カレーライスなどには、らっきょうが欠かせませんよね。
しかし食べるときに、器に移して賞味期限が分からなくなったなんて事もあると思います。では賞味期限は分からないとき、どうすれば賞味期限を確かめられるのでしょうか?
今回は、常温の他に冷凍冷蔵でのらっきょうの賞味期限と保存方法について紹介します。
【常温の場合】らっきょうの賞味期限は?
らっきょうは普通冷蔵庫で保存しますが、常温でも保存できない事はありません。実は日に当てる事がなければ、常温でもらっきょうはある程度持つんです。
では、常温で保存した場合のらっきょうの賞味期限とは、どれくらいなのでしょうか?
まずは常温のらっきょうの賞味期限と、保存方法について紹介します。
常温:賞味期限
常温保存でのらっきょうの賞味期限は、大体1ヶ月程度です。
後で詳しく紹介しますが、らっきょうは冷蔵保存するとかなり長持ちします。ですが常温だと、どうしても冷蔵保存するよりも温度が高いです。
他にも日に当たってしまうと、らっきょう自体が傷んでしまいます。それらを考慮すると、らっきょうを常温で保存した場合の賞味期限は、1ヶ月というわけです。
しかし、夏場と1度箸をつけてしまった場合は、また話が違ってきます。夏場は当然ですが、室内の温度が急激に上がります。
例え冷房をつけていたとしても、日差しが強く、食品を痛めつけるのに変わりありません。
そして、1度箸をつけた場合ですが、1度箸をつけた場合は数日以内に食べきる必要があります。理由は、箸についた菌が器などに付着して増殖するからです。
菌が1度付着すると広まるのは早いので、数日内に食べきらないとお腹を壊す可能性があります。
常温での保存方法
常温でらっきょうを保存する場合は、日が当たらないように気を配る必要があります。
日が当たるとらっきょうが酸化し、腐敗の速度が速まるからです。他にも気をつけるのは、温度です。
室内の温度は、20℃以下である必要があります。大体ベストなのが、16℃から20℃の間なので、春や秋、冬であれば問題はありません。
らっきょうを常温で保存する場合は、暗く涼しい場所で保存するようにしましょう。
【冷蔵庫の場合】らっきょうの賞味期限は?
らっきょうを保存するとしたら、普通は冷蔵庫ですよね。冷蔵庫は常温と違って、涼しいので色んな意味で常温で保存するより長持ちします。
では冷蔵庫で保存した場合、らっきょうの賞味期限はどれくらいなのでしょうか?
続いて、冷蔵庫で保存した場合のらっきょうの賞味期限と、保存方法について紹介します。
冷蔵庫:賞味期限
冷蔵保存でのらっきょうの賞味期限は、およそ1年です。
常温保存の場合と違い、冷蔵保存であればかなり持ちます。やはり常温とは違い、日が当たらず涼しい環境にあるおかげで、これだけ日持ちするという事です。
ですが、冷蔵保存でもいくつか問題があります。それが保存料と箸をつけてしまった場合です。
最近では、天然素材を売りに保存料などを使っていないらっきょうなども売られています。
普通のらっきょうはある程度の保存料があるので、1年ほどの賞味期限を保てます。ですが保存料が含まれていないと、1ヶ月程度までに落ちてしまうんです。
2つめの理由ですが、冷蔵保存でも1度でも箸をつけてしまった場合は賞味期限が落ちます。
理由は先程と同じで、菌の繁殖が原因です。
冷蔵の場合、常温より菌の繁殖はゆるやかですが、それでも数日以内に食べきる必要があります。どちらの理由にせよ、市販のらっきょうの場合は容器に書かれた賞味期限に従わなければなりません。
もし容器を捨ててしまった場合は、これらを目安にするか味見する事で確認をします。なので、できるだけらっきょうの入った容器は捨てないようにするのが賢明です。
冷蔵庫での保存方法
冷蔵庫でらっきょうを保存する場合は、容器をしっかり密閉する事が大切です。
空気に触れてしまうと、食べ物は徐々に腐敗していきます。なので冷蔵保存だからといって、ゆるくラップや蓋を閉めておくだけではしっかり保存できません。
蓋をしっかりする他にも、もっと長く保存しておきたい場合は、器を移し変えましょう。理由は、器を清潔にしていても、汁などが酸化すると菌が増えるからです。
そのため、こまめに別の器に移す事で、1週間程度賞味期限を延ばす事もできます。ですができるなら、容器に書かれた賞味期限に従いましょう。
【冷凍の場合】らっきょうの賞味期限は?
