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胡椒を食べ過ぎたときの4つの症状とは?体に害があるのか徹底解説

胡椒を食べ過ぎたときの4つの症状とは?
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私達の周囲には様々な調味料がありますが、中には胡椒をよく使う人もいるはずです。

あの辛さと香りは食欲を増させますし、胡椒と相性の良い食べ物もかなり多いですよね。そのため、つい胡椒を使いすぎる人もいますが、はたして胡椒の食べ過ぎによって何か害はあるのでしょうか?

今回は、胡椒を食べ過ぎるとどうなるのか、胡椒の効能などについて紹介します。

 

胡椒の種類はどんなものがあるの?4つ紹介

胡椒は私達にとって身近な調味料ですが、実際どんな種類があるのかについてはよく分かりませんよね。

実は胡椒にも色々種類はあって、中には私達がよく知らずに使っているものもあるのです。どんな料理で使うのか、それぞれの種類の効能はなんなのかについても違ってきます。

なのでまずは、胡椒の種類について紹介します。

①黒胡椒

まず1つめは、黒胡椒です。

この黒胡椒は、普段私達が手にとっているブラックペッパーの事です。

実はこの黒胡椒は、完熟する前の緑色の状態を乾燥させてなったものといわれています。胡椒の中でも辛みがかなり強いのが特徴的です。

辛味があるので、赤身肉などによく使われます。料理だけでなくドレッシングに使われる事も多いです。

②白胡椒

2つめは、白胡椒です。

別名はホワイトペッパーといわれていて、完熟した胡椒の実を水に浸けて皮をとって、乾燥させたものをいいます。

黒胡椒は、とても肉々しく主張が激しいですが、白胡椒はマイルドで優しい香りがします。優しい香りとは対称的に十分な辛みもあるので、黒胡椒に引けを劣らず、いいアクセントになるのも特徴的です。

白身魚のような淡泊なものや、クリーム系との食べ物と相性が良く、使われる事もあります。素材の味も締めてくれるので、非常に上品な使い方をされるのが白胡椒です。

③グリーンペッパー

3つめは、グリーンペッパーです。

グリーンペッパーは、まだ熟していない胡椒の実を使ったものです。そのため、短時間で乾燥させたフリーズドライのものや、塩漬け、水煮にしたものがあります。

まだ熟していないからか、黒胡椒よりずっと若い匂いが特徴といわれています。しかし辛さはかなりあるので、アクセントとしては十分に役に立つのです。

綺麗な緑色をしているため、料理の色どりなどに使われる事もあります。ドレッシングはもちろんですが、スープの他にも魚介類の料理にもよく合います

④ピンクペッパー

4つめは、ピンクペッパーです。

実はこのピンクペッパーは、今まで紹介してきた胡椒の実とは種類がまた違っていて、胡椒の実ではありません。

一般的には、ウルシ科のコショウボクの実がピンクペッパーだと分類されています。見た目は胡椒なのですが味は違っていて、非常にフルーティーで辛みがありません。

そのためサラダやマリネに使われる事が多く、中にはデザートなどで使う事もあります。

 

胡椒の栄養分とは?

胡椒には色んな種類がありますし、料理によってもそれぞれ違う種類の胡椒を使う事もあります。

ですが、その胡椒に含まれる栄養分はどんなものなのか、少し疑問に思ってしまいますよね。普段気にならない事ではありますが、今回は胡椒の栄養分についても紹介します。

鉄分

胡椒に含まれる栄養分1つめは、鉄分です。

胡椒には多くの鉄分が含まれていて、胡椒100gにおよそ20mgの鉄分が含まれています。これは割と鉄分が含まれている方で、多少の貧血の改善であれば十分応用できるのです。

貧血を起こしやすい人は、血液を作るために大事なヘモグロビンが足りていません。そのため、鉄分を補給する事でヘモグロビンを作りやすくさせます。

カリウム

胡椒に含まれる栄養分2つめ、カリウムです。

カリウムには、体内中の水分や塩分を排出する働きがあります。

もちろん不要な分の水分や塩分でけですが、カリウムがある事で浮腫みなどが解消されます。そのため、特に女性にとっては必要な栄養素で、ぜひ摂っておきたいものです。

また、塩分も排出する役割があるので、高血圧や脳梗塞などの予防にも役立ちます。

ピペリン

胡椒に含まれる栄養分3つめは、ピぺリンです。

今まで紹介した栄養素は有名ですが、このヒペリンという栄養素はあまり耳にした事がないと思います。

ヒペリンとは、胡椒を食べたときの辛みの成分で、黒胡椒の10パーセントがこのヒペリンでできています。そして、このヒペリンには、代謝や胃腸の調子を整える効果があるのです。

そのため、ダイエットなどに効果的で、アンチエイジングにも効果抜群です。他にも、ヒペリンは栄養素を吸収する土台を作る役目があります。

ヒペリンを摂取する事で色んな栄養素を吸収しやすくなります。

 

胡椒食べ過ぎるとどうなるの?3つの症状を解説

胡椒はピリッとしていて香りもいいので、中にはついつい使いすぎてしまう人もいると思います。

ですが、そこで注意しなければならないのが食べ過ぎによる悪影響です。いくら安全なものでも、あまり食べ過ぎると身体にはよくありません。

では、胡椒を食べ過ぎてしまうと一体どうなってしまうのでしょうか?

