この記事を読んでいるということは、もしかすると身近で不幸があった方なのかもしれませんので、まずは心よりご冥福をお祈り申し上げます。
身近で不幸が起こった場合に気を付けるべきことを知っておくこともとても大切です。
また、忌中である人に対しての配慮等も出来ると思いますのでぜひこの記事を参考にして頂きたいと思います。
忌中に食べてはいけないものとは?
忌中の間食べたらいけないものは何があるのでしょうか?
忌中の間にはお祝い事を意味する料理は避けた方が良いとされ、それ以外の料理は、地域や宗教などにもよって違いがあります。
大体は、精進料理のように肉や卵などを使わない料理を食べるのが昔からの風習です。
忌中に肉や野菜は食べても大丈夫!
忌中に肉や魚を食べるのは昔の風習であまり好まれていませんでした。
でしが、最近では四十九日法要の食事の場でも肉や魚が使われていることも多くなってきました。
昔からの風習が緩和されつつありますが、四十九日の法要を執り行う時には周りと相談してどのようなお料理をお出しするかを決めても良いでしょう。
また、野菜などは特に決まりもないので食べても問題ありません。
忌中に「おせちは」食べても大丈夫なの?
忌中に「おせちは」食べたらいけないの!?という疑問がありましたので、調べてみました。
1.忌中に「おせちは」ダメ
忌中に「おせちは」食べたらいけません。
「おせちは」は新年をお祝いするおめでたい食材が詰められています。
お祝い事を慎むという風習がある忌中にはやはり「おせちは」控えた方が良いでしょう。
2.正月に食べても良いもの(雑煮・年越しそば)
お正月に「おせちは」食べれないことが分かりましたが、食べても良いものについて紹介します。
1.雑煮
昔は、お祝い事や記念日に食べる高級で特別な料理でしたが、最近では雑煮は一般的な食べ物になっているので、食べても問題ないと言われています。
ただし、紅白かまぼこや昆布などのおめでたい食材は避けるようにしましょう。
2.年越しそば
年越しそばは健康長寿の祈願・一年の厄落としをいう意味で食べる料理です。
なのでお祝い事には関係していないため食べても良いとされています。
3.ふせち料理
忌中や喪中にお節料理の代わりに作られる物です。
お祝いのための食材を使っていない精進料理を主としているのが特徴です。
忌中と喪中の違い
忌中と喪中はどう違うのか知っているというかたはあまり多くありません。
違いを知っておくことでどのように過ごすのかについても知ることが出来ますのでぜひ覚えておくと良いですよ!
具体的な違いは「身を慎む期間」です。
詳しく解説していきます。
1.違い
【忌中】
忌中とは、ご家族が亡くなられた際に、亡くなった日から四十九日法要が行われる前の期間。
昔は「死=穢れ」という考えがあり、忌中は穢れを他人にうつすことがないように家の門を閉ざし外部との接触を避けて家の中で過ごすのが良いとされていました。
今は昔ほど厳しくはありませんが、控えるべきことを5点紹介します。
- お祝い事
- 旅行
- 神社への参拝
- パーティーや宴会などのお酒の席
- 新年の挨拶
これを覚えておくと自分にも役立ちますし、忌中の方を誘ったりすることも控えられるため覚えておくと役立ちますよ!
【喪中】
「喪中」は近親者が亡くなられた日から遺族が故人の冥福を祈り喪に服す期間。
忌中が亡くなられてから四十九日法要までの期間なのに対して、喪中は亡くなられた日から約1年が目安です。
昔は、外出せず喪服を着て家で故人を偲ぶというのが一般的でしたが、今は昔ほどは厳しくありません。
現在では遺族が故人の死を受け入れて乗り越えるための期間と捉えられています。
2.喪中にやってはいけないもの
喪中の時にやってはいけないものはあるのか知っておきたいものです。
喪中の時にやってはいけないものは、
- 結婚式
- 新年のお祝い(新年のお飾り、年賀状)
- 初詣
- お年玉(形式を変えてお小遣いとすればOK)
- 神棚を開く
亡くなった方が身内にいる場合、結婚式を忌中にあげるのは控えるというのが一般的ではありますが、最近では結婚式場の都合や相手の家族の都合なども考慮して両家の話し合いにより予定通りに結婚式をあげる方もいるみたいです。
新年のお祝いについては、新年を祝う玄関などへのお正月の飾りは控えましょう。
年賀状の準備が始まる12月初旬くらいまでには喪中はがきを出すのが礼儀です。
喪中はがきを出すことで年賀はがきを出さないように相手方も気を付けることが出来ますし、喪中はがきで不幸があったことを知ることが出来る方もいるので、喪中はがきはいつも年賀状を交換しているかたや、仕事での付き合いのある方にも出すのが良いでしょう。
まとめ
今回は、忌中に食べたらいけないものについて詳しく解説してきました。
忌中と喪中の大きな違いは、「身を慎む=喪に服す」期間の長さでした。
忌中・・・亡くなられた日から四十九日法要が行われる前の期間。
喪中・・・亡くなられてから約1年間の間。
昔と今では少しずつ決まりなども緩和されつつありますが、大事なのは故人のことを本当に思って過ごすことです。
故人への感謝やご冥福を祈ることが大切でしょう。
身近に不幸が起こった時にこれはどうしたらいいの?という疑問はつきものですし、急なことで慌ててしまうこともあると思います。
そんな時にこの記事が役に立てば嬉しく思います。