色んな料理に使われるミョウガですが、中には自分で育ててみようと思った人もいるかもしれません。
ですが、ミョウガは園芸をしている人の間では植えてはいけないといわれているんです。
今回は、ミョウガを植えてはいけない理由について紹介します。
ミョウガを植えてはいけない理由とは?
ミョウガを植えてはいけない理由ですが、いくつかあります。
実は、下手に植えてしまうと後でとりつかえしのつかなくなる理由が多いんです。
まずは、ミョウガを植えてはいけない理由について紹介します。
庭を覆い尽くす(生命力が強い)
ミョウガを植えてはいけない理由1つめは、庭を覆い尽くすからです。
ミョウガは地下茎で伸びるので、茎が土の下で伸びていきます。
普通の植物は茎を切って調整できますが、ミョウガはそれができません。
そのため、知らず知らずのうちに庭を覆い尽くしてしまうんです。
またミョウガは生命力が強く、さらに1度植えると4~5年は育ってしまいます。
気付けば庭がミョウガで占領されるので、植えてはいけないといわれています。
他の植物を阻害する
ミョウガを植えてはいけない理由2つめは、他の植物を阻害するからです。
先程ミョウガは生命力が強く、庭などを占領してしまうと紹介しています。
なので、他の植物や野菜を植えるスペースが作れません。
また、ミョウガの葉が生い茂ったりして他の植物に日が当たらないこともあります。
完全に駆除するのが困難
ミョウガを植えてはいけない理由3つめは、完全に駆除するのが困難だからです。
ミョウガは1度根付いてしまうと、完全に枯らしてしまうのが難しい植物です。
また、ミョウガは地下茎の植物なので茎を取り除いても、茎が途中で切れて土の中に残っていることもあります。
なので、ミョウガは1度植えてしまうと駆除は難しいです。
ミョウガを植えてはいけない場所
ミョウガは下手に植えてしまうと、他の植物を阻害してしまいます。
そのため、植える場所はしっかり吟味する必要があります。
では、ミョウガを植えてはいけない場所は一体どのような場所なのでしょうか?
続いて、ミョウガを植えてはいけない場所について紹介します。
狭い庭
ミョウガを植えてはいけない場所1つめは、狭い庭です。
先程から紹介していますが、ミョウガは植えると一気に庭を占領してしまいます。
なので、狭い庭に植えてしまうと、他の植物が育つのを阻害してしまいます。
ミョウガを植える場合は、ある程度広さのある庭で植えましょう。
隣の家の庭が近い
ミョウガを植えてはいけない場所2つめは、隣の家の庭が近いところです。
ミョウガは、私達の見えないところで地下で茎を伸ばしています。
そのため、気づいたころにはミョウガが隣の庭に侵入しているなんてこともあります。
レンタルで借りている庭
ミョウガを植えてはいけない場所3つめは、レンタルで借りている庭です。
最近では、毎月お金を払うことで家庭菜園用のスペースを借りることができます。
ですが、こうしたレンタルできる庭は境界がなく、他人とスペースを共有していることも少なくありません。
こうした場所にミョウガを植えてしまうと、気づかないうちに他人に迷惑をかけることもあります。
ミョウガを植えて良い場所
ミョウガを植える場所は、慎重に選ばなければなりません。
ですが、絶対に植えてはいけないというわけではないので、場所さえよければ問題ないんです。
続いて、ミョウガを植えて良い場所について紹介します。
プランターや鉢
ミョウガを植えて良い場所1つめは、プランターや鉢です。
ミョウガは庭などに植えてしまうと、無尽蔵に茎を伸ばしてしまいます。
ですが、プランターや鉢の中に植えてしまえば、茎はプランターなどの外に出られません。
ミョウガを植えるのに理想的なプランターの大きさは、深さが30センチ、幅が75センチ、奥行きが35センチのタイプです。
日当たりの悪い場所
ミョウガを植えて良い場所2つめは、日当たりの悪い場所です。
ミョウガは半日陰の場所を好み、他の野菜や植物が育たない場所の方が好きだといわれています。
そのため、植物の栽培に適していない場所を有効活用できます。
隔離された場所
ミョウガを植えて良い場所3つめは、隔離された場所です。
ミョウガは地下茎を伸ばしてしまうので、庭を区切っていないと茎を伸ばしてしまいます。
なので、土の中に板状のストッパーを差しこんだりして、隔離することで地下茎の浸食を防ぐのは有効的です。
また、庭の一角にレンガやブロックで囲われた花壇であれば植えても問題ありません。
ミョウガの栽培について
今まで、ミョウガを植えてはいけない場所などをいくつか紹介しています。
ただ、ここまでミョウガの栽培については深く触れていません。
なので、最後にミョウガの栽培について紹介します。
ミョウガを植える時期は?
ミョウガを植える時期は、地下茎の場合なら2~3月に植えるのがおすすめです。
ミョウガは、温かくなる前に植えるのが良いとされています。
寒い地域であれば、4月あたりでも問題ありません。
苗の場合は、4~5月当たりに植えるのをおすすめします。
ミョウガの芽が出る時期は?
ミョウガの芽が出るのは、植えてから大体1~2ヶ月くらいです。
ミョウガは日陰に植えて、定期的に水をあげていれば1ヶ月ぐらいで芽が出てきます。
特にプランターは土が乾いてしまうので、庭に植える場合より頻繁に水を与えましょう。
ミョウガの収穫時期は?
ミョウガの収穫時期は、7~8月と9~10月です。
香りのいいミョウガが採れるのは7~8月で、味の濃いミョウガが採れるのは9~10月といわれています。
ミョウガは地面から蕾が半分くらい出てくるので、ねじり取るかハサミで切りましょう。
収穫しないで放置してしまうと、葉っぱになってしまうので注意が必要です。
ミョウガの収穫後は?
実はミョウガは、植えた1年目はそこまで収穫できません。
むしろ2年~3年目の方が収穫数が多く、収穫後は放置していてもミョウガは育ちます。
なので、庭に植えた場合は放置していくと成長し続けるので注意しましょう。
もし、1年だけ育てたい場合などはプランターに植えるのをおすすめします。
まとめ
今回はミョウガを植えてはいけない理由について紹介しましたが、参考になったでしょうか?
ミョウガは地下茎で伸びるので、庭を覆い尽くしたりします。
なので、放置してしまうと他の人に迷惑がかかってしまうので注意が必要です。
もし、ミョウガを植えてはいけない理由を気になった方は、ぜひとも今回紹介した内容を参考にしてみてくださいね。