私達の日常でよく使う電子レンジですが、突然火花が出るなんて事はありませんか?
電子レンジを使っている最中に火花が出たら、当然ですが驚きますよね。まず考えられるのは故障ですが、一体何が原因で火花が出るのでしょうか?
今回は、電子レンジから火花が出る原因について紹介します。
電子レンジから火花が出る原因とは?5つ紹介
そもそも、なぜ電子レンジを使っている最中に火花が出るのでしょうか?
原因はいくつかあって、些細なものもあれば私達の不注意によるものと原因は幅広いです。予期せず起こるものもありますが、電子レンジを使う最中火花が出る原因は5つほどあります。
まずは、電子レンジを使っている最中に火花が出る原因について紹介します。
①何も入れずに加熱
電子レンジから火花が出る原因1つめは、何も入れずに加熱する事です。
「そんな事はしない」と笑う人もいるかもしれませんが、電子レンジに何も入れずに加熱する事は多々あります。なぜ火花が出るのかというと、いわば空焚き状態になってしまうからです。
この空焚き状態を続けてしまうと、電子レンジの心臓部分であるマグネトロンに大きな負担が掛かってしまいます。
その負担が積もって、火花が出てしまうのです。しかし、1度空焚きをしたらからといって、絶対に火花が出るわけではありません。
何回も空焚きしてしまったり、寿命を迎えた電子レンジで空焚きする事で起こる可能性が多いです。
②金属製品
電子レンジから火花が出る原因2つめは、金属製品などを入れる事です。
「金属製品?」と思うかもしれませんが、私達は1つだけ大きな見落としをしている事があります。それが、お皿の装飾などに使われる金属製品を無視して、電子レンジで加熱する事です。
電子レンジに金属製品をいれると、金属のマイクロ波が反応し火花を起こしてしまう原因になります。最悪の場合、故障や火事の原因になるので金属製品は絶対に電子レンジで加熱してはいけません。
食器などを使う場合は、あらかじめ確認をしておきましょう。
③汚れがある
電子レンジから火花が出る原因3つめは、汚れです。
電子レンジで食べ物を温めると、少なからず汁や油などがレンジ内に飛んで付着します。
この汚れを放置しておくと、火花を起こす原因になってしまうんです。というのも、この溜まった汚れはマイクロ波を集めてしまいます。
マイクロ波を集めてしまうと、先程紹介した金属製品のように簡単に発火してしまうんです。他にも、電子レンジ内に飛び散った汚れや油が高温で温められる事で火花が出る事もあります。
なので、電子レンジの掃除などは定期的に行っておきましょう。
④水分の少ない食物
電子レンジから火花が出る原因4つめは、水分の少ない食物を加熱する事です。
これは、電子レンジで火花が出る原因として有名なものだと思います。元々水分の少ない食物を温めると、余計に食物の中にある水分が飛んでしまいます。
そうなると、炭化が進んで発火する原因を作ってしまうんです。
そのため、にんじんや芋類、パンなどを電子レンジで長時間加熱する事は危険です。他にも、内臓を抜いていない魚なども長時間加熱すると火花が出る原因になるので注意しましょう。
⑤寿命がきている
電子レンジから火花が出る原因5つめは、寿命がきている事です。
そもそも電化製品は、使えば使うほどそのぶん劣化していくものです。そのため、電子レンジを使いすぎたり、長年使っていると当然劣化し、最終的には壊れてしまいます。
電子レンジの寿命は様々ですが、特に電子レンジをよく使う場合は寿命が短くなる事が多いです。使い方に問題がないのに火花が出るほかにも、温める温度が弱くなった場合は買い換えの合図です。
電子レンジから火花が出たとき!3つの対処法
電子レンジで火花が出る原因は、様々です。
しかし対処法が分からなかったり、急な場合だとまずは対処する事を優先しなければいけません。実際、電子レンジを使っている最中に火花が出た後に対処法を誤り、火事になったというケースもあります。
では一体どうすればいいのか、続いて対処法について3つ紹介します。
①動作を停止させる
電子レンジから火花が出たときの対処法1つめは、動作を停止させる事です。
よく電子レンジから火花が出たとき、電子プラグを先に抜く人がいます。対処法としては正しいのですが、まずは電子レンジの動作を停止させるのが先決です。
というのも、動作を止めずに電気プラグを抜くと、余計に事態を悪化させる可能性があるからです。なのでまずは、電子レンジの動作を停止させましょう。
②電気プラグを抜く
電子レンジから火花が出たときの対処法2つめは、電気プラグを抜く事です。
先程も紹介しましたが、安全性を考えると先に電子レンジの動作を止めましょう。そして、その後に電気プラグを抜きます。
こうすればまた電気プラグを入れたときも、誤作動が起きません。焦って最初に電気プラグを抜きがちですが、後の事を考えると電気プラグを抜くのは動作を止めてからです。
③絶対扉は開けない
よく電子レンジで火花が出たとき、電子プラグを抜いて、その後に扉を開けて中の物を取り出す人もいます。
しかし、火花が出て電子プラグを抜いた後、扉を開けてしまうのはかなり危険です。というのも、電子レンジの中はスパークを起こし、火事になる寸前の状態です。
そんな中で酸素が入ってしまうと、中に入っていたものが火種となり、火事に繋がる事があります。なので電子プラグを抜いた後は、しばらく放置しておきましょう。
中で温めていたものは、十分時間を置いてから取り出すと、火傷する可能性も防げます。
電子レンジの寿命はどれぐらい?
