衣類をふんわりと仕上げてくれる柔軟剤。
今や柔軟剤は、洗濯には欠かせない存在のイメージがありますよね。
しかし、柔軟剤の匂いって案外、強烈なものも多いんですよね?・・・。
「ふんわり仕上げたくて柔軟剤を使ってるけど匂いは付けたくない・・・」
「お下がりで頂いた衣類の柔軟剤の匂いがキツイ・・・」
そんな方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、柔軟剤の匂いを消す方法について解説していきます!
さらに、柔軟剤を使わなくてもふわふわに仕上げる方法もご紹介していますので、ぜひ最後までご覧になってくださいね。
柔軟剤の匂い!4つのデメリットとは?
柔軟剤には様々な香りのものが売られていますよね。
お気に入りの香りにこだわって柔軟剤を選んでいる方も多いと思います。
しかし、香水と同じく、柔軟剤の匂いも「香害」と呼ばれ、迷惑に感じる人がいるのも確か。
そこで、まずは柔軟剤の匂いのデメリットについてご紹介します。
①吸水性が落ちる
柔軟剤を使うと、衣類がふわふわに仕上がりますよね。
これはなぜかと言うと、柔軟剤によって衣類の繊維がコーティングされ、繊維と繊維が絡まるのを防いでくれるからなんです。
これによって、花粉なども付きにくくなるんですよ。
しかし、繊維がコーティングされることによって吸水性は落ちてしまいます!
タオルなどの吸水性が落ちてしまうのは困りますよね・・・。
②肌トラブル
毎日しっかりとお肌のケアをしているのに、なかなか良くならない場合、柔軟剤に原因があるかもしれません。
柔軟剤には「陽イオン界面活性剤」という成分が多く含まれています。
この「陽イオン界面活性剤」は強い殺菌作用を持つため、肌への刺激も強いんです。
ですから、皮膚の弱い方が柔軟剤を使用すると肌荒れを起こすことが多くあるんですよ。
③頭痛やアレルギー
「柔軟剤で頭痛やアレルギー?」
と思われるかもしれませんが、柔軟剤や香水の匂いに苦しんでいる方は案外多いんですよ。
「香害」とも呼ばれ、強い香りによって頭痛やアレルギー症状、吐き気などが生じることもあるんです。
④洗濯機に柔軟剤が付着
柔軟剤のコーティング効果は衣類だけではなく、実は洗濯槽にも残ってしまうんですよ。
柔軟剤に含まれる界面活性剤は流されにくく、毎回使用することでカビの原因にも繋がってしまいます。
柔軟剤の匂いを消す5つの方法!
柔軟剤の匂いは、意外と身近なもので消すことができるんですよ。
今回は、柔軟剤の匂いを消す5つの方法をご紹介します!
①日干し
最も手軽な方法は、日干しすることです!
日光には殺菌効果もありますし、風通しの良い場所に干せばさらに効果が高まります。
風通しの良い場所で出来る限り日光に当てて干すようにしましょう。
②「セスキ炭酸ソーダ」×「クエン酸」
洗濯をしてもなかなか落とせない匂いには、「セスキ炭酸ソーダ」×「クエン酸」
がオススメです!
その方法はコチラ!
①バケツにセスキ炭酸ソーダを4さじ程入れ、水に溶かします。
②匂いを消したい衣類を半日以上、漬け込みます。
③衣類を軽く絞ったら今度は、クエン酸を4さじ程入れたバケツでさらに半日漬け込みます。
④その後、通常通り洗濯すればOKです!
出来れば、日干しで乾かすと良いですね。
セスキ炭酸ソーダのアルカリ性と、クエン酸の酸性のダブルの力で匂いを消すことができますよ♪
③酸素系漂白剤
色落ちが気になる方には、酸素系漂白剤がオススメです!
方法はコチラ!
①バケツに酸素系漂白剤を大さじ2入れ、お湯で溶かします。
②匂いを消したい衣類を入れ、半日ほど漬け込みます。
③しっかりと絞ったら、通常通り洗濯すればOK!
酸素系漂白剤では劇的な効果は得られにくいのですが、安価ですし、掃除用にストックがある方も多いと思いますので、試す価値はありますよ♪
ただし、作業中はしっかり換気をして、塩素系の製品と混ぜることは絶対にやめましょう。
④エタノール(アルコール)
洗濯機で洗えないコートやカバンなどはエタノール(アルコール)がオススメです!
匂いを消したい衣類にエタノールをスプレーして乾かすのを、何度か繰り返してみてください。
また、香水はエタノールに溶けやすい性質があるので、香水の匂いにも効果がありますよ!
⑤クリーニング
上記の方法でもなかなか落ちない場合や、衣類の傷みが気になる場合は、プロに任せるのもオススメ!
ただし、そもそもクリーニングで柔軟剤の匂いを落とすことは難しいようですから、お店の方に相談してみてくださいね。
柔軟剤を使わなくてもフワフワに仕上がる!2つの方法
「衣類をふわふわに仕上げたいけれど、柔軟剤の匂いは付けたくない!」
そんな方に、柔軟剤を使わずにフワフワに仕上げる2つの方法をご紹介します。
①クエン酸
クエン酸には柔軟効果の他に、消臭効果や黄ばみ防止効果もあるので、とってもオススメです!
使い方も簡単で、柔軟剤を入れるタイミングで代わりにクエン酸を入れるだけ!
クエン酸の酸が、アルカリ性の洗剤を中和してくれるので、フワフワに仕上がるんですよ。
また、クエン酸の場合、柔軟剤のように吸水性が落ちることもないので嬉しいですね♪
②干す前に乾燥機にかける
洗濯物を干す前に、5?10分ほど乾燥機にかけることでもフワフワに仕上げることができますよ。
乾燥機にかけることで、衣類の繊維が立ち上がりやすくなるのでフワフワに仕上がるんです。
さらには、ワイシャツのシワも付きにくくなるので一石二鳥ですね♪
洗濯機の中には干す前乾燥の機能が付いているものもありますから、ぜひ活用してみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
柔軟剤は洗濯には欠かせないイメージがありましたが、実は様々なデメリットがあったんですね。
1度染み付いてしまった柔軟剤の匂いはなかなか落とすことが難しいですが、今回ご紹介した方法をぜひ、試してみてください。
そして今後は、クエン酸や干す前乾燥を行って、柔軟剤いらずでフワフワに仕上げてみてくださいね!