こんにゃくは、低カロリーの食べ物として知られていますよね。
そんなこともあり、ダイエット中にカロリーを摂取したくなくて、こんにゃくを主食にする人もいます。ですが、こんにゃくダイエットを始めて太ってしまったという人も少なくありません。
今回は、なぜこんにゃくの食べ過ぎは太るのかについて紹介します。
目次
こんにゃくを食べ過ぎたら太る!2つの理由とは?
低カロリーなこんにゃくですが、食べ過ぎるとなぜ太ってしまうのでしょうか。
この原因は、こんにゃくに含まれる栄養と他にも見落としがちなあることが原因なんです。
まずは、こんにゃくを食べ過ぎたら太る理由について紹介します。
①便秘になりやすい
実はこんにゃくを食べ過ぎると、便秘になりやすくなります。
なぜかというと、こんにゃくに含まれる食物繊維が原因です。
食物繊維は適度であれば、腸の動きを活発にし、便秘などを解消する効果があります。ですが逆に食物繊維を摂りすぎると、便の量だけが増え、水分量が追い付かず腸に溜まってしまうんです。
なので、こんにゃくを食べ過ぎると便秘を起こしやすくなるので注意が必要です。
②味付けでカロリーを摂ってしまう
こんにゃくの食べ過ぎで便秘になるのは、ある意味盲点です。
しかし、こんにゃくの食べ過ぎで太る原因を探ってみると、もう1つだけ盲点があります。
それが、こんにゃく料理の味を濃くしてしまうことです。こんにゃくには味がないので、そのまま食べるのは正直キツいものがあります
そのため、料理の味付けを濃くしたりして、満腹感や飽きがこないように工夫すると思います。
ですが、その味付けでカロリーを摂ってしまうので意味がなくなってしまいます。これは多くの人が見落としていることなので、このことは肝に銘じておきましょう。
こんにゃくの糖質やカロリーについて
こんにゃくは低カロリーですが、実は糖質がどのくらいなのかについて知っている人は少ないです。
またカロリーなども、どのくらいなのか分からないまま食べている人も少なくありません。
続いて、こんにゃくの糖質やカロリーについて紹介します。
糖質とカロリー
まずは、こんにゃくの糖質について紹介しようと思います。
こんにゃくの糖質は、100gで0.1gといわれています。恐らく他のものと比べなくても、数字をみただけで糖質の少なさを思い知りますよね。
そしてカロリーですが、100gでおよそ5kcalとこれも非常に低いことが分かります。
ただこれは、こんにゃくそのものの糖質とカロリーでおでんなどに調理されたものだと数値が変わってきます。
これほど糖質とカロリーが低いのは、材料のおかげです。こんにゃくを手作りする場合、必要なのはこんにゃく芋とお湯、炭酸水を使います。
工場で作る場合、材料は違いますが、それでも無駄なものがないので糖質などが少ないのです。
レシピによっては高カロリーになるから注意
先ほども少し触れましたが、こんにゃくの食べ過ぎで太るのは料理の味付けが原因です。
例えば、田楽とおでんを比べてみると、圧倒的に田楽の方が高カロリーです。というのも、付け合わせの味噌でカロリーを摂ってしまうのからです。
煮物などを作るときも同じで、味付けを濃くしてしまうとまたカロリーが増えてしまいます。料理によっては砂糖なども使うため、よく分量なども考えないと余計なカロリーを摂取してしまいます。
なので、こんにゃく料理を作るなら、あらかじめ味付けの薄い料理のレシピを調べておく必要があります。
低カロリーでおすすめの「こんにゃく料理」
例えこんにゃく自体が低カロリーでも、味付けが濃いとそのぶんカロリーを摂ってしまいます。
そうなると、逆に太ってしまうので本末転倒です。そのため、ダイエットでこんにゃくを食べるなら、低カロリーなこんにゃく料理を食べるのが1番です。
続いて、低カロリーでおすすめのこんにゃく料理について紹介します。
おでん
低カロリーでおすすめのこんにゃく料理1つめは、おでんです。
おでんの出汁は田楽で使う味噌などと比べると、大変カロリーが低いです。そのため、そんな低カロリーで煮たおでんもカロリーが低いといえます。
コンビニおでんのこんにゃくも1個あたり5~9kcalとかなりヘルシーです。食べ過ぎは禁物ですが、おでんのこんにゃくであれば、多少食べても問題はありません。
刺身こんにゃく
低カロリーでおすすめのこんにゃく料理2つめは、刺身こんにゃくです。
この刺身こんにゃくは、好き嫌いこそ分かれますが、好きな人にはハマるこんにゃく料理です。
スーパーなどで買うと、付属のタレがありますが、酢味噌で食べるのがおすすめです。もし酢味噌が苦手ならば、シンプルに醤油とわさびで食べるのもまた違った味わいが楽しめます。
ただタレや酢味噌で食べると、カロリーが高くなるので、できれば醤油などで食べた方がいいでしょう。
こんにゃくの食べ過ぎには注意が必要
先ほど、こんにゃくの食べ過ぎで太る理由について紹介しています。
実は便秘以外にも、こんにゃくの食べ過ぎで体調を悪くしてしまうことがあるんです。では、こんにゃくを食べ過ぎると体にどのような悪影響が出てしまうのでしょうか?
