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電子レンジでサランラップが溶ける!注意点について解説

2021年8月27日

電子レンジでサランラップが溶ける
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普段私達の生活で、サランラップは欠かせません。

昨日の残り物や余ったご飯を包むのには、ものすごくうってつけですよね。

ですが、電子レンジで加熱をするとサランラップが溶けるという噂をご存じでしょうか?

噂を信じる人も多く、実際電子レンジでサランラップを使うのが怖くなった人もいるそうです。

なので今回は、電子レンジでサランラップが溶けるのかどうかについて紹介します。

 

サランラップを長時間レンジするのは危険?

サランラップを長時間レンジすると、どこかゴムみたいな臭いがしますよね。あの臭いがした瞬間、身体に害があるんじゃないかと心配になる人は多いと思います。

では実際、サランラップを長時間レンジする事で有害物質が出てしまうのでしょうか?

まずは、サランラップを長時間レンジする事は大丈夫なのか紹介します。

レンジしすぎても有害物質は発生しない

結論からいうと、サランラップを長時間温めても、有害物質は発生しません。

有害物質で有名なのはダイオキシンですが、このダイオキシンが発生するのにも条件があります。その条件というのが、塩素や酸素や水素などが250℃から400℃の温度で不完全燃焼する事です。

つまり、塩素などを使ったものを加熱しすぎるとダイオキシンが発生します。実はサランラップは、塩素性樹脂で出来ています。

そのため、サランラップを加熱しすぎると、ダイオキシンが出るのではという仮説が成り立ちます。

ですが、レンジでは油分が多い食品を温めても、最高で120℃から130℃までしか温度が上がりません。なので、ダイオキシンが発生する条件を満たしていないというわけです。

そもそも、有害物質が出やすい塩化ビニール素材は食品用ラップとして販売されていません。つまり、今売られているサランラップは安全性が保証されているというわけです。

食品自体の温度がラップの耐熱温度を超えるのは危険

しかしサランラップから有害物質が出ないとはいえ、注意したい事があります。

それが、レンジで加熱のしすぎでラップが溶ける事です。サランラップが溶けても、有害物質は発生しませんが、温めていたものが爆発するときがあります。

中には発火して、レンジの中で火事が起こる事も少なくありません。なので、食品自体の温度が、ラップの耐熱温度を超えるのは危険です。

これを防ぐには、深めの器を使ったり、ゆるめにラップをかけて加熱する事で回避できます。

 

サランラップが溶けても大丈夫なの?

経験した事がある人も多いですが、実はサランラップを長時間レンジすると溶ける事があります。

有害物質は出ないとはいえ、さすがにラップが溶けたら驚きますよね。他にも、温めていたものに問題はないのかも心配になります。

続いて、サランラップが溶けても大丈夫なのかについて紹介します。

ラップが溶けても問題はない

サランラップを長時間レンジで加熱していると、サランラップが溶けるときはあります。

ですが、特にサランラップが溶けても問題はないんです。なぜかというと、食品用ラップはポリエチレンで出来ているものが多いです。

そのため、ラップが溶けたり縮んだりしても、中の料理にもさほど問題はありません。ただラップが溶けるという事は、ラップの耐熱温度を超えるという合図です。

火事を起こさないためには、ラップが溶ける時点で温めるのを止めましょう。

食べ物についた場合は剥がす

サランラップが溶けるのは問題ありませんし、特に中の食べ物に害は及びません。

ですが、ラップが溶けたのを入ったまま食べるのは注意が必要です。ラップは樹脂で出来ていますので、身体に良いとはいえません。

少し溶けた部分を口にしたなら問題はありませんが、大量に詰め込むのは危険です。なので、サランラップが食べ物に張りついたり、溶けたら、食べ物からしっかりと剥がしましょう。

特に小さいお子さんがいる場合は、念入りに剥がしてくださいね。

 

サランラップが燃えた場合は大丈夫なの?

これはあまりありませんが、電子レンジで加熱中にラップが燃えるという事があります。

ラップが燃えるという事は、食品の温度がラップの耐熱温度を超えたという事です。では、サランラップが燃えてしまった場合、大丈夫なのでしょうか?