常温と冷蔵で保存が利くのなら、冷凍保存も可能かと思いますよね。実際、らっきょうは冷凍保存ができます。
では冷凍保存をした場合、らっきょうの賞味期限はどれくらいなのでしょうか?
常温・冷蔵に続いて、冷凍でらっきょうを保存したときの賞味期限と保存方法について紹介します。
冷凍:賞味期限
冷凍保存でのらっきょうの賞味期限は、3年程度です。意外にも、らっきょうを冷凍で保存する事ができます。
他の食品も冷凍すれば長持ちしますが、その中でもらっきょうはかなり長持ちするんです。
3年というのは、あくまで保存料が含まれた場合と、しっかりと密閉したかどうかで決まります。ただどちらを優先すべきかといわれたら、やはり密閉状態が大事になってきます。
理由は、空気に触れて酸化をさせないためです。
1度でも空気に触れて酸化してしまったものは、元には戻せません。さらに腐敗の速度が速まるので、冷凍する場合でも空気を抜く事はかなり重要になってきます。
また霜がつかないように工夫すると、さらに賞味期限は伸びます。霜を取り除くと、賞味期限は5年から10年まで持つようになるんです。
しかし普通なら、そこまで時間がかかるほど、大量のらっきょうを買い込む事はありません。この基準は手作りでも同じなので、もし手作りで大量に作ってしまった場合に有効活用できます。
冷凍での保存方法
らっきょうを冷凍保存するときは、密閉袋に入れて冷凍します。
このとき袋をしっかり閉めるのも大事ですが、汁を入れる事も大事です。汁は抜いた方がいいように見えますが、実はそうではありません。
汁を抜いてしまうと、らっきょうが冷凍焼けする可能性が高くなります。なので、汁は十分に入れておきましょう。
また汁に空気が混じると、腐敗する速度が速くなります。袋内の空気をストローなどを使って、しっかり抜いておくのも重要です。
また解凍する場合には、自然解凍で構いません。できるならば流水でもみ洗い流してあげると、しっかりと食感も復活します。
らっきょうは腐るとどうなる?3つの見分け方
らっきょうは塩で漬けるので、かなり長持ちする食べ物です。しかしだからといって、腐らないというわけではありません。
食べ物は腐ると変色したり、臭いが変わりますが、らっきょうも同じなのでしょうか?
最後に、らっきょうは腐るとどうなるのかについて紹介します。
①腐敗臭がする
らっきょうが腐っているサイン1つめは、腐敗臭がする状態です。
どんな食べ物でも、腐敗臭はしますよね。らっきょうも同じで、腐るとツンとした臭いがします。
元々らっきょうはツンとした臭いがしますが、腐っている場合は明らかにツンとした臭いがするんです。
恐らく鼻が詰まっていても、「これは腐ってる」と判別はできます。なので異常なまでにツンとした臭いがしたら、必ず捨てましょう。
②ぶよぶよになる
らっきょうが腐っているサイン2つめは、ぶよぶよになった状態です。
らっきょうは腐ると、中にある水分が漏れ出してぶよぶよした状態になります。食感もゴムのような感じがするので、間違って食べても分かりやすいです。
もし臭いで判別できない場合は、食感で確かめてみるのもいいかもしれません。ですが食感がぶよぶよしていたら、すぐに吐き出してしっかり処分しましょう。
③カビが生える
らっきょうが腐っているサイン3つめは、カビが生えている状態です。
このカビが生えた状態は、かなり腐っている状態を表しています。先程は食べて確かめても問題ないといいましたが、カビが生えている場合は別です。
カビが生えたらっきょうを食べると、食中毒を起こす可能性が高いです。なのでカビを見かけたら、すぐに捨てましょう。
まとめ
今回はらっきょうの賞味期限について紹介しましたが、参考になったでしょうか?
らっきょうは比較的長持ちしますが、油断は禁物です。常温だとそう長くは持ちませんし、冷蔵保存でも限界があります。
なので大事なのは、保存方法とあらかじめ容器に記載された賞味期限を守る事です。容器を捨ててしまって、賞味期限が分からなくなった方は、ぜひとも今回紹介した内容を参考にしてみてくださいね。