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なめこの味噌汁は食中毒に注意!下痢など症状の原因や対処法について解説

2023年3月5日

なめこの味噌汁は食中毒に注意!
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なめこの味噌汁は美味しいので、食べる人も多いと思います。

ですが、なめこの味噌汁は、作って一晩経った後に食べるのは怖い人も多いでしょう。

実際、放置したなめこの味噌汁を食べて、食中毒になって人もいるといいます。

今回は、なめこの味噌汁は翌日も食べられるのか紹介します。

 

なめこの味噌汁は食中毒に注意!食中毒にならない下処理について

なめこ味噌汁

実はなめこの味噌汁は、下処理をしっかりしないと食中毒になってしまいます。

では、食中毒にならないためにはどうやって処理をすればいいのでしょうか?

まずは、なめこの下処理の仕方について紹介します。

 

下処理は絶対にする

なめこはスーパーだと、真空パックに入って販売されています。

ですが、下処理は絶対にしなければいけません。

というのも、下処理をせずに料理に使うと食中毒を起こしてしまうからです。

なめこはきのこ類なので、繁殖した菌は少なからずついています。

なので、なめこは料理をする際に下処理は絶対にしましょう。

 

パックなめこの下処理方法

パックのなめこの下処理の方法は、以下のとおりです。

パックのなめこは、パックから取り出して水で洗い流します。

なめこを水で洗う理由は、菌や酸味を流すためです。

そしてなめこを洗った後は、沸騰したお湯で1分ほど加熱して菌を完全に死滅させます。

またお湯の他にも、電子レンジで500Wで1~2分ほど加熱してもかまいません。

 

生なめこの下処理方法

生なめこの下処理の方法は、以下のとおりです。

まず、なめこを1時間ほど水にさらし、1本ずつバラしてゴミを取り除きます。

そして、石づきをハサミで切った後にザルにあげて水を切ります。

下処理をした生なめこは、2~3日ほど保存することができます。

しかし、下処理をした後も菌は増えるので、早いうちに食べきってしまいましょう。

 

なめこの味噌汁を作って翌日も食べれるの?腐ったらどうなる?

なめこの味噌汁は下処理をしなければいけないのですが、腐ったら一体どうなるのでしょうか?

また、腐ってしまった場合は、加熱すれば食べることはできるのか気になりますよね。

続いて、なめこの味噌汁が腐ったらどうなるのかについて紹介します。

 

翌日も食べれるの?

結論からいうと、保存方法によって食べられるか変わってきます。

秋や冬などの涼しい間は、常温で保存していても翌日食べることができるんです。

ただ、10℃以上を越えた場所で保存すると、菌が一気に繁殖してしまいます。

なので、夏や10℃を越えた室内で保存した場合、食べることはできません。

 

なめこが腐ったらどうなる?

なめこは腐ると、ぬめりが出たりします。

またなめこの味噌汁の場合だと、腐ると味や臭い、食感などに影響がでてしまうんです。

なめこの味噌汁は腐ると、すっぱい味や臭いがします。

他にも、食べるとなめこのぬめりとは別に、ぬるぬるとした食感がするんです。

もし、臭いや食感、味に違和感があったら既に捨てましょう。

 

なめこの味噌汁!日持ちはいつまで?

なめこの味噌汁は腐ると、変な臭いやすっぱい味がします。

そうなる前に、しっかりと食べておきたいですよね。

では、なめこの味噌汁は一体いつまで日持ちするのでしょうか?

続いて、なめこの味噌汁はいつまで日持ちするのかについて紹介します。

 

日持ちはいつまで?

なめこの味噌汁の日持ちは、保存方法によって違ってきます。

常温だと10℃以下の環境で保存して、翌日まで食べることができます。

また冷蔵保存だと、2日ほど日持ちします。

冷蔵で保存すると多少は長持ちしますが、細菌は増え続けています。

なので、食べたときに味や臭いで違和感を感じたらすぐ捨てましょう。

 

ウェルシュ菌に注意

なめこの味噌汁は、ウェルシュ菌が繁殖しやすいです。

ウェルシュ菌とは常在菌の1つで、食中毒の原因となる菌のことです。

このウェルシュ菌は、2~3時間で繁殖します。

またウェルシュ菌は、食中毒の他にもすい臓病の原因となりかねないんです。

ただ、ウェルシュ菌は75℃以上で1分加熱すれば死滅するので、しっかり加熱しましょう。

 

なめこの味噌汁で腹痛や下痢の症状がでた場合!対処法とは?

なめこの味噌汁を食べて、食中毒を起こすことも少なくありません。

では、なめこの味噌汁を食べて食中毒の症状がでた場合、一体どうすればいいのでしょうか。

続いて、なめこの味噌汁を食べて食中毒になったときの対処法について紹介します。

 

対処法とは?

なめこの味噌汁を食べて食中毒になった場合は、水分補給を忘れないようにしましょう。

食中毒を起こすと下痢や嘔吐を起こし、脱水症状になりやすいです。

なので、軽度の下痢や嘔吐を起こすのに留まるならば、脱水症状に気をつければ問題ありません。

大体1~2日で症状は治まりますが、稀に症状が重症化する場合もあります。

特に、子供やお年寄りだと重症化しやすいので注意が必要です。

もし、症状が一向に良くならない場合は、病院を受診しましょう。

 

薬で止めては駄目

中には、下痢が辛くて下痢止めを飲んでしまう人もいます。

ですが、食中毒を起こした際に下痢止めを服用するのは良くありません。

下痢が起こるのは、体内にある悪いものを出すための自然行為です。

なので、薬で止めてしまうと毒素が外に排出されず、体内に留まってしまいます。

そうなると、体調は一向に良くならないので注意しましょう。

 

なめこの味噌汁の栄養について

なめこの味噌汁は放置しておくと危険ですが、なめこには栄養が豊富です。

食中毒になるのを怖くなったかもしれませんが、どんな栄養があるか知っておいて損はありません。

最後に、なめこの味噌汁の栄養について紹介します。

 

便秘解消

なめこの味噌汁に含まれる栄養1つめは、ペクチンです。

なめこはぬるぬるしていますが、このぬめりはペクチンという栄養素によるものです。

ペクチンは消化管を保護して、胃潰瘍などの予防をしてくれます。

他にもペクチンは善玉菌を増やしてくれるので、便秘解消にも効果的です。

 

免疫力を高める

なめこの味噌汁に含まれる栄養2つめは、βグルカンです。

βグルカンは、免疫の関係因子を活性化させる働きがあります。

その働きから免疫力が上がり、風邪などを予防するのに効果的なんです。

βグルカンは免疫力を上げる他にも、ガンを予防したり、腸内環境を整える効果があります。

 

体内から塩分を排出

なめこの味噌汁に含まれる栄養3つめは、カリウムです。

カリウムは体内から塩分を排出し、高血圧などの予防をしてくれます。

また、むくみ解消にも効果的です。

昨今、カリウムは足りない栄養素となっているので、摂っておいて損はない栄養素です。

 

まとめ

今回はなめこの味噌汁は翌日も食べられるのか紹介しましたが、参考になったでしょうか?

なめこの味噌汁は、保存方法によっては翌日から2~3日ほどは食べることができます。

ただ食べて食中毒を起こした場合は、しっかりと水分補給をして脱水症状を防ぎましょう。

もし、なめこの味噌汁で食中毒を起こすか不安になった方は、ぜひ今回紹介した内容を参考にしてみてくださいね。

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