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冷凍いくらの賞味期限はいつまで?冷凍と解凍方についても解説

冷凍いくらの賞味期限はいつまで?
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海鮮物でよく食べるものの1つに、いくらがありますよね。

いくらは生ものなので、買ってきてからすぐに食べなければいけません。ですが、一部では「いくらは冷凍して保存できる」という説があります。

はたしてその一説通り、いくらは冷凍できるのでしょうか?

今回は冷凍いくらの賞味期限や、冷凍と解凍方法についても紹介します。

 

いくらは冷凍できるの?

いくらはプチプチとしていて、口に入れればすぐに潰れてしまいます。そんな繊細ないくらを冷凍したら、破裂したりしてしまうのではと思いますよね。

では、実際にいくらは冷凍できるのでしょうか?

まずはいくらが冷凍できるかについてと、そのコツについて紹介します。

誰でも簡単に冷凍できる

結論からいうと、いくらは冷凍できます。

いくらは元から水分を多く含んでいるので、冷凍したらべちゃべちゃになるイメージがあると思います。しかし実は、誰にでもできるぐらいに簡単に冷凍できるんです。

その他にも、冷凍したら破裂するんじゃないかという不安もあるかもしれません。破裂に関しても、特に問題なく冷凍する事ができます。

いくらは普段、使う機会はそこまでありませんよね。そのため、使いきれないなんて事もありますが、冷凍ならば長く保存できます。

なので、賞味期限内に食べきれるのなら、大量に購入してもいいんです。

いくらの冷凍保存の仕方については、後ほど詳しく説明します。

長持ちするから安いときに買うのが得

詳しくは後ほど紹介しますが、いくらは冷凍保存するとそこそこ長持ちします。なので、安いときに買っておいて後で使うなんて事もできます。

他にも大量に買ったときなんかは、1日で使いきれないなんて事もあると思います。ですが冷凍保存できるので、買いすぎても問題はありません。

ただ再解凍については色々問題はあるので、保存するときには小分けに保存しましょう。

あらかじめ何回分かに分けておく事で、何度もいくらを解凍して使う事ができます。

たまたまスーパーで安くみかけたときや、コストコなんかで買っても冷凍すれば問題はありません。

いくらの冷凍方法!3つ紹介

いくらは冷凍できますが、恐らくいくらを冷凍する経験をした事がある人は少ないと思います。

そもそも生もので冷凍しにくそうなイメージがあるので、冷凍方法も難しく考えてしまいます。しかし、いくらの冷凍の仕方はいたって簡単なんです。

続いて、いくらの冷凍方法について紹介します。

①タッパーで冷凍

いくらの冷凍方法1つめは、タッパーで冷凍する方法です。

いくらを冷凍するとき、大事なのはいかに密閉できるかどうかです。なのでタッパーで保存する場合でも、タッパーとラップを使用します。

冷凍の仕方は、まずタッパーにサランラップを敷きます。そしていくらを入れて、いくらが空気に触れないようにサランラップで包むんです。

後はタッパーの蓋をして冷凍するだけなので、非常に簡単です。

このとき大事なのは、密閉度とタッパーの大きさです。密閉度によっては、空気に触れてしまいます。

空気に触れると腐食する速度が速まったり、鮮度が落ちてしまいます。またタッパーが大きすぎると、ラップを敷いても漏れてしまう可能性もあるんです。