胡椒を食べ過ぎてしまう事で、起こってしまう3つの症状について紹介します。

①腹痛

胡椒の食べ過ぎで起きる悪影響1つめは、腹痛です。

胡椒はどんな種類であれ、刺激があるため、食べ過ぎると胃痛を起こしてしまいます。また胡椒には整腸作用もあるので、食べ過ぎると悪影響を及ぼし、せっかくの効能も裏目に出ます。

元々胃腸が弱い人なども、胡椒の食べ過ぎると余計に痛み、働きが弱くなってしまうので注意が必要です。

胃痛

胡椒の食べ過ぎで起きる悪影響2つめは、胃痛です。

これも先程の腹痛とほぼ同じですが、刺激物は胃の働きを弱めます。なのであまり食べ過ぎると、胃への負担がかなりかかるのです。

実際、胡椒の食べ過ぎで胃が弱くなってしまった人も少なくはありません。たまに胡椒を一気に摂るだけでも、量によっては毎日持続的に摂取してる人との違いはそうないそうです。

胃が弱っているときや、胃が弱い人はよく注意して胡椒の量のさじ加減を決めなければなりません。

舌の味覚がおかしくなる

胡椒の食べ過ぎで起きる悪詠唱3つめは、舌の味覚の変化です。

胡椒には辛み成分がたくさん含まれており、刺激物でもあります。よく「辛いものばかりを摂ると、舌が馬鹿になる」なんていいますが、実はそれを体現してしまうのです。

実際、舌に刺激を与えすぎると舌の感覚が麻痺して、上手く味覚を伝える事ができません。そのため、胡椒の食べ過ぎは味覚破壊への第一歩となのです。

特に継続し続けて胡椒を食べ過ぎると、簡単に味覚は狂うので注意が必要になります。

 

胡椒の4つの効能について

胡椒の食べ過ぎは、色んなデメリットを身体に与えてしまう事はよく分かったと思います。

しかし胡椒も適量ならば、身体に良い作用を色々と与えてくれるんです。その効能はかなり多く、特にストレス社会で生活する中ではとても有能なものが多いです。

最後に、胡椒の主な効能について紹介します。

発汗作用・血行の改善

胡椒の効能1つめは、発汗作用と血行の改善です。

先程紹介した胡椒に含まれる栄養素のヒペリンには、交感神経を刺激し、血管を広げて血流を良くする効果があります。そのため、発汗作用や血行の改善などにも胡椒に効果があるのです。

エネルギーの代謝なども効能の1つなので、胡椒はダイエットや冷え症改善などにも効果がある事がよく分かります。

殺菌作用

胡椒の効能2つめは、殺菌作用です。

先程から紹介しているヒペリンなのですが、実は殺菌作用などにも効果があるといわれています。

昔、食べ物の冷蔵保存ができるまで、胡椒は食べ物を長持ちさせるための防腐剤として使われていたのです。その効果は今でも変わらず、殺菌などをする際に胡椒が使われる事もあります。

この殺菌効果は体内に入っても効果を発揮するので、体内から細菌を排出する事もできます。

ダイエット効果

胡椒の効能3つめは、ダイエット効果です。

胡椒の栄養素であるヒペリンには、ダイエット効果があるのは先程軽く触れたと思います。実際、胡椒は代謝の働きをよくしてくれます。

それだけではなく、カリウムが不要な水分を排出してくれるので、浮腫みなどの解消にも繋がります。この2つを解決すると、一気に痩せやすい体質になるので、胡椒はダイエットには効果抜群です。

トレス緩和

胡椒の効能4つめは、ストレスの緩和効果です。

胡椒に含まれる栄養素のヒペリンには、ストレス緩和の効能があります。ヒペリンは、脳内物質であるセロトニンやエンドルフィンを増やす効果があるといわれています。

どちらも気分を安定させてくれる効果がある上、俗にいう「幸せホルモン」も増やしてくれるのです。そのため、イライラしたときや、精神的に安定しないときは少しだけ胡椒を摂取してみるのも良いでしょう。

 

まとめ

今回は、胡椒を食べ過ぎるとどうなるのかについて紹介しましたが、参考になったでしょうか?

実は私達が知らないだけで、胡椒にはかなり良い栄養素などを含んでいる事はよく分かったと思います。ですがその反面、やはり食べ過ぎてしまうと味覚障害や胃に負担をかけてしまいます。

そのため、適量をこころがけ、料理を美味しく食べるためのスパイスとして留めておくのが最善です。もし胡椒の食べ過ぎで悩んでいる方は、ぜひとも今回紹介した内容を参考にしてみてくださいね。

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