私達の身の周りで使う家電の多くは、大体5年前後が買い換えのタイミングのものが多いです。
では、電子レンジの寿命はいくらなのか、少し気になりますよね。それに電子レンジの寿命を知る事で、事前に事故を防げる1つの策にもなります。
続いて、電子レンジの寿命について紹介します。
電子レンジの寿命は大体10年
電子レンジの寿命は、大体10年ぐらいといわれています。
この寿命の長さはマグネトロンという部品が大きく関係していて、このマグネトロンの劣化具合で寿命は決まります。
電子レンジを使いすぎると、このマグネトロンが劣化するので10年は持たない事もあります。他にも電子レンジの機能によっても、電子レンジの寿命は変わってくるんです。
なので、この10年という数字はあくまで仮定です。
中には30年ほど持つ場合もあるので、大事なのは買い換えのサインがあるかどうかになります。
電子レンジを買い替えるサインとは
電子レンジを買い替えるサインは、いくつかあります。
温めてもあまり温かくなかったり、ボタンを押しても反応しないというのもサインの1つです。ですが、買い換えを決定づけるのは電子レンジで火花が出た場合です。
電子レンジで火花が出ると、火事などの原因になってしまいます。そのため、火花が出たら必ず考えるといった具合で買い替え時と考えていいでしょう。
電子レンジのお手入れ方法
電子レンジで火花が出る原因の1つに、電子レンジの汚れがあります。
電子レンジは比較的寿命は長いですが、普段からお手入れをしていないと、汚れで火花が出る原因を作ってしまいます。では、一体どうすれば電子レンジの汚れを取る事ができるのでしょうか?
最後に、電子レンジのお手入れ方法について紹介します。
重曹で洗剤を作る
電子レンジのお手入れをするときに必要なのは、重曹で作った洗剤と布巾です。
まず汚れを落とすための洗剤の作り方なのですが、これは意外と簡単にできます。コップに水を入れた後、そこに重曹を大さじ1杯ほどいれます。
この洗剤なのですが、セスキ炭酸ソーダでも作る事ができるんです。重曹は汚れを落とすのには最適なので、この洗剤を使うだけで電子レンジが綺麗になります。
他にも、100均などでも電子レンジ掃除用の洗剤が売っているので、そちらを使ってみましょう。
きっちりとレンジ内を拭く
コップに重曹を溶かした後は、しっかりとかき混ぜ、レンジで温めます。
このときの目安は、大体5分ぐらいです。このコップを電子レンジで温めるときは、コップの上にラップなどをかけてはいけません。
ラップをかけてしまうと、この洗剤が電子レンジ全体に蒸発してくっつかなくなってしまいます。
なのでラップはかけず、そのまま温めましょう。温め終わったらコップを取り出し、後は電子レンジの汚れを布巾で拭きとるだけです。
ちなみに手順は同じで、オレンジの皮でも電子レンジの汚れは取れます。
まとめ
今回は電子レンジから火花が出る原因について紹介しましたが、参考になったでしょうか?
結論からいうと、電子レンジから火花が出たときは買い替えの合図です。そのまま放置していたり、火花がでなくとも電子レンジの汚れを放置していたら劣化しやすくなります。
なので、電子レンジで火花が出ないようにするには、未然に防げるよう努力するのも大事です。
もし電子レンジを使っている最中に火花が出た場合は、ぜひとも今回紹介した内容を参考にしてみてくださいね。