手作りのお餅やおこわは、市販のものと比べてもとっても美味しいですよね!
しかし、手作りするためには、もち米を蒸しておく必要があります。
もち米を蒸すのって意外と難しく、
「芯が残ってしまって失敗・・・」
なんてこともよくあるんですよね。
せっかくお餅を手作りするのですから、もち米を上手に蒸したいですよね!
そこで今回は、もち米を蒸すのに失敗しないように、芯が残る原因や対処法などを詳しく解説していきます!
蒸すのに失敗してしまったもち米のアレンジレシピなんかもご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね♪
もち米を蒸すのに失敗!芯が残る4つの原因とは?
もち米を蒸すのって案外難しいですよね。
特によくあるのが、芯が残ってしまうこと!
まずは、もち米を蒸したときに、芯が残ってしまう原因を解説していきます。
①もち米の中にうるち米や古いもち米が混じっている
まず最初に確認しておいてほしいのが、
『もち米にうるち米や、古いもち米が混ざっていないか?』ということ!
うるち米や古いもち米は水分の吸収スピードが遅いので、芯が残ってしまう原因になるんです。
ちなみに、うるち米とは私たちが普段食べているお米のこと。
もち米を精米する際に、普通の精米所の精米機を使うと混ざってしまうことが多いです。
ですから、お米屋さんに精米を頼むか、精米済みのもち米を購入すると良いでしょう!
また、うるち米はもち米と比べて透明度が高く、半透明です。
もち米を蒸す前に、透明度の高い粒があれば取り除いておきましょう。
②もち米が水分を吸収していない
もち米は、蒸す前にしっかりと水分を吸収させておく必要があります!
ここを間違ってしまうと、芯が残って失敗する原因になるんです。
では、どのくらい水につけておく必要があるのでしょうか?
実は、最低でも8時間は水につけておく必要があります。
つまり、餅を作ろうと思ったら1日前から準備しないといけないんです!
ちなみに、冬の寒い時期や古いもち米を使う場合は、12時間は浸水させておきましょう。
また、夏場は米が傷まないように、こまめに水を交換すると良いでしょう。
③もち米の水切りが甘い
十分に水につけたもち米は、蒸す前にしっかり水切りするようにしましょう。
水切りが甘いと、蒸す際に蒸気が全体に行き渡らず、芯が残ったり、逆にベチャっとしてしまう原因になります。
水につけておいたもち米をザルに上げたら、30分?1時間ほど置いておきます。
振っても水が出てこなくなれば、しっかり水切りができたサインですよ♪
④蒸しムラがある
当たり前ですが、蒸しムラがあると、芯が残ってしまいますよね。
ですから、全体を均等に蒸すのも大切なポイントとなります!
ではどうすれば良いかと言うと、もち米の中央部分を少しくぼませてください。
そうすることで、火の通りにくい中央部分にもしっかりと熱が入るんですよ♪
もち米を蒸すのに失敗した場合!2つの対処法とは?
さて、蒸し上がったもち米に芯が残っていたら、どうすれば良いのでしょうか?
捨てるのはもったいないし、できればそのまま使いたいですよね!
ここからは、もち米を蒸すのに失敗した場合の対処法について、解説していきます。
①再度蒸し直す
もち米を蒸すのに失敗しても、再度蒸し直せば大丈夫ですよ♪
その際、お酒を大さじ1程度入れて、10分蒸しましょう。
その後、芯がまだ残っていれば再度10分、というように様子を見ながら蒸し直してくださいね!
②電子レンジで加熱
芯が残ったもち米は、電子レンジでも対応できますよ。
電子レンジ対応の容器にもち米を入れ、もち米1合につき水を大さじ1入れます。
その後はラップをし、2~3分ずつ様子を見ながら加熱してくださいね♪
失敗したもち米を使ったアイディア料理
「失敗したもち米を蒸し直してみたけれど、上手く行かなかった・・・」
そんな時には、これから紹介するリメイクレシピを試してみてくださいね♪
あんかけ
失敗したもち米をおこげにして、あんかけを作って食べるのはいかがでしょうか?
作り方も簡単!
①温かい状態のもち米を平たく伸ばし、好みの大きさに切り分ける。
②①が冷めたら、ゴマ油をしいたフライパンで焦げが付くまで焼く。
③お好みの具材(きのこや野菜、魚介類などなんでもOK♪)で中華風スープを作る。
④③に水溶き片栗粉を入れ、あんかけにする。
⑤②のおこげに④のあんかけをかければ完成です!
あげ餅
失敗したもち米を揚げ餅にリメイクして、おやつ替わりにするのもオススメですよ♪
①温かい状態のもち米を平たく伸ばし、1㎝角に切り分ける。
②①が冷めたら、日当たりの良い場所で天日干しにする。
③水分が飛んで乾燥したら、油で揚げる。
④冷めないうちに、味付けをしたら完成です♪
味付けは、塩コショウや醤油、砂糖など、お好みで味付けしてくださいね!
もち米を蒸すのに失敗しない方法
さて、ここからは失敗しないもち米の蒸し方を解説していきます!
基本的な蒸し器を使った方法や、炊飯器を使った手軽な方法もご紹介していますので、参考にしてみてくださいね♪
蒸し器の手順
まずは、蒸し器を使った基本的な方法を解説していきます!
①もち米を数回水で丁寧に洗う。
②洗ったもち米を8時間以上、水に浸しておく。
③ザルに上げたら、30分以上置き、しっかりと水を切る。
④蒸し器に布を敷き、もち米を入れる。
⑤もち米を平らに整えたら、中央部分だけ少しくぼませる。
⑥火にかけ、中?強火で30分蒸す。
⑦味見をして、芯が残っていなければ完成!芯が残っていれば5分ずつ加熱。
蒸し器が無い場合は炊飯器!炊飯器の手順
炊飯器を使えば、もち米を水に長時間つけておく必要もなく、手軽にもち米を蒸すことができますよ♪
①もち米を数回水で丁寧に洗う。
②ザルに上げたら、しっかりと水を切る。
③炊飯器にもち米を入れ、もち米と同量の水を入れる。
④もち米を平らに整えたら、炊飯スタート。(もち米のコースがあれば、そちらを選択する)
⑤炊き上がったらそのまま10分くらい蒸らし、完成。
まとめ
いかがでしょうか?
手作りのお餅やおこわは、市販のものと一味違ってとても美味しいですね。
ぜひ、今回ご紹介したポイントに注意して、上手くもち米を蒸してくださいね!
また、炊飯器を使えば簡単&時短でもち米を蒸すことができます。
ぜひ、そちらも試してみてくださいね♪