普段食べることの多いめかぶですが、妊娠中にも食べてもいいのでしょうか?
妊娠中には食べていいものと食べてはいけないものがあるので、しっかり知っておく必要があります。
今回は、めかぶの栄養素やめかぶは妊娠中に食べてもいいのかについて紹介します。
めかぶは妊娠中に食べていいの?
妊娠中は食べないものを選ばなければいけませんが、めかぶは食べても大丈夫なのでしょうか?
特に妊娠中にめかぶは控えるべきだと聞いたことはないですが、知っておいて損はありません。
まずは、めかぶは妊娠中に食べてもいいのかについて紹介します。
食べても大丈夫
結論からいうと、めかぶは妊娠中に食べても問題はありません。
めかぶというのは、わかめの根本の部分なのですが、わかめとは栄養素が違ってきます。
詳しくについては後ほど説明しますが、ある栄養素を除いて特にめかぶは妊娠中に食べては問題ないんです。
まためかぶは栄養素が高くカロリーが低いので、カロリーを気にする妊婦さんにはうってつけな食べ物です。
ヨウ素が含まれているから食べ過ぎには注意
めかぶには、ヨウ素という栄養素が含まれています。
ヨウ素は、妊娠中にも摂るべき栄養素の1つです。
しかし食べ過ぎてしまうと、赤ちゃんが先天性甲状腺機能低下症になるリスクが高くなってしまうんです。
ヨウ素は妊娠中に必要な栄養素ではありますが、食べ過ぎには注意しましょう。
めかぶの栄養素
めかぶは妊娠中に食べても、特に問題はありません。
ただ妊娠中は栄養素に気を配る必要があるので、できることならめかぶの栄養素も知っておきたいですよね。
続いて、めかぶの栄養素について紹介します。
たんぱく質
めかぶに含まれる栄養素1つめは、たんぱく質です。
たんぱく質は、三大栄養素といわれており、生きていくには必要な栄養素です。
エネルギー源になるのはもちろん、ホルモンの材料にもなります。
妊娠中はホルモンバランスが崩れがちなので、たんぱく質はしっかり摂っておきましょう。
食物繊維
めかぶに含まれる栄養素2つめは、食物繊維です。
めかぶには、不溶性食物繊維というものが含まれています。
不溶性食物繊維は水で溶けない食物繊維なので、腸管を刺激して便のかさを増す効果があります。
なので、腸内環境や便秘解消にはうってつけの栄養素です。
カリウム
めかぶに含まれる栄養素3つめは、カリウムです。
カリウムは、細胞内の水分量を調整して、不要な水分を体外に排出するのを促す栄養素です。
なので、むくみ解消や冷え性といったような不調を改善してくれます。
妊娠中は冷え性やむくみを起こしがちなので、カリウムを含む食べ物は食べて損はありません。
ヨウ素
めかぶに含まれる栄養素4つめは、ヨウ素です。
ヨウ素というのは、海藻類に含まれるミネラル成分の1つです。
ヨウ素は甲状腺ホルモンの構成に欠かせないもので、適量であれば特に問題ありません。
現在の私たちの食生活でヨウ素は不足しがちなので、むしろ摂った方がいいともいわれています。
めかぶを使った美味しいレシピ
めかぶには、色んな栄養素が含まれています。
食べ過ぎにこそ注意が必要ですが、食べて置いて損はありません。
では、めかぶを使ったレシピは一体どのようなものがあるのでしょうか?
続いて、めかぶを使った美味しいレシピについて紹介します。
めかぶ納豆
めかぶを使った美味しいレシピ1つめは、めかぶ納豆です。
めかぶを使った美味しいレシピで有名なのが、めかぶ納豆です。
めかぶはネバネバしていますが、納豆を加えることでさらにネバネバ感が味わえます。
ご飯と合わせるとスルスル食べれるので、食欲のないときや体調の悪いときも食べられるんです。
さらにとろろなどを追加すれば、鉄分なども摂れるので、妊娠中にはピッタリです。
めかぶの酢のもの
めかぶを使った美味しいレシピ2つめは、めかぶの酢の物です。
妊娠中は食欲がなくなるときもありますが、そんなときにはめかぶの酢の物をおすすめします。
作り方も簡単で、酢はかなり体に良いものなんです。
酢は疲労回復の他にも、血流改善や食欲増進効果もあります。
もしむくみや冷え性で悩んでいる際は、酢の物を積極的に摂りましょう。
妊娠中に食べた方がいいもの
妊娠中は栄養素を気にして、食事をしなければいけません。
妊婦さんに必要な栄養素は多くあるので、少しでも知っておくと今後役に立ちます。
続いて、妊娠中に食べた方がいいものについて紹介します。
葉酸を含む食べ物
妊娠中に食べた方がいいもの1つめは、葉酸を含む食べ物です。
葉酸は赤ちゃんが育つには大切な栄養素なので、妊娠前から摂っておくことが推奨されています。
葉酸を含む食べ物は、主にほうれん草やブロッコリー、納豆や鶏卵です。
鉄分を含む食べ物
妊娠中に食べた方がいいもの2つめは、鉄分を含む食べ物です。
鉄分は、ヘモグロビンを作る栄養素です。
ヘモグロビンが不足すると体の組織状態が酸欠になり、血液の循環が悪くなってしまいます。
また妊娠中は貧血になりやすいので、出来るだけ摂っておく必要があります。
カルシウムを含む食べ物
妊娠中に食べた方がいいもの2つめは、カルシウムを含む食べ物です。
妊娠中は摂った栄養素がお腹の赤ちゃんにも行き渡るので、妊婦さんに栄養はそこまで残りません。
そんな中で残りにくいのがカルシウムといわれていて、実際骨粗しょう症の原因になるんです。
なので、妊娠中はカルシウムも欠かさず摂っておく必要があります。
妊娠中に食べてはいけないもの
妊娠中に食べた方がいいものがあるとおり、逆に食べてはいけないものもあります。
少しは聞いたことがあるかもしれませんが、一体どのような食べ物があるのでしょうか?
最後に、妊娠中に食べてはいけないものについて紹介します。
ビタミンAを含む食べ物
妊娠中に食べてはいけないもの1つめは、ビタミンAを含む食べ物です。
ビタミンAは、皮膚や粘膜の健康を保つ栄養素です。
ですが妊娠初期に過剰に摂取してしまうと、赤ちゃんの器官形成に支障がでてしまいます。
ビタミンAを含む食べ物は、うなぎやレバーですが、少量であれば食べても問題ありません。
むしろ妊娠中でも食べた方がいいので、食べ過ぎだけには注意しましょう。
生もの
妊娠中に食べてはいけないもの2つめは、生ものです。
妊娠中は免疫力が低くなるので、加熱していない食べ物を食べると食中毒を起こしやすくなってしまいます。
なので、刺身はもちろん、生肉や生卵、明太子や生ハムは食べてはいけません。
まとめ
今回は、妊娠中にめかぶを食べていいのかについて紹介しましたが、参考になったでしょうか?
めかぶは、食べ過ぎなければ妊娠中に食べても問題はありません。
ただ妊娠中は食べてはいけないものもあるので、なにを食べていいかしっかり吟味しましょう。
食べ物で悩む妊婦さんは、ぜひとも今回紹介した内容を参考にしてみてくださいね。