寒くなってくると食べたくなる大根料理。
大根は豚汁などの汁物やお鍋などにも使えて万能野菜とも言えます。
大根が安売りしていてついつい買すぎてしまった時や、近所の方から多く頂いたりなど、冷蔵で保存していてはだめになってしまいそうと、冷凍保存する場合もありますよね。
すぐに食べるなら冷蔵保存でも良いですが、ほとんどの場合冷凍保存してしまうでしょう。
ですが、大根は冷凍保存してしまうと食感が変わってしまいます。
大根を冷凍保存すると温めた時に、「ふにゃふにゃ」となってしまい、美味しさが半減してしまいます。
今回は、冷凍大根がふにゃふにゃと柔らかくなった原因や使い道、レシピなどを詳しくお伝えしていきます。
冷凍大根がふにゃふにゃで失敗!原因とは?
冷凍した大根が柔らかくなりすぎてしまう原因について説明します。
また、あまりにもふにゃふにゃだと食べても大丈夫かも気になりますよね。
1.大根の水分が抜ける
大根の内側の組織が壊れることで大根の水分が抜けてしまいます。
壊れた組織から水分が流れてしまい、ふにゃふにゃとした食感になってしまったということです。
2.冷凍大根がふにゃふにゃでも腐ってないから安心
冷凍大根の食感が変わりすぎていると、もしかして腐ったのではと不安になりますよね。
大根がふにゃふにゃとなってしまっても、腐っているわけではないので安心して食べることが出来ます。
大根の良さのシャキシャキ感がないのは残念ですが、おでんのくたくたの大根が好きという方は意外とふにゃふにゃも好きという方もいるかもしれませんね。
冷凍大根がふにゃふにゃ!使い道
冷凍大根がふにゃふにゃになってしまった場合の使い道があるのかについて調べてみました。
ふにゃふにゃになってしまった大根も出来たら美味しく食べたいですよね。
1.煮物
ふにゃふにゃになってしまった大根は、実は味がとても染み込みやすくなっています。
どうして染み込みやすくなっているかというと、組織が壊れたことで細胞に隙間が出来るからです。
味が染み込むということは、煮物などにとても良いですよね。
2.漬物
ふにゃふにゃになってしまった大根は漬物にするのもおすすめです。
短い時間でしっかりと味が染み込みます。
1つだけ気を付けるポイントが大根がふにゃふにゃになってしまっているので、包丁で切る際には注意が必要です。
あまり均等にいろうとせずある程度の大きさに切ることをおすすめします。
3.おでん
ふにゃふにゃになってしまった大根はおでんにもおすすめです。
おでんの大根に味を染み込ませたり、じっくり煮た大根にするのにはとても時間がかかりますよね。
ですが、ふにゃふにゃになってしまった大根は味もしっかり染み込みますし、おでんにはとっても相性が良いです。
冷凍大根が柔らかくならない方法!ためしてガッテン冷凍保存方法と解凍方法
冷凍大根にする際には、日持ちをさせたいから冷凍にするといった方が大半ではないでしょうか。冷凍すると日持ちが出来ますが、柔らかくならないでほしいというかたも多いでしょう。そこで、冷凍をしてもふにゃふにゃにならない方法を紹介します。
1.生の大根をおつゆに浸し冷凍する
生の大根をおつゆに浸して冷凍すると細胞が壊れることを防ぐことが出来るのでおすすめします。
おつゆは、醬油やみりん、砂糖を使います。
そういった調味料を入れることで煮物などをする際にも味が染みて美味しい大根を作れます。
2.解凍方法
大根をうまく解凍する方法はあるのでしょうか。
実は、冷凍保存した大根は、解凍せず凍ったまま加熱調理するのがおすすめです。
大根を冷凍保存すると、短時間で柔らかくなるため解凍する必要がありません。
お味噌汁を作る場合は、沸騰したお湯に大根を冷凍のまま入れるだけで使えます。
冷凍する際に薄切にしておけば、火の通りも早いので、炒め物などにも使えます。
冷凍大根を使ったらレシピ
冷凍大根を使った美味しいレシピを紹介します。
冷凍大根の煮物
材料
冷凍大根 150g(皮を剥いて、1口大に乱切りにして冷凍していた大根)
☆醤油 大さじ2
☆出汁 300㏄
☆みりん 大さじ1
☆酒 大さじ1
☆砂糖 大さじ1/2
作り方
- 鍋に☆と凍ったままの冷凍大根を入れて沸騰したら、弱火で15分程度煮ます。
- 鍋のまま置いて味を染み込ませます。
- 食べる前にもう一度火を通したら器に盛り付けて出来上がりです。
まとめ
今回は、冷凍した大根が柔らかくふにゃふにゃになってしまった場合の原因や対処法、大根を上手く冷凍するための冷凍保存方法についても紹介してきました。
せっかく食べるなら美味しく食べたいですよね。
万能野菜である大根をうまく冷凍保存して、美味しく食べてみてくださいね。