貝類の中でも牡蠣(かき)が好きで、よく食べる人はいると思います。
ただ滅多に牡蠣を食べない人からすると、あたる確率が怖くて食べれないなんてこともあるでしょう。
では、牡蠣を生で食べたとき、あたる確率はどのくらいなのでしょうか?
今回は、岩牡蠣を生で食べるデメリットなどについて紹介します。
岩牡蠣にあたる確率は、大体2.6%です。さらにあたる確率を低くするなら!3つを守ってください。「①しっかりと加熱」「②調理器具の消毒」「③手洗い」です。これら3つのをしっかりとまもれば、あたる確率を減らすことができ安全に食べれます。ちなみに、広島産の「かんかん焼き」は、カキが入った缶ごと火にかけて蒸し焼きするので、あたることなく安心して食べることができます。
牡蠣には「岩牡蠣」と「真牡蠣」の2種類ある
一言に牡蠣といっても、岩牡蠣と真牡蠣の2種類があります。
岩牡蠣と真牡蠣があるとはいえ、どこがどう違うのかよく分からない人も方が多いです。
まずは、岩牡蠣と真牡蠣の違いについて紹介します。
「岩牡蠣」と「真牡蠣」の違いとは?
岩牡蠣と真牡蠣の違いですが、違いは4つほどあります。
まず1つめの違いは、見た目です。
岩牡蠣は身と殻が大きく、かなりボリューミーですが、真牡蠣は非常に小ぶりです。
2つめの違いは、旬です。
岩牡蠣の旬の時期は6~9月で、真牡蠣の旬は10月~4月です。
岩牡蠣は産卵がゆっくりされるので、水温が高くなる夏でも収穫できます。
一方、真牡蠣は一気に沢山産卵し、旬の時期も岩牡蠣より長いです。
3つめの違いは、産地です。
岩牡蠣は天然だと秋田県、山形県、新潟県、大分県が有名で、養殖ものは島根県が有名です。
一方真牡蠣は、広島県が有名で、他にも北海道や宮城県、三重県などで収穫されています。
4つめの違いは、食べ方です。
岩牡蠣は身が厚く大きいので、生食で食べた方が美味しく食べられます。
真牡蠣は小ぶりではありますが、身が引き締まっているのでカキフライなどにすると絶品です。
どちらも生食するのに注意
岩牡蠣は生食をするのに向いてはいますが、全ての岩牡蠣をそのまま食べられるわけではありません。
牡蠣には生食用のものがあり、それ以外の牡蠣を生で食べてしまうとあたる確率が高くなります。
またあたった際には、症状が重症化することも多いので、岩牡蠣を生食するときは生食用か確認しましょう。
真牡蠣も岩牡蠣と同じく生食用じゃないと生食は危険なため、注意が必要です。
岩牡蠣あたる確率はどれぐらい?
岩牡蠣を食べると、少なからずあたってしまうことはあります。
では、牡蠣があたる確率とは一体どのくらいなのでしょうか?
続いて、岩牡蠣にあたる確率はどのくらいなのかについて紹介します。
あたる確率は「2.6%」
牡蠣にあたる確率は、大体2.6パーセントといわれています。
この数字は、ノロウイルスにかかった人の中で、ノロウイルス発症前に牡蠣を食べた人の割合です。
なぜノロウイルスが関係しているのか後ほど紹介しますが、そこまで牡蠣にあたる可能性は低いといえます。
なので、そこまで慎重にならずとも牡蠣を食べても問題はないといえるでしょう。
体調が優れていないとあたる確率は高くなる
ただ、体調があまり優れていない状態で牡蠣を食べてしまうと、あたる確率は高くなってしまいます。
というのも、体調が優れていない状態は体の免疫力が低下しているからです。
免疫力が低下した状態で、牡蠣を食べると、牡蠣に付着した細菌が活発的になってしまいます。
そのため、余計に体調が悪くなってしまうという可能性があるのです。
岩牡蠣にあたる確率は、大体2.6%です。さらにあたる確率を低くするなら!3つを守ってください。「①しっかりと加熱」「②調理器具の消毒」「③手洗い」です。これら3つのをしっかりとまもれば、あたる確率を減らすことができ安全に食べれます。ちなみに、広島産の「かんかん焼き」は、カキが入った缶ごと火にかけて蒸し焼きするので、あたることなく安心して食べることができます。
牡蠣にあたるとどうなる?
