そら豆を食べるとき、薄皮をむいて食べるかどうかは人それぞれだと思います。
ただ一説によると、そら豆の皮には毒があるという説があります。
では、本当にそら豆の皮には毒があるのでしょうか？
今回は、そら豆の皮の食べ方などについて紹介します。
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そら豆の皮は毒があるから危険？
そら豆の皮には毒があるという噂がありますが、本当にそら豆の皮には毒があるのでしょうか？
また毒がなかった場合、一体なぜそのような噂が出たのか気になりますよね。
まずは、そら豆の皮には毒があるのかについて紹介します。
そら豆の皮には毒はない！
結論からいうと、そら豆の皮に毒はありません。
そら豆は独特な臭いがしますが、これは栄養が豊富な証拠で食べても問題はないんです。
後ほど詳しく紹介しますが、そら豆の皮には以下のような効果があります。
高血圧予防、動脈硬化予防の他にも、貧血予防と改善に役立ちます。
そら豆の皮に毒があるといわれた理由
そら豆の皮に毒があるといわれる理由は、ソラマメ中毒が深く関わっています。
ソラマメ中毒は、そら豆を食べ過ぎることで発症するものです。
ソラマメには、ビジンというものが含まれています。
これが、腸内細菌のβ-グルコシターゼの作用で生じたジビシンが原因物質となって中毒を起こすんです。
ただ、この作用について知っている人はそういません。
そのため、何も知らない人からすればそら豆には毒性があるから、そら豆中毒を起こすと考えたのが噂の原因です。
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そら豆の栄養について
そら豆の皮に、毒は含まれていません。
実は毒ではなく、色んな栄養素が含まれているんです。
では、そら豆の皮には一体どのような栄養が含まれているのでしょうか？
続いて、そら豆の皮に含まれる栄養素や効能について紹介します。
皮の栄養
そら豆の皮には糖質やたんぱく質の他にも、ビタミンB1やビタミンB2も含まれています。
他にも鉄分やリンなどのミネラル類も含んでいるので、かなり栄養価が高いんです。
カリウムは余計な水分を外に出し、ビタミンB1はエネルギーを全身に巡らせてくれます。
またビタミンCは抗酸化作用があり、鉄分は貧血予防に効果的なんです。
そら豆の皮1つで、これだけの栄養が含まれています。
できることならば、皮もそのまま食べると効率よく栄養素が摂れるのでおすすめです。
効能
そら豆の皮が体にもたらす効能は様々ですが、その中でも効果的なものは以下の3つです。
動脈硬化予防、高血圧予防と改善、貧血予防と改善です。
他にもビタミン類やリンが体を動かす資本になるので、そら豆を食べるだけでも多くの効能を得られます。
なので、高血圧で悩んでいる方や動脈硬化を防ぎたい方にはそら豆を皮ごと食べるのをおすすめします。
そら豆の皮の食べ方とは？皮を柔らかくする
そら豆の皮ですが、むきにくくてそのまま食べてしまう人も少なくありません。
中には、皮の食感が嫌だけれども無理に食べる人も多いと思います。
では、そら豆の皮を柔らかくする方法はあるのでしょうか？
続いて、そら豆の皮の食べ方について紹介します。
調理の直前にさやから出す
そら豆の皮を柔らかくするには、調理の直前にさやから出すことが大事です。
というのも、そら豆などの豆類は、さやから出すとだんだん鮮度が落ちていってしまいます。
すると水分が蒸発し、皮がむきにくくなってしまうんです。
なので、そら豆の皮を柔らかくしたいときは、調理の直前に出して水分が蒸発するのを防ぎましょう。
長時間の加熱はダメ！短時間で
またそら豆を柔らかくする際は、長時間でそら豆を茹でたりするのは禁物です。
加熱しすぎると食感が変わるので、塩ゆでするときは3～4分ほどで済ましましょう。
焼くときも7～8分で済ませると、皮も柔らかい状態になります。
また、さやを付けたまま丸ごと焼くと、中のそら豆が蒸されて皮が柔らかくなります。
そら豆の皮を使ったレシピを紹介
そら豆の皮には栄養が多く含まれているので、できることなら食べた方がいいです。
では、そら豆の皮を美味しく食べる方法はあるのでしょうか？
最後に、そら豆の皮を使ったレシピについて紹介します。
そら豆の皮使ったトースター焼き
そら豆の皮を使ったレシピ1つめは、トースター焼きです。
まず塩ゆでしたそら豆の薄皮を、アルミホイルを敷いてトースターに広げて焼きます。
大体1200wで5～15分ほど加熱し、完成です。
元々塩味がついているので味付けも不要で、簡単にできます。
また、カリカリな食感が好きな人は、薄皮が茶色に焦げ目がつけるまで加熱するのをおすすめします。
空豆の薄皮揚げ
そら豆の皮を使ったレシピ2つめは、そら豆の薄皮揚げです。
作り方は簡単で、まずそら豆の皮を180℃の油で揚げます。
そして揚げた薄皮に、カレー粉と塩を振って完成です。
カリカリとした食感に、カレー粉の辛味が絡まってとても美味しいと評判のメニューです。
そら豆塩炒め
そら豆の皮を使ったレシピ3つめは、そら豆の塩炒めです。
まずフライパンに油をひき、さやから取り出したそら豆をお尻側に切れ目をつけます。
そしてそら豆をフライパンで炒め、片目に焼目が付いたら裏返して同様に焼きましょう。
そら豆が両面とも焼けたら、塩を振って完成です。
まとめ
今回は、そら豆の皮には毒があるのかについて紹介しましたが、参考になったでしょうか？
そら豆の皮には毒はなく、それどころか栄養価がかなり高いです。
なので、できるならばそら豆は皮ごと食べるのをおすすめします。
もし、そら豆の皮に毒があると不安な方は、ぜひとも今回紹介した内容を参考にしてみてくださいね。