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グリーンボールとキャベツ5つの違い!味などの違いを解説

グリーンボールとキャベツ5つの違い
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スーパーに行くと、キャベツの近くにグリーンボールがある事が多いですよね。

ですが、「グリーンボールって一体何?」と思った事はありませんか?

一見、キャベツと似ていますが、実は色々と違うところがあるんです。なので今回は、グリーンボールとキャベツの違いについて紹介します。

 

グリーンボールとは?

そもそも、グリーンボールがどんな野菜なのか分かりませんよね。

キャベツとよく似ていますが、似ているのは見た目だけなのでしょうか?

それとも、またキャベツとは別の野菜なのかも謎な事が多いです。まずは、グリーンボールの特徴などについて紹介します。

グリーンボールは結球キャベツの一種

簡潔にいうと、グリーンボールはキャベツの一種です。

キャベツも丸々していますが、どちらかというと丸ではなく、ラグビーボールみたいですよね。しかしグリーンボールは、丸々としたボール状のキャベツの事をいいます。

一般的に結球キャベツといわれていて、れっきとしたキャベツの一種なんです。他にも、キャベツには「春系」や「寒玉」もあります。

詳しくは後で紹介しますが、葉などが柔らかいのが大きな特徴です。

グリーンボールの特徴とは?

グリーンボールの特徴は、大きく分けて3つあります。

①形

まず1つめが、形です。

先程も少し触れましたが、グリーンボールはボール状のキャベツです。

他のキャベツ類と比べると、丸々されていて、小ぶりなのも特徴の1つといわれています。

②葉の色

2つめは、葉の色です。

グリーンボールの葉の色は、しっかりと内側まで緑色になっています。

キャベツは白くなっているところも多いですが、グリーンボールは隅々まで緑色なんです。

③歯の柔らかさ

3つめは、葉の柔らかさです。

キャベツは、生の状態で触ると、パリパリとしていますよね。しかし、グリーンボールは生で触っても、柔らかいのが特徴です。

そのため火を通すと、しんなりしていて、漬けものなどでも用いる事も多いです。また葉がキャベツより肉厚なので、食べごたえもキャベツよりあります。

グリーンボールとキャベツの違いを5つ紹介

グリーンボールは、キャベツの一種だという事はよく分かったと思います。しかしだからといって、全てキャベツと同じというわけではありません。

実は栄養価や、大きさ、葉の柔らかさなど、違うところもたくさんあるんです。

続いて、グリーンボールとキャベツの違いについて紹介します。

①グリーンボールの方がキャベツよりも栄養価が高い

グリーンボールとキャベツの違い1つめは、栄養価の高さです。

同じキャベツの一種でも、グリーンボールの方が栄養価が高いんです。

グリーンボールは、ビタミン類、ベータカロテン、カリウムなどを含んでいます。これらの栄養素は、主に胃の保護をしてくれて、胃酸の分泌などもコントロールしてくれます。

他にも粘膜の強化や、コラーゲンの生成もしてくれるんです。

含まれている栄養素はキャベツと似ていますが、栄養素が含まれている量などはだん違いです。カリウムは70gほど多く、βカロテンに関してはキャベツの2倍といわれています。

