食べ物の豆知識

ピーマンが変色!オレンジや赤色になっても食べれるの?詳しく解説

ピーマンが変色
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ピーマンは緑が一般的な色ですが、パプリカだと赤や黄色、オレンジなどカラフルなものが一般的ですよね。

ピーマンを長い間放置しているとオレンジや赤などに変色するとビックリするかと思います。

今回はピーマンが変色する原因や保存方法などを詳しく解説していきます。

ピーマンがオレンジや赤に変色したけど食べれるの?

緑色のピーマンは実は未熟の状態です。実が熟すとピーマンは緑から黄色、オレンジ、赤の順に変色していきます。

そのため赤やオレンジに変色したものは腐ったのではなく実が熟した証拠です。

また、未熟の緑のピーマンと一番完熟している赤のピーマンの栄養素の比較をすると、ビタミンCは2倍、カロテンは3倍、ビタミンEは5倍赤のピーマンが緑のピーマンに比べて高いです。

このことから、完熟したピーマンは未熟なピーマンに比べて栄養素が高いことが分かります。

ピーマンのビタミンC効果

ビタミンCの主な効果は、下記のものがあります。

  • 免疫力を高める
  • 活性酵素の働きを抑える
  • コラーゲン生成への手助け

 

ピーマンのカロテン効果

カロテンの主な効果は、下記のものがあります。

  • 免疫力を高める
  • 眼精疲労
  • がん予防

ピーマンのビタミンE効果

ビタミンEの主な効果は、下記のものがあります。

  • 抗酸化作用
  • 血流の流れを良くする

 

体に大切な栄養素ばかりです。

これらの栄養素は風邪予防に効果的と言われているので、これからの季節に取り入れていきたいですね。

食べ方も緑色のピーマンと同じです。赤のピーマンが食べてみたくなりましたよね。

しかし、赤のピーマンまで完熟してしまうとあまり日持ちをしないので、なるべく早く食べるようにしましょう。

 

ピーマンが黒っぽく変色!食べれるの?

ダメ

先ほどは赤やオレンジに変色した場合の状態について説明をしましたが、黒く変色した場合はどうでしょうか。

黒く変色した場合は傷んでいる可能性があるので食べずに処分することをおすすめします。

 

  • シワが多い
  • 大きな傷が入っている
  • ピーマンから汁が出てきている
  • カビが生えている
  • 異臭がする

変色以外にもこれらの異変が見られた場合は腐敗している恐れがあるので、食べずに処分しましょう。

ピーマンを買ったもののすぐに食べきれない場合は、冷凍すると長持ちします。

 

家庭菜園で作ったピーマンがオレンジや赤に変色!食べれるの?

ピーマンは様々な料理に多様できるので家庭菜園にもピッタリな野菜ですよね。

家庭菜園で育てたピーマンがオレンジや赤に変色した場合も先ほどと同様に食べることができます。

実が熟したピーマンは栄養価が高いだけではなく、抗酸化作用も高いので色の変色に抵抗がない場合は積極的に食べていいでしょう。

また、お子さまはピーマンが苦手な子が多いです。

家庭菜園を一緒に行うと食べ物の育ち方を知ることができ、自分で作った喜びから進んで食べてくれるかもしれません。

未熟な緑色のピーマンより赤やオレンジに熟したピーマンの方が苦みが少ないため、お子さまも食べやすいです。

 

そもそもピーマンが変色する理由とは?

ピーマンは収穫した後も、どんどん熟していく食べ物です。

このことから、緑色のピーマンは成長の途中の段階なので、そのまま放っておくと変色していきます。

みかんも同じように少し青くても放っておくとオレンジ色に変色し、美味しくいただけますよね。

少し難しい話になりますが、ピーマンが成熟するとクロロフィルという緑色の色素が分解されます。

その後カプサンチンという赤色の色素が増えてきます。このカプサンチンが増えることでピーマンは完熟すると赤くなります。これがピーマンが変色する原因です。

成熟すると赤や黄色になるのであれば、パプリカと一緒ではないかと思われた方が多いと思います。しかし、パプリカと完熟したピーマンは全く別のものになります。

パプリカの方が肉厚でより甘味があるのが特徴です。

 

ピーマンが変色しない保存方法

ピーマンの消費期限は常温でおよそ一週間と言われています。高温多湿な場所や、直射日光があたる場所だとより短い期限です。

少しでも長持ちさせるために風通しの良い直射日光が当たらない場所に保存します。

ピーマンの変色に抵抗がある場合は、保存方法に工夫をしましょう。

ピーマンのわたとヘタを取りジップロックに密閉をして保存すると空気に触れずに変色の時間を遅らせることができます。

水気がある場合は、水気はしっかりとキッチンペーパーで拭き取りましょう。この方法で野菜室に保存すると最長3週間保存ができます。

カットして保存する場合は常温で保存できないので、冷蔵または冷凍保存をします。冷凍保存だとおよそ一か月が保存期限です。

 ピーマンを買ったもののすぐに食べきれない場合は冷凍すると長持ちしますね。

 

まとめ

ピーマンは緑色のものが一般的なため、赤やオレンジになっていると驚くかと思いますが、今回の記事で変色しても食べることが可能なことが分かりました。

栄養価もアップし甘味がでてくるため変色にはメリットがあります。ピーマンの旬の時期は夏ですが、スーパーでは年中売られているので完熟して食べてみたい方はぜひ試されてみてください。

しかし、黒や茶色に変色をすると傷んでいるのでその点は注意が必要です。

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