お弁当でも美味しくご飯が食べられると人気のスープジャー。
温かいおかずは温かいままに、冷たいおかずは冷たいままに持ち運ぶことが出来て、とっても便利ですよね!
私はカレーを作った日の翌日に、スープジャーにご飯とカレーをそれぞれ入れてランチにしたりしています!
しかし、いくら便利なスープジャーでも長時間の使用をすると中身は腐ってしまいます。
そこで今回は、スープジャーに入れたカレーやご飯が何時間で腐ってしまうのかを解説していきます!
また、腐りにくくする方法なども紹介していますので、ぜひ最後までご覧くださいね。
目次
スープジャーにカレーやご飯入れると腐る?
朝、スープジャーにカレーやご飯を入れて昼に食べるとすると、5~6時間は腐らずに保存できるといいですよね。
どのくらいの時間であれば、カレーやご飯をスープジャーに入れておいても腐らないのでしょうか。
スープジャーに入れて何時間で腐る?
結論から言うと、スープジャーに入れたカレーやご飯は「5~6時間」を過ぎると腐り始めます。
あまり長時間の保存には向いていないようですね。
食品が腐ってしまう原因は食中毒などの菌の増殖ですよね。
そのような菌類は温度の低下とともに増殖します。
具体的には、60℃以下になると発生し始め、30~40℃がもっとも増殖する温度帯と言われているんです。
アツアツののカレーをスープジャーに入れたとしても、5~6時間たつと温度が徐々に下がってきてしまい、菌が発生してしまうんです。
後ほど、「スープジャーに入れたものを腐りにくくする方法」もご紹介しますが、スープジャーに温かい食品を入れる時は出来るだけアツアツの状態で入れましょう。
そうすることで、菌が発生・増殖して腐ってしまうのを遅らせることが出来ます。
また、食べる時刻から時間を逆算して、スープジャーに食品を入れるようにすることも大切ですね!
スープジャーで腐ったときの見分け方
5~6時間であればカレーやご飯をスープジャーで保存できることが分かりました。
しかし、5~6時間を少しだけオーバーしてしまった時や暑い季節など、スープジャーの中身が腐っていないか不安になる時もありますよね。
ここでは、スープジャーに入れたカレーやご飯が腐っていないか見分ける方法について解説していきますね!
ご飯が腐った場合
ご飯が腐っているか見分けるのに1番分かりやすい見分け方は、「見た目の変化」です。
腐っていないご飯は普通、ふっくらとしていますよね。
しかし、ご飯が腐ると以下のような特徴が現れます。
- 水っぽくベチャっとしている
- ネバネバと糸を引く
これは増殖した菌がご飯の栄養を溶かしてしまうことで起きてくるんです。
スープジャーに入れたご飯がこのような状態であれば、食べるのは絶対にNGですので気をつけましょう!
また、ご飯が固くなっていたり、黄色っぽくなっていることもありますが、これはご飯が古くなると出てくる見た目の変化です。
腐っているわけではありませんので食べられますが、味は落ちてしまっているでしょう。
また、「見た目の変化」以外にも「ニオイ」や「味」でもご飯が腐っていないか見分けることが出来ます。
腐ったご飯は、鼻にツンとくるような酸っぱいニオイや納豆のようなニオイがしますし、味も発酵したような酸っぱい味がします。
出来れば食べてしまう前に、見た目やニオイの変化で気付きたいものですが、
ひと口食べた時に
「いつものご飯の味じゃない、おかしい」
と思ったらすぐに吐き出すようにしてくださいね。
カレーが腐った場合
カレーが腐った場合も「見た目」、「ニオイ」、「味」で見分けることが出来ます。
腐ってしまったカレーの「見た目」には、以下の変化が現れます。
- 緑色や白色の斑点
- 緑色や白色の膜が張る
- 気泡がついている
- ネバネバと糸を引く
- 水っぽくなっている
緑色や白色の斑点や膜はカビが生えている証拠です。
この場合、カビが生えていないところにも菌が発生していることがほとんどですので、カビ部分だけを取り除いて食べたりするのはやめましょう。
また、「ニオイ」や「味」にも以下のような変化が現れます。
- 納豆やチーズのような発酵したニオイがする
- 鼻にツンとくるような酸っぱいニオイがする
- 生臭いニオイがする
- お酒のようなニオイがする
- 舌がピリピリとしびれる
- 酸っぱい味がする
たくさんのスパイスを使ったカレーや、トマトなどを入れた酸味のあるカレー、チーズを入れたカレーなど、具材によってはニオイや味の変化に気付きにくい場合もあるかもしれません。
そのような場合でも、
「いつものカレーの味やニオイとは違うかも。」
と感じたら食べるのを控えることをオススメします。
スープジャーにカレーやご飯を入れても腐らせない方法とは?
