コンビニなどでおにぎりを買うとき、梅干しのおにぎりを買う人は多いと思います。
中には、少し温かいふっくらとした食感にしたいため、電子レンジで温める人も少なくはないそうです。
ですが、電子レンジで梅干しを温めると爆発する事があるといわれています。
今回は、本当に梅干しを電子レンジで温めると爆発するのかについて紹介します。
>>梅干しは何歳から食べれるの?赤ちゃんの梅干しデビューを解説
梅干しを電子レンジに入れると爆発するの?
少し前、あるテレビで焼き梅干しを作る際に、「電子レンジで作れる」という話が話題になった事があります。
それ以降、焼き梅干しを作るのに電子レンジを多用し始める人は増えたそうです。ですが中には、電子レンジで温めていた最中に爆発したという人も少なくはありません。
なのでまずは、なぜ電子レンジで梅干しを加熱すると爆発するのかについて紹介します。
梅干しに含まれる糖分が原因
梅干しを電子レンジで加熱したとき、爆発する主な原因は梅干しに含まれる糖分が原因です。
これは、糖分だけでなく電子レンジの構造も深く関係しています。
そもそも電子レンジは、食べ物の中に含まれている水分を温める事で加熱する事ができます。そうなると、水分が元々ない物は発火しやすく、また糖質を含む物も電子レンジと相性が悪いです。
糖質を多く含む物を電子レンジで加熱しすぎると、焦げやすくなるため、そこから発火に繋がってしまうのです。
そのため糖分を多く含む物や、水分が少ないものは電子レンジで加熱するときは注意が必要になります。
水分が不足する事で爆発する事も
先程少しだけ触れましたが、水分が少ない物を電子レンジで加熱すると、爆発する可能性は高いです。
よく、さんまを電子レンジで加熱するときは、長時間加熱してはいけないと聞きますよね。あれも、さんまの中にある臓器の水分がなくなる事で、内側から爆発するという仕組みなんです。
なので、水分量が少ない物は長時間加熱しない事は、当然の事ともいえます。ただ水分量が少ないものも、水を足したり、ラップをする事で爆発を防ぐ事はできます。
ラップで包み保温したり、水を足す事で水分量が極端に減らない工夫をすれば、爆発の可能性は一気に低くなります。
種で爆発する可能性もある
電子レンジで梅干しを加熱すると、爆発する原因は糖分だけではありません。
実は梅干しの種も、爆発する原因なのです。
そもそも梅干しは小さいため、電子レンジで加熱すると他の物より高温になりやすいです。そのため梅肉を伝わって、種にも熱を加えている状態になっています。
元々種に水分はほぼないので、加熱しすぎれば内側から破裂してしまう可能性はかなり高いです。なので、梅干しに含まれる水分や糖分だけでなく、種が原因で爆発する事も少なくありません。
梅干しの種類によって発火する?2種類紹介
梅干しは電子レンジで加熱する際、直で加熱しても、おにぎりのまま加熱しても、爆発する危険性は変わりません。
ですが、梅干しにもいくつかの種類がありますよね。なら、梅干しの種類によっては爆発しない可能性もあるのではと思う人もいると思います。
では梅干しの種類によっては、電子レンジで加熱した際、爆発しないのかについても紹介します。
①はちみつ漬けの梅干しは要注意
先程、電子レンジで爆発する危険性は、糖分を多く含んだ物に関係していると紹介したと思います。
そのため、はちみつ漬けのような糖分を多く含んだ梅干しを電子レンジで加熱するのは危険です。
他にも梅干しには、しそ漬け、塩漬けなどがありますが、塩分を多く含んだ方が爆発の可能性は低いです。そう考えると、塩漬けは比較的爆発する可能性は低いといえるでしょう。
しそ漬けも塩分は高いですが、しそが爆発を招く可能性もあります。なので、はちみつ漬けはなるべく電子レンジで加熱するのは避けましょう。
②カリカリ梅も危ない
梅干しは、はちみつ漬け、しそ漬け、塩漬けとありますが、後もう1つカリカリ梅がありますよね。
カリカリ梅がおにぎりに入っている事は滅多にないですが、一応カリカリ梅は大丈夫なのかについても説明します。
結論からいうと、カリカリ梅も電子レンジで加熱すると爆発する可能性は高いです。理由としては、やはり水分量の少なさと種の問題があるからです。
一見カリカリ梅は水分量が多いようにみえますが、割ってみると実際はそうではありません。また梅肉自体も堅いため、水分がなくなると、一気に爆発する可能性が高くなります。
なので、カリカリ梅も電子レンジで加熱するのは止めておきましょう。
カリカリ梅でダイエットできるのか?について詳しく解説してます。
>>カリカリ梅でダイエットできるの?1日の適量を分かりやすく解説
梅干しを電子レンジに入れても大丈夫な方法とは?
梅干しを電子レンジで加熱した際、梅干しに含まれる糖分の量によって爆発の危険性が変わります。
しかし、先程の焼き梅干しを作るときに爆発させないままきちんと作れたという事例はあります。では一体、どういった方法で電子レンジで加熱したのでしょうか?
最後に、梅干しを電子レンジに入れても大丈夫な方法について紹介します。
水を少しだけ入れて加熱
梅干しを安全に電子レンジで温める方法1つめは、水を少しだけ入れて加熱する事です。
電子レンジは、食べ物の中に含まれる水分を加熱する事で温める事ができます。そのため、水分量の少ないものは比較的爆発してしまう可能性は高いです。
なので、梅干しを電子レンジで温めるときには、少しだけ水を加えて加熱すると爆発しません。
先程紹介した糖分の問題もありますが、糖分に関しては長く加熱しなければ、あまり問題はないのです。
そこで重要視すべきなのは、温める時間と加熱するものの水分量がコツになります。方法は簡単で、小さな容器に梅干しを入れ、水を梅干しを濡らす程度の水を入れるだけです。
ただ保存していた期間の問題もあるので、ちょっとずつ加熱したり、よく電子レンジの様子を見る事も大事です。
加熱中は目を離さない事
梅干しを安全に電子レンジで温める方法2つめは、加熱中は電子レンジから目を離さない事です。
これは、物を温めているとき爆発させないようにするためには当然の事です。いくら水分量を多く含む物でも、加熱しすぎたら爆発する可能性はあります。
それだけでなく、ワット数の問題で予想もできない事態が起こる事も少なくありません。電子レンジはコンロのように直接火を使うわけではないので、なにかと目を離しがちです。
ですが、物を温めている最中に爆発する可能性も、絶対にないわけではありません。
なので、こういった梅干しを加熱する際などは、よく見張って様子を見る事が大切です。
まとめ
今回は、電子レンジで梅干しを温めたら爆発するのかについて紹介しましたが、参考になったでしょうか?
梅干しを電子レンジで加熱する際は、梅干しの種類や水の量が大事になってきます。逆にこれさえ守っていれば、爆発する危険性は一気に下がります。
梅のおにぎりを温めるとなると、少し難しいですが、たった10~20秒であれば問題はほぼないと思います。焼き梅干しを作るときも、ちょっと水を足して加熱すれば問題はありません。
もし梅干しを温めるときに困った人は、ぜひとも今回紹介した内容を参考にしてみてくださいね。