なのでタッパーでいくらを冷凍保存するときは、そこそこの大きさのタッパーで保存しましょう。

②瓶に入れて冷凍

いくらの冷凍方法2つめは、瓶に入れて冷凍する方法です。

これは密閉度がタッパーよりも、はるかに高い方法です。しかし、冷凍保存するまでの手間がかなりかかります。

まずは、保存するための瓶をしっかりと消毒しましょう。

ここでしっかり消毒と、瓶が乾燥していないと何もかも台無しになってしまいます。瓶をしっかりと綺麗にした後は、かなり簡単です。

瓶にいくらを入れ、後は空気を抜くようにトントンと底を叩きます。後は蓋を閉めて、冷凍庫に入れれば問題はありません。

瓶の大きさは自由ですが、やはり冷凍いくらを使う用途によっては小さい瓶にしておきましょう。

③サランラップで冷凍

いくらの冷凍方法3つめは、サランラップで冷凍する方法です。

これは、いくらを小分けにして使う場合に使える方法です。方法は、タッパーのときの保存方法と変わりません。

ただサランラップでの冷凍の場合は、底一面にラップは引かなくて大丈夫です。

ラップはあくまでいくらを包むためのものなので、使うぶんだけラップにいくらを広げます。そして潰さないように包み、後は小分けしたものをジップロックやタッパーに入れるだけです。

この方法は、あらかじめいくらを使う用途がはっきりした場合におすすめです。ただ長持ちさせたいだけならば、タッパーや瓶などを使いましょう。

冷凍した「いくら」の賞味期限について

いくらは冷凍保存できますが、もちろん賞味期限はあります。

結論からいってしまうと、いくらは割と長い間冷凍保存ができます。では、いくらは一体いつまで冷凍保存ができるのでしょうか?

冷凍方法の他に、冷凍したいくらの賞味期限についても紹介します。

冷凍したいくらの賞味期限は2ヶ月程度

冷凍したいくらの賞味期限は、大体2~3ヶ月前後です。

数の子も大体同じぐらいですが、数の子は漬け汁も一緒でないと冷凍できません。

ではいくらはどうなのかというと、そもそも汁は必要ではないです。いくらは、大体醤油漬けなどにされて売っている事が多いですよね。

そもそもいくらには、ある程度の水分量が含まれています。なので、冷凍する前のいくらが傷んでいなければ問題はありません。

しかしそれでも2~3ヶ月程度なので、使いきれる量だけを購入する必要があります。もしくは小分けにして頻繁に使うなどして、できるだけ早く使いきりましょう。

冷凍する前にいくらの状態を見る

冷凍したいくらの賞味期限は2~3ヶ月前後ですが、1つだけ問題があります。

それが、冷凍する前のいくらの状態です。もし冷凍前からいくらが傷んでいた場合、冷凍しても2~3ヶ月は持ちません。

なので、ある程度賞味期限を持たせるには、元々のいくらの状態を把握する必要があります。

例えば糸を引いていないかとか、異臭がするものは論外です。後は粒が潰れているのも、既に鮮度は落ち切っています。

鮮度の落ち切ったいくらは、冷凍しても1ヶ月も持ちません。賞味期限を持たすためには、冷凍前にきちんといくらの状態を確認しておきましょう。

状態の悪いものは、あらかじめ取り除く事で、一定の賞味期限が保てます。

いくらの解凍方法を2つ紹介!

いくらを冷凍するのはいいですが、解凍しなければ食べる事はできません。

そもそもいくらは弾力が弱いので、下手な方法をすると潰れてしまうイメージも強いと思います。では一体どうすれば、いくらを解凍する事ができるのでしょうか?