続いて、サランラップが燃えたときの危険性と対処法について紹介します。

煙が出ても問題はない

サランラップが燃えたときに気になるのは、煙ですよね。

ですが先程も紹介したとおり、食品用サランラップから有害物質は発生しません。ただ問題がないといっても、全くなにもないというわけではありません。

サランラップは、ポリエチレンで出来ています。しかしポリエチレンだけでなく、ポリ塩化ボニリデンや塩化ビニルも重合されている事が多いです。

そのため、塩化ガスを発生させてしまいます。ただラップを温めたり、煙が出ただけならば特に問題はありません。

燃えた場合も同じで、まずはガスの事より、燃えてしまったラップの処分を慎重にしましょう。

燃えた場合はしっかりと換気する

先程、サランラップから煙が出ると塩化ガスを発生すると紹介しています。

ラップを加熱した程度で出た塩化ガスは、特に人体に影響を与えるほどではありません。ですが、なにもしなくていいというほど楽観的にもなれないんです。

確かに、サランラップが溶けるなどして燃えても、塩化ガスの量はそこまで多くありません。ただやはり塩化ガスも有害なので、最低限換気をするなどの対策はしましょう。

そのまま塩化ガスが部屋に充満し、長く吸い続けてしまうとさすがに体調を崩してしまいます。

 

おすすめのサランラップを紹介!

長時間電子レンジで温めたりすると、ときにラップが燃えたりなどもします。

他にも、有害物質は出ないとしっても、もっと人体に安全なものはないのかも気になりますよね。なので続いて、ぜひとも使ってみるべきサランラップも紹介します。

ポリエチレン系のラップの方がいい

先程、軽くサランラップラップの原料について紹介しています。

基本サランラップは、ポリエチレン、ポリ塩化ボニリデンや塩化ビニルが重合されています。

特にポリ塩化や塩化ビニルなどが含まれていると、溶けたときなど塩化ガスを発生しやすいです。なので、ポリエチレンのみのラップなどがおすすめです。

ポリエチレンのラップの原料は、ポリエチレンのみしか使われておりません。しかも余計な安定剤などもなく、値段も普通のラップより安いです。

ただ普通のラップよりくっつきにくく、カッターなどで切れにくいのが難点です。

そのため、ラップを使うなら用途別に使うのをおすすめします。

用途別におすすめのラップを紹介

おすすめのラップは、用途によっても変わってきます。

例えば先程紹介したポリエチレンは、塩化ガスを発生させません。他にも、ポリ塩化ビニリデンのサランラップは、耐熱性が最も高いといわれています。

なので、食品の耐熱温度に負ける事がほとんどないです。ポリ塩化ビニルは、伸縮性と耐久性が強く、中身が冷めづらいという特徴があります。

これも、レンジで長く温めるのに向いているでしょう。といったように、用途によってサランラップを使い分けるのも大切です。

 

サランラップに代用できるものとは?

サランラップは、燃えても特に有害物質などは出たりなどはしません。ですが長時間加熱しすぎて、燃えてしまうなどの危険性はあります。

それを考えると、サランラップに代わって安全に温められるものも気になりますよね。

最後に、サランラップに代用できるものについて紹介します。

タッパーを使う

サランラップに代用できるもの1つめは、タッパーです。

料理を温めるので使えるものといえば、やはりタッパーですよね。サランラップと違って、量が多くても温める事ができて、耐熱温度も種類によってはかなり高いです。

なのでサランラップを使う頻度が多いなら、いっそタッパーに乗り換えてみてはどうでしょうか?

しかし、タッパーも耐熱用に対応したものを使わなければなりません。洗い物も増えてしまうデメリットもありますが、安全性は高いです。

クッキングシート

サランラップに代用できるもの2つめは、クッキングシートです。

実は、クッキングシートはサランラップに代用する事ができます。というのも、クッキングシートの耐熱性がかなり高いんです。

なんとクッキングシートの耐熱温度は250℃と高いです。そしてクッキングシートは、食品用耐油耐水紙とも呼ばれています。

こういった特殊紙はレンジで使用しても大丈夫なので、サランラップの代用として使えます。

まとめ

今回は、電子レンジでサランラップが溶けるのかどうかについて紹介しましたが、参考になったでしょうか?

サランラップは加熱しすぎても、有害物質はでません。今の時代売られているサランラップは安全を考慮して作っているので、あまり不安にならなくとも大丈夫です。

もし心配ならタッパーや、クッキングシートで代用する事もできます。レンジでサランラップが溶けるのが怖い人は、ぜひとも今回紹介した内容を参考にしてみてくださいね。

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