日常生活で、私達がりんごを口にする事は多いですよね。
ですが、たまに腐っているようなりんごを口にした事はありませんか?りんごを切ったはいいものの、なんだかやたら茶色だったりして「食べられるの?」と疑問に思う人も多いです。
では、一体りんごは腐るとどうなってしまうのでしょうか?
今回は、りんごが腐ったときの見分け方や、りんごが腐る原因について紹介します。
りんごが茶色になる原因とは?
茶色いりんごをみると、「腐ってるのかな?」と思う事は多々ありますよね。
結論からいうと、りんごが茶色になっているときは大体腐っている事が多いです。では、一体なぜりんごが茶色くなってしまうのでしょうか?
まずは、りんごが茶色になってしまう原因について紹介します。
蜜が原因
りんごが茶色くなる原因1つめは、蜜が原因です。
りんごをカットしてみると、芯のあたりは少し茶色に変色していますよね。先程、りんごが茶色く変色していたら腐っている可能性が高いと紹介しましたが、実は少し違います。
りんごの芯の部分が茶色くなっているのは、別に腐っている事を示しているわけではありません。りんごの蜜は収穫後に、段々吸われていって、最終的にはなくなってしまいます。
その蜜が吸われて茶色に変化し、そして最後は腐る事態になってしまうのです。
ただ芯の周りが茶色いだけならば、それはまだ腐っていません。蜜こそ減っていますが、まだ食べられますし、なんなら茶色の部分だけカットすれば問題ないんです。
なので、芯のあたりの茶色が怪しいと思って、全部捨てるのは時期尚早ともいえます。後ほど、りんごが腐るときの状態も詳しく紹介します。
長期保存が原因
りんごが茶色くなる原因2つめは、長期保存が原因です。
果物などは、収穫してから時間が経つと、鮮度が徐々に落ちて行きます。りんごも同じで、収穫されてから時間が経って長らく放置をすると、中身が茶色く変色する事がほとんどです。
そもそもりんごは収穫されてから、貯蔵され、それを売り出しに出す事が多いです。そのため、スーパーなどで売りに出されてるりんごも、稀に変色が酷いものもあります。
先程も紹介しましたが、茶色く変色するのは果肉が蜜を吸うのが原因なため、時間が経てば味も変わります。
食べられない事はありませんが、完全に蜜が少なくなっているので、甘いとはいえません。
むしろ酸っぱいため、食べきるのは中々難しいと思います。
りんごが腐るとどうなる?4つの見分け方
先程、少し触れましたが、りんごは腐ると茶色く変色するのがほとんどです。
しかし中には、変色が大した事はないのに腐敗が進んでいるりんごもあります。なら一体、変色の他にもどのような状態を見て、腐っているか見分ければいいのでしょうか?
続いて、りんごが腐っているかについての見分け方についても4つ、ご紹介します。
①酸味のある臭い
りんごが腐っているかどうかの見分け方1つめは、酸味のある臭いです。
りんごを切ったとき、やけに酸っぱい臭いがした場合、それは腐っている事を示しています。果物には酸味のある臭いのものは多いですが、腐ったりんごの臭いはツンと鼻を刺すような臭いです。
これはりんごを長らく常温で保存していると、よくある腐る方法といわれています。なので、長らく常温保存をしてしまったかどうかをまずは思いだしてみましょう。
そして酸味の強い臭いがした場合は、即刻捨てた方が良いです。例え果物の腐るときの臭いを嗅いだ事がなくても、嗅いだら一瞬で分かります。
②色が茶色に変色
りんごが腐っているかどうかの見分け方2つめは、色が茶色く変色しているかどうかです。
半分にりんごを切ったとき、芯の周りが茶色く変色しているときがあります。これは蜜のある部分が腐っている状態を示していて、一般的には「蜜腐れ」と呼ばれています。
ただこれは先程も紹介した通り、茶色い部分を切って除いてしまえば問題はありません。ですが腐っているわけですから、お店などにいった場合は交換の対象になることもあります。
稀に全体的に色が怪しいりんごもありますが、それは完全に腐っているので食べないようにしましょう。
③触ると柔い
りんごが腐っているかどうかの見分け方3つめは、触ると柔いかどうかです。
りんごは腐ると、皮がふにゃふにゃと柔らかくなり、水分が出てくる事があります。これはりんごの中にある水分が、全部外に出された状態になっています。
