よくおせちなどで食べる数の子ですが、普段でも食べる機会はありますよね。
しかし、口にする事は少ないので、数の子の賞味期限はいつまでなのか分からない人も多いと思います。他にも、おせちに数の子を入れたいけど、事前に用意していいのかも気になるところです。
ということで、今回は、数の子の賞味期限切れはいつなのかについて紹介します。
数の子は冷凍保存しても大丈夫?
食品を保存するとき、賞味期限切れにならないよう、冷凍保存するのは当たり前ですよね。
ですが、数の子は冷凍できるのか少し想像がつきません。実はある条件を満たしてさえいれば、数の子はきちんと冷凍できるんです。
まずは、数の子が冷凍できるのか、冷凍の仕方について紹介します。
味付け数の子は冷凍できる
そもそも数の子には、味付けだったり塩づけだったりと、かなり種類が多いですよね。
その中でも冷凍できるのは、味付け数の子です。
なぜ味付け数の子が冷凍できるのかというと、味付け数の子は事前にしっかりと味付けがされているのが関係しています。数の子はかなり繊細な食材なので、何かでコーティングされていないとすぐに傷んでしまうんです。
味付け数の子の場合は漬け汁でコーティングされているので、冷凍保存ができるというわけですね。ただ賞味期限切れというのは、もちろん存在します。
その冷凍した数の子の賞味期限については、後々紹介します。
塩づけの数の子は冷凍できない
先程、味付けした数の子は冷凍できると紹介しています。
では、塩づけ数の子はどうなのかというと、塩づけ数の子は冷凍できません。なぜ冷凍できないかというと、塩で包んでいた膜が切れてしまうからです。
味付け数の子は、塩づけ数の子と違って、繊細な塩ではなく漬け汁でコーティングされています。漬け汁にはたくさんの成分が含まれているので、塩よりも数の子を包む膜は分厚いんです。
そのため、塩づけ数の子は冷凍してしまうと、バラバラになって食感がなくなってしまいます。あの数の子の独特な食感を残すためにも、塩づけの数の子は冷凍しないようにしましょう。
冷凍した「数の子」の賞味期限について
味付け数の子は冷凍できますが、冷凍した場合、一体いつまで賞味期限は持つのでしょうか?
数の子は冷凍できる条件は厳しいですが、とある事をすれば数ヶ月は保存がきくのです。
続いて、どうすれば冷凍保存できるのか、数の子を冷凍保存したときの賞味期限についても紹介します。
冷凍した数の子の賞味期限は3ヶ月
冷凍した数の子ですが、賞味期限は大体3ヶ月程度といわれています。
これは調味料の問題もありますが、数の子自体の冷凍できる期間の方が問題になってきます。そもそも数の子は生ものなので、そこまで長く保存できるほどの食材ではありません。
そのため、数の子が傷まないのを考えると長くても3ヶ月ぐらいがギリギリといえるでしょう。
3ヶ月を過ぎてしまうと賞味期限切れになるので、冷凍していてもなるべく早めに食べておくのが正解です。
数の子を冷凍するときは漬け汁も一緒に
味付け数の子は冷凍できますが、このとき漬け汁も一緒でないと冷凍できません。
これには2つ理由があって、1つめは数の子自体をコーティングするためです。
先程も少し触れましたが、数の子は繊細なので冷凍してしまうと表面が傷む可能性が高くなります。傷んでしまうと腐敗する速度が速くなるので、なるべく傷まないようにしなければなりません。
そして2つめの理由が、乾燥をふせぐためです。
食材をそのまま放置しておくと、カビが生えてしまいますよね。食材を放置してカビが生えてしまうのは、食材自体が乾燥して傷んでしまうからなんです。
なので乾燥によって傷むのを防ぐため、漬け汁も一緒に入れて保存しなければいけないんです。数の子が傷まないようにするには、まずタッパーなどで保存しなければなりません。
このとき大事なのは、漬け汁は数の子が浸るぐらいに入れておく事です。数の子が浸かるまで入れておかないと、表面が乾きやすくなります。
数ヶ月ほど保存するには、しっかりと数の子が浸るぐらいまで漬け汁を入れて保存しておきましょう。
しかも漬け汁をしっかりと入れて保存しておくと、味が染みこんでさらに美味しくなります。
生の「数の子」の賞味期限について
味付けの数の子は、すぐ賞味期限切れにならない事はよく分かったと思います。
ですが、そもそも生の数の子の賞味期限自体はどれくらいなのでしょうか?結論からいうと、生の数の子の賞味期限とはかなり細かく分かれています。
なので、味付けしたもの、塩つきの数の子など個別に賞味期限を紹介します。
味付けした数の子の賞味期限は1週間程度
味付け数の子の賞味期限は、大体1週間程度です。
先程、冷凍した場合の味付け数の子の賞味期限は、3ヶ月程度だと紹介しています。しかし冷蔵保存では、一気に賞味期限できる日にちは短くなります。
というのも、そもそも数の子自体が生ものなので、あまり長持ちはしません。そのため、賞味期限切れとなる1週間前までには全部食べきっておく必要があります。
もし食べきれる状態でないなら、先程紹介したとおり冷凍しておきましょう。
塩抜き前の賞味期限は2~3ヶ月
塩抜き前の数の子の賞味期限は、大体2~3ヶ月です。
実は、数の子は塩づけするよりも塩づけする前の方が長持ちするんです。なぜかというと、塩抜き前の数の子は菌が繁殖しないように塩づけされています。
だから塩づけされて殺菌がされている間は、ある程度保存ができるようになっているんです。ですが1度でも塩を抜いてしまうと、当然賞味期限は短くなってしまいます。
数の子の賞味期限切れを防ぎたいのなら、塩を抜く事だけは止しておきましょう。
塩抜き後の賞味期限は冷蔵庫で1週間
塩抜き後の数の子の賞味期限は、大体1週間程度です。
塩抜き後の数の子は、殺菌するために漬けてあった塩を抜いてしまっています。そのため、一気に保存できる期間を短くしてしまっているんです。
ただ塩抜きをしても、多少殺菌効果は持つので、賞味期限切れになるのは大体1週間前後といわれています。先程から紹介していますが、数の子は生ものなので、衛生を保つためにも早いうちに食べてしまうのが賢明です。
ちなみに塩抜きした後に味付けした数の子も、大体1週間程度で食べきっておくのが理想だといわれています。
まとめ
今回は、数の子の賞味期限切れはいつなのかについて紹介しましたが、参考になったでしょうか?
数の子は冷凍しているかしていないかでも、かなり賞味期限は変わってきます。それだけではなく、味付けか塩づけかでも冷凍できるかどうか変わってくるほど繊細な食材です。
なので賞味期限切れになるギリギリではなく、早いうちに食べきってしまうのが賢明です。ただ賞味期限は、「食品を美味しく食べられる期間」の事です。
賞味期限切れだからといって食べられないわけではないですが、衛生面を考えたら、やはり早いうちに食べておきましょう。
もし数の子の賞味期限が気になった方は、ぜひとも今回紹介した内容を参考にしてみてくださいね。