牡蠣にあたる人は知っていると思いますが、あたったことのない人はあたるとどんな症状が出るか分かりません。
中には、「単なる不調かな?」と勘違いする人もいるので、重症化する前にどんな症状が出るか知っておく必要があります。
続いて、牡蠣にあたるとどんな症状が出るのかについて紹介します。
腹痛や吐き気
そもそも牡蠣にあたるということは、牡蠣の持つ成分や細菌などが体に悪影響を与えることをいいます。
牡蠣にあたってしまうと、腹痛や吐き気を引き起こし、色んな症状が出てしまうんです。
どの症状も強い腹痛や吐き気が共通しているので、もし牡蠣を食べた後に腹痛がした後はあたった可能性を考えましょう。
牡蠣にあたるとどうなる?
牡蠣にあたると腹痛や吐き気を引き起こしますが、他にも色んな症状が出てしまいます。
その中でも多いのが、ノロウイルスといわれています。
牡蠣の体内に蓄積してしまった細菌が、ノロウイルスを起こす原因です。
これを未然に防ぐのは難しいので、妊婦や免疫力の弱い人、子どもは牡蠣を食べるのは控える必要があります。
牡蠣にあたる!症状とは?
牡蠣にあたると、腹痛や吐き気に襲われます。
その他にも、牡蠣にあたると色んな症状が出てしまうんです。
中には、命を落としかねない症状もあります。
続いて、牡蠣にあたったときに出る症状について紹介します。
ノロウイルス
牡蠣にあたったときに出る症状1つめは、ノロウイルスです。
先程少し紹介しましたが、牡蠣の体内に蓄積してしまった細菌がノロウイルスを引き起こしてしまうんです。
ノロウイルスになると吐き気や腹痛が出るのが普通なので、大体牡蠣であたるとノロウイルスである可能性があります。
腸炎ビブリオ
牡蠣にあたったときに出る症状2つめは、腸炎ビブリオです。
腸炎ビブリオは、感染性胃腸炎の原因になる細菌です。
腸炎ビブリオは牡蠣だけでなく、蟹や魚の体表面や体内に潜んでいます。
特に夏になると繁殖しやすくなるので、夏場だと感染性胃腸炎になることが多いです。
貝毒
牡蠣にあたったときに出る症状3つめは、貝毒です。
貝類を食べると、稀ですが貝毒を引き起こすことがあります。
貝毒は手足や頭痛などの症状を引き起こすほかに、腹痛や吐き気という症状も出るんです。
重症化すると神経系にも異常をきたすので、非常に危険な症状といっても過言ではありません。
食物アレルギー
牡蠣にあたったときに出る症状4つめは、食物アレルギーです。
なにか食物アレルギーを持っている方は、牡蠣にあたりやすいといわれています。
ただこの食物アレルギーが原因であたるのも、貝毒と同じくらい稀なことです。
あくまで「こんなことがあるんだな」程度に留めておけば、いざというときに冷静に対処出来ると思います。
牡蠣にあたるのを防ぐ方法
牡蠣にあたる確率は2.6パーセントと比較的低いですが、あたるのを防ぐ方法はあります。
牡蠣にあたるのを防ぐのは意外と簡単で、気をつけていればあたる確率は低くなるんです。
最後に、牡蠣にあたるのを防ぐ方法について紹介します。
加熱して食べる
牡蠣にあたるのを防ぐ方法1つめは、加熱して食べることです。
牡蠣にあたる原因は、ノロウイルスと腸炎ビブリオがほとんどといわれています。
ただノロウイルスと腸炎ビブリオは、加熱することで防ぐことが出来るんです。
なので、牡蠣を加熱して食べてしまえば、ノロウイルスと腸炎ビブリオになることはありません。
調理器具を消毒
牡蠣にあたるのを防ぐ方法2つめは、調理器具を消毒することです。
牡蠣にあたるのを防ぐためには、使う調理器具にも注意しなければいけません。
というのも、牡蠣を調理した後の調理器具を洗わず、生野菜などを切ってしまうと菌が付着してしまいます。
そうすると、その野菜を介して細菌などを取りこむことになるからです。
なので、牡蠣を調理したときは、調理器具をしっかり消毒しましょう。
まとめ
今回は、岩牡蠣を生で食べるデメリットなどについて紹介しましたが、参考になったでしょうか?
牡蠣は岩牡蠣と真牡蠣に分かれていますが、産地や捕れる時期が違います。
ただ両方とも、食べるときには食中毒などには気をつけなければいけません。
もし、牡蠣にあたる確率が気になった方は、ぜひとも今回紹介した内容を参考にしてみてくださいね。
岩牡蠣にあたる確率は、大体2.6%です。さらにあたる確率を低くするなら!3つを守ってください。「①しっかりと加熱」「②調理器具の消毒」「③手洗い」です。これら3つのをしっかりとまもれば、あたる確率を減らすことができ安全に食べれます。ちなみに、広島産の「かんかん焼き」は、カキが入った缶ごと火にかけて蒸し焼きするので、あたることなく安心して食べることができます。