うっかり車のシートにジュースをこぼしてしまい、シミになってしまったなんてことはありますよね。
シミを落としたくても、シートを外して丸洗いとはいうのはまずできません。では、一体どうすれば、車のシートにできてしまったジュースのシミを落とせるのでしょうか?
今回は、車のシートにジュースをこぼしたときにできたシミの落とし方について紹介します。
車のシートにジュースをこぼした!シミを落とす方法とは?
車のシートにジュースをこぼしてできたシミを落とす方法は、いくつかあります。
しかし、落とす方法もシートの素材によって変わってくるんです。車のシートの種類は、布製のファブリックシートと革製のレザーシートに分かれますよね。
まずは、この2つのシートについてしまったシミの落とし方について紹介します。
布製のファブリックシートに付いたシミの落とし方
まず布製のファブリックシートについたシミの場合、布シートクリーナーが効果的です。
布シートクリーナーには、酸素系漂白剤が配合されているので、ジュースのシミなどを綺麗に落としてくれます。他にも布シートクリーナーがない場合は、過酸化水素水でシミを落とすこともできます。
落とし方も簡単で、タオルにスプレー液を吹きかけ、それでシミを叩いて落とすだけです。シミが頑固な場合は、そのままシミに直接スプレー液をかけて構いません。
ですが、叩いた後はしっかりと別の乾いたタオルでしっかりとふき取りましょう。
革製のレザーシートに付いたシミの落とし方
革製レザーシートについたシミの場合、雑巾でふき取るのが1番効果的です。
そもそも革製のレザーシートは、表面がツルツルにコーティングされています。そのため、布製のファブリックシートよりシミを落としやすいんです。
基本は固くしぼった雑巾で、シミができた部分だけでなく全体を拭くだけで汚れは落ちます。ただ注意すべきなのは、革製のレザーシートに漂白剤を使ってはいけません。
革製のレザーシートに漂白剤を使ってしまうと、シートが傷んでしまうので注意が必要です。
車のシートのシミ抜きに使えるもの
シートの種類は分かれますが、どちらの車のシートにも効果的なシミの落とし方はあります。
よく「アルコールが入ったティッシュはシミを落とせる」などと聞きますが本当なのでしょうか?
続いて、車のシートのシミ抜きに使えるものについて紹介します。
セスキ炭酸ソーダ水
車のシミ抜きに使えるもの1つめは、セヌキ炭酸ソーダ水です。
セヌキ炭酸ソーダ水に含まれるアルカリ性成分は、油汚れに効果的なものです。
油汚れだけでなく、ジュースのシミなどを落とすのにも効果的で、幅広い汚れに適応できます。落とし方も簡単で、まずはシミができた個所にセヌキ炭酸ソーダ水をスプレーします。
そして2~3分おいてなじませた後に、ティッシュで濡れた部分をふき取ります。このとき気を付けるべきことは、スポンジ内部までにセヌキ炭酸ソーダ水をしみ込ませないことです。
素早くティッシュで叩いて、水分を抜きましょう。
アルコールが入ったウェットティッシュ
車のシミ抜きに使えるもの2つめは、アルコールが入ったウェットティッシュです。
アルコールは、汚れなどを浮かせて落としやすくしてくれる効果があります。そのため、アルコールが入ったウェットティッシュで軽くたたくと、簡単にシミ汚れを落とすことができます。
この方法は簡単な上、そこまでコストもかからないので非常におすすめです。
蒸しタオル
車のシミ抜きに使えるもの3つめは、蒸しタオルです。
濡れたタオルを折りたたんで、電子レンジで500Wに設定し30秒温めたものでもシミを落とす事ができます。
蒸しタオルの温かさの目安は、湯気が出るぐらいがちょうどいいです。そして温めた蒸しタオルでシミを叩くと、驚くほど汚れが落ちます。
数日経過したシミを落とす方法
ジュースをこぼしたときなどは、シミに気づきやすいですが、ときにはシミ汚れを見逃すこともあります。
もしそうなったとき、時間経過してしまったシミは落としにくいですよね。ですが、あるものを使えば数日経過したシミも簡単に落とせるんです。
続いて、数日経過したシミを落とす方法について紹介します。
ワイドハイター
数日経過したシミを落とす方法1つめは、ワイドハイターを使う方法です。
先ほど紹介しましたが、酸素系漂白剤はシミ汚れに効果的です。ワイドハイターも酸素系漂白剤なので、シミ汚れには非常に便利なアイテムといえます。
落とし方も非常に簡単で、まず霧吹き500mlのボトルに小さじ半分のワイドハイターを混ぜます。そしてシート全体に吹きかけ、その後に蒸しタオルでシートをふき取りましょう。
最後にシートをよく乾燥させれば、シミ汚れはあっという間に消えます。
スチームクリーナー
数日経過したシミを落とす方法2つめは、スチームクリーナーを使う方法です。
スチームクリーナーはよくシミを落とすのに使いますが、車のシートにも使うことができます。方法は、スイッチを入れて、ノズルをシートに近づけながらゆっくりと動かします。
そして浮き上がった汚れをふき取り、よく乾燥させれば完了です。ただ注意すべきなのは、スチームクリーナーは高温の蒸気がノズルからでます。
そのため火傷や、他にも電源の確保などもしなければいけません。スチームクリーナーを使う際は、延長コードやインバーターなどもあらかじめ準備しておきましょう。
専門業者に頼んだときの費用とは?
車のシートについてしまったシミは自分でも落とせますが、もちろん限度があります。
自分で落としても落ちない場合は、専門業者に頼むしかありません。では、専門業者に頼んだ場合、費用は一体どのぐらいかかるのでしょうか?
最後に、専門業者に頼んだときの費用について紹介します。
ディーラーに頼む場合
ディーラーに頼む場合、大体は22000円から30000円程度が相場です。
これはディーラーによっても違いますが、ほとんどの会社は車のランクによって料金が変わってきます。例えば、ヴィッツなどのSクラス車は1番安く、Mクラス車、Lクラス車とランクが上がると料金が高くなります。
他にも、車のランクではなく、あらかじめ料金設定されているディーラーもあるので注意しましょう。
大手カー用品店に頼む場合
大手カー用品店に頼む場合は、15000円から50000円が相場です。
これらの料金の違いは、シートのどこを綺麗にするかどうかで変わってきます。オートバックスの室内まるごとクリーニングだと、27000円から50000円ほどかかります。
ですが1席のシートクリーニングであれば、3000円程度ですむんです。専用の機械を使って洗浄するだけでなく、日数もかかるのでコストがかかるものほど料金は高くなります。
なのでシミ汚れの程度によって、料金が変わってくるといえます。
まとめ
今回は、車のシートにジュースをこぼしてできたシミの落とし方について紹介しましたが、参考になったでしょうか?
思ったよりも、車のシートにできたシミは自分で落とすこともできます。ただシミも放置しておくと、個人では取ることも難しくなってきます。
もしシミを落とすのが困難な場合、専門業者に頼むことも視野に入れましょう。車のシートにシミを作って困ってしまった方は、ぜひとも今回紹介した内容を参考にしてみてくださいね。