤがパンクしていないか確認しましょう。
空気圧の低い状態で高速走行する
タイヤがパンクする原因3つめは、空気圧の低い状態で高速走行したからです。
タイヤに異物が刺さることでも、空気圧が下がることはあります。しかしその他にも、ビードの破損やバルブの劣化でも空気圧の低下というのは起こってしまうんです。
そのまま高速走行してしまうと、タイヤ自体が耐えきれなくなってしまいます。なので、空気圧の低い状態で高速走行するのは絶対に避けましょう。
まとめ
今回は、車のタイヤがパンクしたまま走行するとどうなるのか紹介しましたが、参考になったでしょうか?
車のタイヤがパンクしたまま走行することは、できないわけではありません。
ですが、非常に危険な行為です。万が一タイヤがパンクしてしまったら、まずはガソリンスタンドなどで修理してもらいましょう。
もし、車のタイヤがパンクして悩んでいる方は、ぜひとも今回紹介した内容を参考にしてみてくださいね。