さて、ここからはスープジャーに入れたカレーやご飯を腐らせないようにする方法を4つ、ご紹介していきます!
先ほどもお伝えしましたが、スープジャーに入れた食品が腐るのは温度が下がり、菌が発生しやすくなってしまう為でした。
ですから、「スープジャー内の温度を下げにくくすること」が腐らせないための重要なポイントとなってきます!
それでは1つずつ解説していきますね。
スープジャーを温めておく
スープジャーをあらかじめ温めておくことで、その後の温度低下を遅らせることが出来ます。
方法は簡単で、カレーやご飯を入れる前のスープジャーに熱湯を注いで1分ほどフタをしておくだけでOKです♪
この簡単なひと手間で5時間後のご飯の温度が3度も変わってくるので、ぜひ試してみてくださいね。
熱くなったものを入れる
スープジャー内の温度を下げにくくするには、そもそものカレーやご飯をアツアツの状態で入れるのが手っ取り早くて良い方法ですね!
カレーなどの汁ものはコンロを使用し、しっかりと火を入れておきましょう。
ご飯など、直接火を通しにくいものはレンジで温めてもいいですね。
スープジャーがいっぱいになるぐらい入れる
スープジャーがいっぱいになるくらい多めに入れることで、温度低下を防ぐことができます。
とは言え、スープジャーにはそれぞれ容量が定められており、多くはその容量のところに線が引いてあると思います。
容量を超えて入れてしまうと中身がこぼれたり、スープジャーの破損に繋がることもあるので規定の容量は守るようにしましょう!
また、「大は小を兼ねる」と言って大きなスープジャーばかり買ってしまうと、少量だけを入れたい時にかえって不便になりますので注意です!
スープジャーを保温ケースに入れる
スープジャーを保温ケースに入れるのも効果的な方法です。
もし保温ケースがない場合は、布などでくるむだけでもある程度の効果があるので、ぜひ試してみてくださいね。
スープジャーに入れると腐りやすいもの
スープジャーに入れると腐りやすいものを以下にご紹介します。
- 味噌汁
- カレー
- シチュー
- 牛乳
- 炊き込みご飯
味噌汁やカレーなどの汁ものは、先ほどご説明した通り、アツアツの状態で入れておけば腐りにくいです。
しかし、みそ汁やカレーの具によく使われる豆腐やじゃがいも、きのこ類などは傷みやすいので注意が必要です。
また、牛乳などの乳製品も傷みやすいため、スープジャーに入れる際には、先ほどご紹介した腐らせない工夫をしましょう。
スープジャーに入れても腐りにくいもの
さて、反対に腐りにくい食材にはどんなものがあるのでしょうか。
一般的には葉物野菜や根菜類は腐りにくいと言われています。
白菜やキャベツ、大根、ニンジンなどですね!
みそ汁などを作ってスープジャーに入れる場合は、このような具材を使うことをオススメします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
外出先でも温かいお弁当が食べられる便利なスープジャーですが、保存できるのは5~6時間と案外短いことが分かりました。
今回ご紹介した腐らせない方法を使って、賢くスープジャー生活を楽しんでくださいね!