スーパーなどでよく売られているキャノーラ油。
サラダ油と同じくらい値段も安いので、普段の料理に使用している方も多いのではないでしょうか?
しかし、
「キャノーラ油が体に悪いって聞いたけど、本当?」
「サラダ油とキャノーラ油、どっちがいいの?」
と、疑問に思うこともありますよね。
そこで今回は、キャノーラ油が本当に体に悪いのか?詳しく解説していきます!
また、体に良い油もご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね♪
そもそもキャノーラ油とは?
そもそも、キャノーラ油がどんなものなのかをご存知でしょうか。
まずは、キャノーラ油についてご紹介していきます。
特徴は?
キャノーラ油は変なクセが無く、風味がよいという特徴があります。
また、加熱に強いという特徴もあり、揚げ物なんかにもよく使われますね!
ちなみに、キャノーラ油にはオレイン酸が60%以上も含まれており、これはオリーブ油に次ぐ多さとなっています。
オレイン酸は悪玉コレステロールを抑制する効果があり、このことから、「キャノーラ油は健康に良い」と言われることもあります。
原料は?
キャノーラ油は、キャノーラと呼ばれる品種の菜種油から作られています。
従来の菜種油には、エルカ酸という有害な物質が含まれており、アメリカでは菜種油が禁止されていました。
そこで作られたのが、エルカ酸を含まないキャノーラ品種だったんです!
ちなみに、現在日本で販売されている菜種油には、有害なエルカ酸は含まれていないので、安心してくださいね♪
キャノーラ油は体に悪いの?
さて、本題に入りますが、キャノーラ油は体に悪いものなのでしょうか?
トランス脂肪酸
キャノーラ油には、トランス脂肪酸が多く含まれています。
このトランス脂肪酸は、悪玉コレステロールを増やす働きを持つため、摂取しすぎると動脈硬化が進み、心筋梗塞などの心臓病リスクが高まる恐れがあるんです。
ちなみに、このトランス脂肪酸はキャノーラ油以外にも、マーガリンやサラダ油にも含まれていますよ。
高カロリー
キャノーラ油は動物性の油と比べればカロリーは低いですが、それでも高カロリーな製品です。
揚げ物ばかりを食べていると太るのと同じように、キャノーラ油ばかり使用していると太ってしまうリスクが高まりますね。
遺伝子組み換えの原料
キャノーラ油には、遺伝子組み換えの原料が使用されている可能性があります。
特に、海外産の菜種を使用している商品の場合、遺伝子組み換えである可能性は高いでしょう。
現在、遺伝子組み換え作物を摂取することが、すぐに健康被害につながるとは考えられていません。
しかし、子や孫の世代に渡って、その安全性が確認されているわけではないため、必ずしも安全であるとは言い切れない部分があるんです。
キャノーラ油とサラダ油とどっちがいい?
キャノーラ油とよく似た商品に、サラダ油がありますよね。
値段も同じくらいのものが多い印象ですが、買うならどっちがいいのでしょうか?
成分はどちらもほとんど同じ
実は、キャノーラ油とサラダ油では、成分はほとんど同じなんです!
しいて言うなら、「キャノーラ油はキャノーラ品種と呼ばれる菜種を使用している油」で、「サラダ油はそれ以外の菜種油を使用している油」といったところです。
つまり、キャノーラ油はサラダ油の1種であると考えられますね。
体に良い油を使うなら!
さて、キャノーラ油は体に良くない成分も含んでいることが分かりました。
キャノーラ油を普段から使用している方の中には、驚いた方もいるかもしれませんね。
そこで、最後に体に良い油を4つ、ご紹介しておきます!
オリーブオイル
今や日本でもなじみ深い油であるオリーブオイル。
オリーブオイルには、悪玉コレステロールを抑制するオレイン酸が非常に多く含まれており、健康的な油として有名ですね!
また、便秘解消や美肌効果も期待できますので、ぜひ積極的に摂り入れてみてくださいね♪
こめ油
米油とは、米ぬかから抽出した油のこと。
国産米を使用しているので、遺伝子組み換えの心配もいりませんよ。
また、米油には動脈硬化や糖尿病などの生活習慣病を予防する効果があるので、健康に気を遣う方には特にオススメ!
また、米油は他の油と比べると割と安価なので、毎日使う油としてもオススメですよ!
亜麻仁油
アマニ油は、近年注目されている油の1つですね!
αリノレン酸を多く含むため、血液をサラサラにしたり、脳を活性化させる働きがあります。
さらに、アマニ油に含まれるリグナンという成分には女性ホルモンを整え、肌や髪の毛に潤いを与える効果もあるため、女性にオススメな油なんですよ♪
えごま油
えごま油は近年、アンチエイジング効果があると注目されています!
えごま油は、血液をサラサラにしたり脳を活性化させる働きを持つαリノレン酸を多く含みます。
また、他の油に比べて低カロリーなのも嬉しいですね!
ちなみに、荏胡麻(えごま)とはゴマとは関係なく、シソ科の植物の種なんですよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
キャノーラ油は風味もよく、値段も安いので、使用している方は多いのではないでしょうか?
しかし、トランス脂肪酸が多く含まれていたり、遺伝子組み換えの原料が使用されている可能性があることから、体に悪いとも言われています。
また、よく似た商品のサラダ油も、キャノーラ油と同様のようですね・・・。
健康を気遣いたい方は、今回紹介したオリーブオイルやこめ油などを使ってみては?