続いて、こんにゃくを食べ過ぎるとどうなるのかについて紹介します。
吐き気や腹痛
こんにゃくを食べ過ぎると、吐き気や腹痛などといった症状がでます。
というのも、これは先ほど紹介した食物繊維が深く関係しています。食物繊維は腸を刺激するので、摂りすぎると過剰に腸を刺激して腹痛を起こしてしまうんです。
またこんにゃくに含まれる食物繊維が化学反応を起こし、不溶性食物繊維に変わることで胃に溜まりやすくなります。
そのため食べ過ぎると胃に不快感を感じたり、嘔吐の原因となってしまうんです。
1日に食べても良い目安とは?
1日に食べてもいいこんにゃくの目安量は、300gまでです。
これは性別や大人子ども関係なく、限界が300gまでと定められています。300gはどのくらいかというと、スーパーで売られている板こんにゃくと同じくらいです。
なので、1日板こんにゃくを1枚に留めておくのが理想といえるでしょう。
こんにゃくの食べ過ぎは、吐き気や腹痛の他にも腸閉塞を起こす可能性もあるので注意が必要です。
こんにゃくダイエットの注意点は?
こんにゃくの食べ過ぎはよくありませんが、適量であれば問題はありません。
では、こんにゃくダイエットをする際には一体どのようなことに気をつければいいのでしょうか?
最後に、こんにゃくダイエットをする上での注意点について紹介します。
1日の目安以上に食べない
こんにゃくダイエットをする上での注意点1つめは、1日以上の目安以上に食べないことです。
先ほどから紹介している通り、こんにゃくの食べ過ぎは体にいろんな悪影響を及ぼします。太るのもそうですが、こんにゃくの食べ過ぎで腸閉塞を起こしたりなど、危険な目に遭いかねません。
なので、1日の目安以上にこんにゃくを食べないようにしましょう。
こんにゃくの1日の目安量は300gですが、他の食べ物で摂る栄養も考えたら、250g前後がちょうどいいです。
こんにゃくばかり食べると栄養不足
こんにゃくダイエットをする上での注意点2つめは、こんにゃくだけを食べないことです。
こんにゃくは食物繊維こそ豊富ですが、他の栄養素に関しては低いです。そのため、こんにゃくばかりを食べていると栄養不足になってしまいます。
こんにゃくダイエットを成功させた人も、こんにゃく以外にも野菜を摂ったりなどをしています。
なので決して、こんにゃくだけを食べていればいいという考えに取りつかれないようにしましょう。
ビタミンはもちろんですが、たんぱく質なども摂ることも体にとっては重要なことです。
まとめ
今回は、こんにゃくを食べ過ぎるとなぜ太るのかについて紹介しましたが、参考になったでしょうか?
こんにゃくは低カロリーですが、食べ過ぎると体にいろんな悪影響が出ます。またこんにゃくの食べ過ぎは、太るだけでなくいろんな病気につながりやすくなります。
なので、1日の目安以上に食べ過ぎないようにしましょう。もし、こんにゃくの食べ過ぎで太ってしまった人は、ぜひとも今回紹介した内容を参考にしてみてくださいね。