似ている果物は多いですが、中でも白ぶどうとマスカットの違いは分かりにくいです。
味が違うのか、それとも品種が違うのか気になりますよね。
では、白ぶとうとマスカットにはどんな違いがあるのでしょうか?
今回は、白ぶどうとマスカットの違いについて紹介します。
「白ぶどう」とは?特徴や効能について
そもそも、白ぶどうがどんな果物かよく分からない人も多いと思います。
どんな栄養があって、どんな効能があるのかもマスカットとの違いになります。
では、白ぶどうにはどんな特徴があるのでしょうか?
まずは、白ぶどうの特徴や効能について紹介します。
特徴
白ぶどうの特徴は、成熟しても見た目が変わりません。
白ぶどうはいくら成熟しても、皮の色も実の色にも変化はないんです。
最初から緑色の皮で、実も白いままです。
また、白ぶどうは様々な種類があり、種類によって収穫時期が変わってきます。
旬は9~10月の間で、他のぶどうと比べるとすっきりとした味わいなのも特徴です。
白ぶどうは白ワインに使われることも多く、そのためか香り高い特徴もあります。
栄養や効能
白ぶどうには、ポリフェノール、アントシアニン、ビタミン類や鉄分が含まれています。
ポリフェノールは、美肌効果や老化防止に役立ちます。
アントシアニンは網膜や視神経、毛様体の血流を促し、目の疲れを解消します。
ビタミンは風邪予防の他にも、疲労回復などの効果もあります。
鉄分は貧血を改善し、ヘモグロビンの合成を助けます。
他にも、白ぶどうには糖類も含んでいるので疲労回復にも期待できます。
マスカットとは?
白ぶどうの特徴を紹介しましたが、一方でマスカットにはどんな栄養があるのでしょうか?
また、白ぶどうと違う面はあるのかも気になりますよね。
続いて、マスカットの特徴や効能について紹介します。
特徴
マスカットの特徴は、最も栽培化されたぶどう品種であることです。
特に「マスカット・オブ・アレキサンドリア」が有名で、日本ではマスカットと呼ばれています。
高級ぶどうとして扱われていて、岡山県で栽培されていることが多いです。
また、南アフリカなどではワインなどの加工食品の原料に使われています。
栄養や効能
マスカットには、ブドウ糖、レスベラトロール、OPC、カリウムなどが含まれています。
ブドウ糖は糖分の一種で、疲労回復や集中力アップに効果があります。
レスベラトロールは、アンチエイジングの他にもメタボ予防の栄養素として有名です。
OPCは、マスカットの皮や種子に含まれています。
そして、ポリフェノールの一種であるOPCには抗酸化作用があります。
カリウムは、むくみ解消に効果的なミネラルとして有名です。
白ぶどうとマスカットの違いとは?実は同じ?
今まで、白ぶどうとマスカットの特徴や栄養について紹介しています。
では、白ぶどうとマスカットには一体どんな違いがあるのでしょうか?
続いて、白ぶどうとマスカットの違いについて紹介します。
果皮の色の違い
白ぶどうとマスカットの果皮と色は、ほぼ同じです。
というのも、マスカットが白ぶどうの一部だからです。
基本的に白色のぶどうは、白ぶどうと呼ばれています。
その白ぶどうの中の品種に、マスカットが存在するのです。
香りの違い
実は、白ぶどうとマスカットを分けているのは香りが大きく関係しています。
白ぶどうには「マスカット香」、「フォクシー香」、「香りなし」の3つの種類があります。
その中でも、「マスカット香」がするものをマスカットと呼んでいます。
白ぶどうと赤ぶどうの違いとは?
白ぶどうはマスカットだけでなく、赤ぶとうとも見た目が似ていますよね。
名前もそう変わりませんが、一体どんな違いがあるのでしょうか?
続いて、白ぶどうと赤ぶどうの違いについて紹介します。
栄養成分の違い
白ぶどうと赤ぶどうの違いには、栄養成分の違いがあります。
赤ぶどうの皮にはアントシアニンが含まれており、目の疲れを解消します。
ちなみに、黒ぶどうにもアントシアニンは含まれています。
一説によると、白ぶどうにもアントシアニンは含まれていますが、違いは栄養より皮や風味が重要です。
風味の違い
白ぶどうと赤ぶどうの決定的な違いは、風味の違いです。
白ぶどうは適度な酸味があり、すっきりとした味わいです。
一方、赤ぶどうは酸味が少なくて甘味の味わいが強いのが特徴といわれています。
なので、ぶどうの甘味を味わいたいなら赤ぶどうをおすすめします。
白ぶどうの種類
白ぶどうに似ている果物は、意外と多いです。
そのため種類も多いといわれていますが、一体どのような種類があるのでしょうか?
最後に、白ぶどうの種類について紹介します。
生食用白ぶどう
白ぶどうの種類1つめは、生食用白ぶどうです。
これは名前の通りで、そのまま食べることができる白ぶどうのことです。
生食用白ぶどうにも、色んな名称があります。
有名なのが、シャインマスカット、翠峰、ナイアガラ、マスカット・オブ・アレキサンドリアです。
これらも種類によって味や食感の違いがありますが、食べられるという共通点があります。
ワイン用白ぶどう
白ぶどうの種類2つめは、ワイン用白ぶどうです。
ワイン用白ぶどうは、生食用白ぶどうと違ってそのまま食べることができません。
ワイン用白ぶどうで有名なのが、シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブランです。
他にも、シュナン・ブラン、リースリング、セミヨン、ミュスカなどもあります。
まとめ
今回は、白ぶどうとマスカットの違いについて紹介しましたが、参考になったでしょうか?
マスカットは白ぶどうの一種で、香りが違ってきます。
ただ品種によっては甘さが違うので、気になった方は1度実際に食べてみることをおすすめします。