夏の野菜であるナスは、焼いても炒めても美味しいので、色んな料理に使えて便利ですよね~♪
しかし、調理したナスを食べてみると
「なんだか苦い・・・腐ってるの?」
と、不安になることってありますよね。
ナスが苦いとき、そのまま食べても大丈夫なのでしょうか?
そこで今回は、ナスが苦い原因について、詳しく解説していきます!
また、腐ったナスの見分け方や、美味しいナスの選び方についてもご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね♪
なすが苦い!食べても大丈夫?苦い原因を解説
ナスを調理して、いざ食べようと思ったらなんだか苦い・・・
こんな時、「傷んでる?」などと不安になりますよね。
まずはナスが苦い原因について、解説していきます。
なすが苦いのは灰汁(あく)が原因
ナスが苦い大きな原因の1つは、「灰汁(あく)」です!
実はナスにも灰汁があるんですよ。
ナスを切った後、時間が経つと断面が黒っぽくなった経験はありませんか?
この黒ずみはクロロゲン酸という成分で、ナスの苦味の大きな原因なんです。
クロロゲン酸は、切った後に放置する時間が長いほど増加し、苦味も強くなっていきますから、ナスを切ったらすぐ調理するか、灰汁抜きをすることをオススメします。
灰汁抜きは、切ったナスを塩水に5分ほど漬けておくだけで大丈夫ですよ♪
なすの収穫後から時間が経過している
収穫してから時間が経ってしまったナスは、苦くなります。
ナスを購入後はできるだけ早めに食べるようにしましょう!
また、ナスを選ぶ際にも収穫したての新鮮なナスを選ぶことも重要ですね♪
美味しいナスの選び方についても後ほどご紹介していきますので、ぜひチェックしておいてください。
なす栽培工程でのストレス
ナスの苦味は、栽培工程でのストレスが原因となることもあります!
たとえば、水分や栄養分が不足すると大きなストレスを受け、苦味が増してしまいますし、水分や栄養分が多すぎても同様にストレスを受けてしまいます。
また、ナスは夏の野菜のため暑さには強いのですが、昨今の40度近い猛暑にはさすがに耐えられません!
ナスは家庭菜園にも人気のある野菜ですが、ご家庭で栽培される際には、このような点にも気を付けて育ててみてくださいね♪
なすが腐っているときの見分け方
ナスが苦いと、つい「腐ってる?」と不安になりますよね。
ここからは、ナスが腐っている時の見分け方をご紹介していきます!
見た目
ナスが腐ると、表面が濃い紫色から茶色っぽく変色していき、ブヨブヨと柔らかくなります。
ヘタの部分に白っぽいカビが生えることもよくありますよ。
また、腐ったナスを切ってみると、中心部分が茶色く変色していることもありますから、チェックしておいてくださいね。
ニオイ
ナスが腐ると、鼻にツンとくるような酸っぱいニオイや生ゴミのようなニオイを発します。
腐敗が進めばニオイは強烈になっていきますから、すぐに気付けるはずですよ。
味
腐ったナスを食べると、強い苦味を感じたり、舌がピリピリと痺れる感覚があります。
ナスを食べて少しでも違和感を感じたら、食べるのを中止して廃棄するようにしましょう。
なすが苦い!苦みをとる方法
腐っているわけではないけれどナスが苦いとき、その苦味を取る方法もありますよ♪
ここからは、ナスの苦味を取る方法を詳しく解説していきます。
アク抜き
ナスの苦味は灰汁(あく)が原因!
まずは、ナスの灰汁抜き方法を3つお伝えしていきます。
①ナスを切ったらその断面に塩を適量振り、5分ほどおいておく。
5分経ったら出てきた水分をキッチンペーパーなどで拭いたらOK!
②ナスを切ったら大きめのボウルに水を入れ、5~10分水につけておけばOK!
③塩水に切ったナスをつけ、5分置いておけばOK!
お好みの方法で灰汁抜きを試してみてくださいね。
炒める
灰汁抜きが面倒な方は、ナスの調理方法を工夫すれば大丈夫ですよ♪
油を使った調理をするとナスの苦味を感じづらくなるため、炒め物がオススメ!
麻婆ナスや味噌炒めなど、濃い味付けにすればさらに苦味は気にならなくなるでしょう。
揚げる
油を使ったナス料理には、揚げ物もオススメですよ♪
ナスの揚げびたしなど、とっても美味しいですよね~!
ちなみに、ナスを揚げる際に灰汁抜きまでしてしまうと、ナスに付いた水分で油が飛ぶのでかえって危険なんです!
ナスを揚げるなら、切ったらすぐに油に入れるようにしましょう。
美味しいナスの選び方
最後に、美味しいナスの選び方をご紹介していきます!
ズバリ!美味しいナスとは、収穫したての新鮮なナスのこと。
以下の点に注目して、ナスを選ぶようにしてくださいね。
- ヘタの切り口が緑色
- タにあるトゲがピンとして、触ると痛い
- 表面がツルンとしていてハリがある
- 表面に傷などが無い
まとめ
いかがでしたでしょうか?
苦いナスは腐っているのか心配になりますよね。
でも、ニオイや見た目に違和感が無ければ、苦味の正体は灰汁(あく)であることがほとんど!
調理前にしっかりと灰汁抜きをしたり、調理方法を工夫することによって、苦味を感じにくくすることができます♪
また、新鮮なナスほど苦味は少ないので、今回ご紹介した『ナスの選び方』を参考に、ナスを美味しく食べてくださいね!