ではなぜ、りんごの中にある水分が外に出るのかというと、腐敗している事が大きな原因です。
腐ると中の水分さえも受け止めきれなくなるので、外に漏れ出してしまう事があります。なので水分が漏れ出していなくとも、触ると柔らかい時点で腐っていると思いましょう。
④カビが生えている
りんごが腐っているかどうかの見分け方4つめは、カビが生えているかどうかです。
これは、分かりやすい腐っているかどうか確かめる方法です。りんごにもカビが生える事はあって、別に珍しい事ではありません。
ちなみにりんごにカビが生えるときは、白いカビである事が多いです。
パッと見た感じでも、カビが生えているかどうかは分かりやすいので区別もつきやすいです。当然、カビが生えていたら食べられないので、食べない様にしましょう。
りんごを長期保存する4つの方法
りんごは比較的長持ちしやすい果物ですが、採れてから時間が経つと、やはり鮮度が落ちて腐る事があります。
そのためには、消費する際はなるべく長期保存できるような方法を知っておいて損はありません。りんごを長期間保存する方法は、いくつか存在します。
最後に、その長期保存できる方法について4つ、ご紹介します。
①りんごの鮮度を保つ
りんごを長期間保存する方法1つめは、りんごの鮮度を保つ事です。
りんごは収穫されてから、どんどん鮮度は落ちていくので、鮮度を保つ事で腐る事を防ぐ事はできます。では、どうやって鮮度を保つのかというと、真空パックなどを使う方法があります。
今現在、りんごのような果物を保存するために向いている真空パックなどは多く開発されているんです。
またこのような真空パックは種類も多く、保存の他にも、マリネなどを漬けておくのにも使われます。
こういった料理に使える事もあるので、料理をする人は持っておいても損はありません。
②冷蔵・冷凍保存
りんごを長期間保存する方法2つめは、冷蔵庫や冷凍庫で保存する事です。
食材を長持ちさせるには、大体の食材が冷蔵庫や冷凍庫での保存が勧められます。りんごも同じで、冷蔵庫と冷凍庫の両方で保存する事が可能です。
まず冷蔵庫での保存の方法ですが、これは野菜室での保存が正しい方法です。
野菜室は野菜に適した温度で冷やされているため、他の空いた場所よりも保存に適しています。また冷凍庫で保存する場合には、あらかじめカットする必要があります。
りんごを食べやすいようにカットして、後はジップロックなどのような袋にいれて冷凍庫で保存するだけです。
ちなみにジップロックなどではなく、普通の袋にそのまま入れておくだけでも構いません。ですがその際には、完全に空気を抜かなければならないので、注意は必要です。
冷蔵保存であれば、大体1ヶ月は持ち、冷凍保存ならば2ヶ月から3ヶ月は持ちます。
③乾燥している場所で保存しない
りんごを長期間保存する方法3つめは、乾燥している場所で保存しない事です。
りんごは「低温かつ高湿度を好む」とよくいわれていて現に低温かつ高湿度な場所で腐る事はそうそうありません。
湿度は果物にとっては大事なものなので、なくてはならないものです。そのため、乾燥している場所にりんごを放置しておくと、一気に腐敗が進みます。
温度も大事ですが、なるべく湿度が高い場所で保存しておきましょう。
④暖かすぎる場所に置かない
りんごを長期間保存する方法4つめは、暖かすぎる場所に置かない事です。
そもそもりんごは、青森などの北国で収穫される果物です。先程も紹介しましたが、りんごは低温度かつ高湿度を好むので、暖かい場所は苦手といっても過言ではありません。
りんごは大体18℃を越えた場所に保存してしまうと、一気に腐るペースが速まってしまいます。そのため、りんごを常温で保存するならば、18℃以下の場所で保存しなければなりません。
これらの事を踏まえると、夏場などの場合は常温での保存は避け、冷蔵庫などで保存するのがベストです。
まとめ
今回は、りんごが腐ったときの見分け方ついて紹介しましたが、参考になったでしょうか?
りんごの芯の周りが茶色くなるのはそう問題はありませんが、腐るサインの1つです。その他にも、りんごの腐る原因は多くあり、特に乾燥や湿度に気をつけなければなりません。
なので、どんな保存状態が向いているか、どんな保存方法ができるかをよく考えましょう。
もしりんごを多く貰う過ぎて保存方法に困っている方は、ぜひとも今回紹介した内容を参考にしてみてくださいね。