卵はどんなお料理にも合うしお弁当やおかずのために常に冷蔵庫に入っているという家庭も多いでしょう。
卵は消費期限が長いイメージがしますし、たくさん買っておいても大丈夫と思ってついつい多めに置いておいてしまいますよね。
気が付いたら消費期限が1か月も切れてしまっていたなんてこともあるかもしれません。
この記事では、
- 卵の消費期限切れは食べれる?
- 加熱したら食べれる?
- 食べてはいけない卵の見分け方
について詳しく解説していきます。
目次
卵の消費期限切れ1か月でも食べれるの?
卵の消費期限が1か月きれてしまった場合食べれるのか気になる方も多いかもしれません。
また、賞味期限と消費期限の違いを具体的に解説します。
①そもそも「消費期限」と賞味期限」の違いとは?
【消費期限】
- 開封していない状態
- 適した保存条件で保存されていた場合
に安全に食べれる期間のことを消費期限と言います。
消費期限を超えて食べるのは健康上危険なので避けるようにしましょう。
消費期限は食品劣化や保存期間も短期間の物に表示されることが多いです。
例えば、サンドイッチや総菜などが挙げられます。
【賞味期限】
- 開封していない状態
- 適した保存条件で保存されていた場合
に一番良い状態で美味しく食べれる期間のことを賞味期限と言います。
②卵の消費期限切れ1か月は食べれる?
卵の賞味期限はサルモネラ菌の増殖を抑えられる期間+一週間ほどに設定されています。
サルモネラ菌は温度が高いほど増殖しやすいです。
なので、卵が産卵されてからの賞味期限の日数は、
- 気温が高くなる夏季(7~9月)は16日以内
- 春(4~6月)秋(10~11月)は25日以内
- 冬季(12~3月)は、57日以内
と夏季が一番短くなっています。
冬季だと賞味期限が一か月きれても食べれるということになります。
ですが、万が一のことも考えて品質に問題ないかを確認してから調理するようにしましょう。
卵の消費期限切れは加熱したら食べれるの?
消費期限切れの卵は加熱をすれば食べれます。
加熱することで、サルモネラ菌が死滅するからなのですがすべての卵が食べれるというわけではありません。
卵の状態にもよるので、よく確認してから加熱するようにしましょう。
卵が長時間腐らない理由とは?
卵がどうして日持ちするのか疑問に思う方も多いでしょう。
腐らない理由と卵にひびが入っていた場合について解説します。
①腐らない理由
卵はどうして消費期限が長いのに腐らないのでしょうか。
卵黄に雑菌がつくことで腐敗してしまいます。
卵の構造上、殻や卵黄で雑菌が侵入しにくいことや白身に抗菌作用があることで腐りにいです。
ですが、時間がたつことで白身の抗菌作用が弱くなり黄身が浮いてくると殻についてしまって腐ってしまいます。
②卵にひびが入っていたら注意
卵を買って帰ってきて冷蔵庫に入れようとしたら卵が割れていたという経験がある方も多いのではないでしょうか。
実は、卵にひびが入ったり割れてしまうと菌が繁殖しやすい状態になってしまいます。
生なら当日中、加熱する場合でも2~3日くらいのうちに出来るだけ早く食べるようにしましょう。
卵の賞味期限表示が2~3週間の理由とは?
卵の賞味期限はだいたい2~3週間くらいの記載がされています。
長く感じる方もいるかもしれません。
ですが、品質が落ちる期間よりもだいぶ短く設定されて記載されています。
賞味期限の設定の基準は、「夏場に生で食べる」ということを基準として設定されています。
サルモネラ菌の繁殖が起こらない期間+買ってから冷蔵庫で保存する期間を一週間と考えて2~3週間となっています。
一般的には、パック詰めの2週間後を賞味期限に設定している業者などが多いです。
食べてはいけない卵の見分け方
食べると腹痛などを起こしてしまう可能性がある卵の見分け方を紹介します。
①臭い
まずは匂いです。
卵を割って硫黄のような匂いがしたら腐っているので捨てるようにしましょう。
②白身の色
白身の色が通常と異なっている時も捨てるようにしましょう。
例えば、白身がピンクや緑に変色していたり、緑や黒い点がある場合は菌が繁殖しているサインです。
③水に浮く
卵の中に含まれている水分は、時間がたてば蒸発していきます。
そのため内部に空気が入り水に浮きやすくなるんです。
卵が全部つかるくらいの容器に水を入れた状態で水に完全に浮かぶ場合は古い卵なので食べないようにしましょう。
④振ってみる
先ほど解説したように、古い卵は卵の内部に空気が入ってしまいます。
そうすることで、振るとシャカシャカ音がします。
卵が大丈夫か気になったら割る前に振ってみるのもおススメです。
まとめ
この記事では、
- 卵の消費期限切れは食べれる?
- 加熱したら食べれる?
- 食べてはいけない卵の見分け方
について詳しく解説してきました。
季節によっても保存条件なども変わってくるので、賞味期限と消費期限をうのみにせずしっかり品質を確認してから食べることをおススメします。