いくらの解凍方法についても2つ紹介します。

①冷蔵庫で解凍する

いくらの解凍方法1つめは、冷蔵庫で解凍する方法です。

冷凍したいくらは、できるなら冷蔵庫で解凍した方がいいといわれています。というのも、他の食べ物と同じように、水で揉み洗う事が不可能だからです。

その他にも、いくらの粒が流水に当たった瞬間、耐えきれずに破裂する可能性もあります。なので、できるなら冷蔵庫で解凍をしましょう。

方法簡単で、冷凍したいくらを冷蔵庫に移すだけです。冷蔵庫に置いておく目安としては、大体は半日から1日程度です。

2~3日を過ぎると腐ってしまうので、冷蔵庫で解凍した後はなるべく早いうちに食べきりましょう。

②水の中につける

いくらの解凍方法2つめは、水の中に漬ける方法です。

これは、すぐに解凍したい場合のみに使う方法です。まずは凍ったいくらを、ビニール袋に入れます。

そしてその後、水をいれたボウルの中にビニール袋に入れた冷凍いくらを漬けます。

先程も少し触れましたが、冷凍したいくらは流水で揉んで解凍する事はできません。なので食感を保つためにも、ボウルで水に漬ける解凍方法がすぐにできる解凍方法です。

当然ですが、解凍したいから温める事もしてはいけません。

冷凍したいくらを電子レンジで温めたら、火事になる危険があるのでやめましょう。

解凍したいくらの賞味期限について

いくらの解凍方法を知るのは大事ですが、賞味期限についても必ず知っておく必要があります。

冷凍保存ができるなら、なんとなく解凍してからも持つような気もしますよね。では実際、解凍したいくらの賞味期限はどのくらいなのでしょうか?

続いて、解凍したいくらの賞味期限について紹介します。

解凍したいくらの賞味期限は2~3日

解凍したいくらの賞味期限は、大体2~3日です。

これは当然なのですが、そもそもいくらは生ものです。そのため、普通に冷蔵保存をしてもそこまで賞味期限は長くありません。

それは解凍後も同じで、むしろ解凍後は衛生面的な意味も考えての賞味期限です。賞味期限とは、物を美味しく食べられる期間ですが油断は禁物です。

いくらに限った事ではないですが、冷凍した海鮮物はなるべく早いうちに食べきりましょう。

白くなっていたら食べるのを避ける

賞味期限が切れていなくとも、食べてはいけない場合もあります。

例えば解凍した後、いくらが白くなっていた場合は、食べてはいけません。後は糸を引いていたり、なんとなく腐った臭いがした場合も同様です。

この解凍後の賞味期限は、冷凍前のいくらの状態によっても左右されます。

例え見た目で異常がなくとも、中身が悪かったら、賞味期限も長く保つ事はできません。なのでこの解凍後は、2~3日で食べきるというのも大分グレーな判断ともいえます。

できるなら、小分けに冷凍して、冷凍しても早いうちに食べきった方が安全です。

いくらは再冷凍しても大丈夫?

いくらは冷凍できますが、再冷凍ができるのかについても気になりますよね。

普通多くの食べ物は、再冷凍は危険だという事が多いです。実はいくらも同じで、再冷凍については賛否両論あるんです。

最後に、はたしていくらは再冷凍できるのかについて紹介します。

衛生面を考えるとダメ

いくらの再冷凍ができるかについてですが、衛生面を考えるとあまりよくありません。

確かにいくらは冷凍保存はできますが、決して腐らないというわけではないです。他にも1度解凍したものを、もう1度冷凍するのはかなり難しいといわれています。

上手く出来たとしても、持ったとして1週間もつかどうかが一般的です。冷凍技術がない状態で再冷凍するのは、色々と危険なので止めておきましょう。

1回解凍すると味も落ちる

いくらの再冷凍を勧めない理由は、衛生面の問題だけではありません。

実は、いくらを再冷凍すると味が落ちてしまうんです。その違いは醤油漬けでも、「こんな味だったっけ?」と思うぐらいの違いだそうです。

他にも、風味は当然ですが鮮度も落ちます。

これは衛生面の事を考えたときも使える手段ですが、いくらを火に通して食べると味は気になりません。料理によりますが、食感も若干残っているので食べれない事はないです。

なので再冷凍はせずに、1度冷凍したものはそのまま使いきるようにしましょう。

まとめ

今回は冷凍いくらの賞味期限について紹介しましたが、参考になったでしょうか?

いくらは冷凍できますが、賞味期限は方法と冷凍前のいくらの状態でどうなるかが大きいです。なので、いくらをどう使うかを決めて冷凍する事で、再冷凍などの危険から遠ざかる事ができます。

もしいくらの保存方法が気になる方は、ぜひとも今回紹介した内容を参考にしてみてくださいね。

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