もし胃などが弱い人は、キャベツよりグリーンボールを食べる事をおすすめします。

②グリーンボールの方がキャベツよりも小さい

グリーンボールとキャベツの違い2つめは、大きさです。

グリーンボールを見た事がある人は分かると思いますが、グリーンボールの方が小さいんです。

重さも軽く、キャベツ1玉が1.5kg程度に対して、グリーンボールは1kgとなっています。そこまで大きな差があるわけではありませんが、キャベツよりは小さいです。

また形もキャベツは楕円型ですが、グリーンボールは丸状という違いもあります。

③グリーンボールの方がキャベツより葉がやわらかい

グリーンボールとキャベツの違い3つめは、葉の柔らかさです。

キャベツはシャキシャキしていますが、グリーンボールは葉が柔らかいです。そのまま触ってみると、その違いはすぐに分かります。

また火を通して見ると、その葉の柔らかさの違いはもっと出るんです。柔らかさは春キャベツに似ていて、普通のキャベツより口当たりがいいです。

なので、炒め物や漬けものなどにも使われます。

葉が厚いのも、ロールキャベツなど包んで煮る料理にも向いています。

ただサイズが小さいので、包む具の大きさには注意しなければなりません。

④キャベツと旬が違う

グリーンボールとキャベツの違い4つめは、旬です。

キャベツの旬は、大きくわけて2つほどあります。

1つが、4月から6月が旬の春キャベツです。そして2つめが、11月から3月が旬の冬キャベツです。

つまりキャベツには2つほど旬の時期があるのですが、グリーンボールはそうではありません。

グリーンボールの旬は、5月と暖かい頃です。しかも寒さに弱いので、冬に出回る事はありません。

そういった旬の時期を比べても、グリーンボールとキャベツは違う野菜です。

⑤グリーンボールはキャベツより甘い

グリーンボールとキャベツの違い5つめは、甘さです。

キャベツにも色んな種類がありますが、キャベツで甘いのは春キャベツぐらいです。しかしグリーンボールは、その春キャベツよりも甘さが目立ちます。

その甘さは、普通のキャベツと比べても一目瞭然といえるほどです。

なので、グリーンボールは素材の味を活かしやすい事からシンプルな料理によく合います。

スープなどにしてみると、その違いはすぐに分かります。これも春が旬なため、気候による影響のせいといえるでしょう。

グリーンボールはどんな料理がおすすめ?

生のままのキャベツ

グリーンボールは栄養価が高く、また食べてみたときにわずかな違いがあります。

普通のキャベツより甘味が目立つので、そのまま生で食べても美味しいです。ですがせっかくの事なら、もっと栄養素や甘味を活かして食べてみたいですよね。

最後に、グリーンボールにおすすめの料理について紹介します。

サラダ

グリーンボールにおすすめの料理1つめは、サラダです。

これは、グリーンボールそのものの味を楽しみたい人におすすめです。

普通のキャベツをサラダにすると味気ないですが、グリーンボールの甘さはそのままでも美味しいです。特に健康志向な人や、ダイエット中の女性などには良い食材といえます。

特に旬の時期のグリーンボールは、葉の厚みもしっかりしています。なので、シャキシャキとした食感もより楽しめるようになります。

漬けもの

グリーンボールにおすすめの料理2つめは、漬けものです。

先程から紹介していますが、グリーンボールは漬けものに適した野菜です。というのも、葉の厚みや食感、そして柔らかさから普通のキャベツより漬けやすい事が要因となっています。

作り方も簡単で、食べやすく切ったグリーンボールを漬け汁に入れて、少しおくだけです。この漬け汁も塩や酢、お好みで昆布茶と唐辛子を混ぜるだけです。

30分ほど漬けこんだ後、軽く揉んで、またしばらく漬けておけばしっかりと味がしみ込みます。

しんなりした加減とシャキシャキ感は、かなりやみつきになるのでおすすめです。

炒め物

グリーンボールにおすすめの料理3つめは、炒めものです。

グリーンボールに含まれるビタミンやカリウムは、熱に弱い栄養素といわれています。ですがここで大事なのは、軽く油で炒める事です。

茹でると水に栄養素が溶けますが、炒める場合はそこまで火に触れないので栄養素は減りにくいです。しかもグリーンボールは葉が柔らかいので、炒める時間はそこまで必要ではありません。

なのでサッと炒めて、かつ栄養素をそのまま摂れるのが炒めものなんです。

鶏肉とバターで炒めて、グリーンボール本来の甘さを活かしてみる事もできます。また葉がキャベツより厚いので、食べごたえもあります。

まとめ

今回はキャベツとグリーンボールの違いについて紹介しましたが、参考になったでしょうか?

キャベツと種類は一緒でも、その栄養価の差は比ではありません。また葉が厚く、味も甘い事から色んな料理に活かす事もできます。

もしグリーンボールが気になった人は、ぜひとも今回紹介した内容を参考にしてみてくださいね。

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