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ポンカンとデコポンの違いとは?見分け方は簡単

ポンカンとデコポンの違いとは?
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よくポンカンとデコポンの違いは、一体なんなのか疑問に思うことがありますよね。

両方とも見た目がよく似ているので、中には「名前が違うだけ」と思う人もいるかもしれません。

では、ポンカンとデコポンの違いは一体なんなのでしょうか?

今回は、ポンカンとデコポンの違いについて紹介します。

 

ポンカンとは?

ポンカンとは?

人によって違いますが、ポンカンは割と私たちの身近にある果物の1つだと思います。

では、ポンカンはデコポンとはどういった違いがあるのでしょうか?

まずは、ポンカンがどんな果物なのかについて紹介します。

 

インドからやってきた柑橘類

ポンカンとデコポンの違いを語るには、ポンカンがどこから来た果物なのかを知る必要があります。

日本で生まれたように思えるポンカンですが、実はインドからやってきた柑橘類なんです。

今の時代は、苗や種を買って自分で育てることもできます。

ですが、元はインドから伝わり、日本に普及したのです。

詳しくは後ほど紹介しますが、ポンカンは日本でできたものなので、外来種ではありません。

 

ポンカンの特徴

ポンカンの特徴は、いくつかあります。

まず、ポンカンは柑橘類の中でも皮が薄く向きやすい品種です。

そのため、小さい子どもでも簡単に皮がむけるのが特徴の1つです。

他にも、みかんよりも甘味が強く、ポンカン独特の匂いもします。

ポンカンはデコポンと比べると果汁も少ないので、そういった面も大きな違いです。

 

デコポンとは?

デコポンとは?

ポンカンは、インドからやってきたいわば外来種です。

これらを考えると、見た目のよく似たデコポンも似たようなものだと思えますよね。

ですが、実はデコポンにはある違いがあるんです。

続いて、デコポンがどんな果物なのかについて紹介します。

 

交配されて生み出された柑橘類

先程、ポンカンはインドから伝わった外来種だと紹介しています。

では、デコポンはどこから伝わったのかというと、デコポンは2つの品種を交配して生み出された柑橘類です。

デコポンは、清見とポンカンを交配させて生まれたものです。

そのため、見た目などもポンカンとほぼそっくりな特徴があります。

 

デコポンの特徴

デコポンの特徴についてですが、まずは見た目にある特徴があります。

その特徴というのが、へたの部分がでべそのように膨らんで出ていることです。

ポンカンとの違いといえば、この見た目が真っ先に挙げられます。

他にも、デコポンは糖度が高く、酸味が強いという特徴があります。

しかもデコポンが店頭にならぶには、ある条件を満たさなければいけません。

糖度が13度以上あり、クエン酸が1パーセント以下でないと、デコポンは店に並べられないんです。

そういった特殊な事情も、ポンカンとの大きな違いです。

 

タンカンも似ている!タンカンとは?

タンカン

ポンカンとデコポンはよく似ていますが、よく似た果物の他にタンカンというものがあります。

タンカンも見た目はよく似ていて、並べただけでは区別がつきません。

では、タンカンとは一体どんな果物なのでしょうか?

続いて、タンカンがどんな果物なのかについて紹介します。

 

雑種の柑橘類

タンカンは、スイートオレンジとポンカンから出来た雑種の柑橘類です。

またポンカンだけでなく、他にも色んなみかん類と交配させることでもタンカンは育てられます。

しかも、タンカンは栽培されている地域がかなり限定されています。

日本では九州南部と沖縄で栽培されていて、他は中国や台湾からの輸入品なんです。

タンカンは日本に渡ってきたのも遅く、1900年ごろに台湾から伝わっています。

こういった背景話を聞くと、タンカンもポンカンやデコポンと違うものだと分かると思います。

 

タンカンの特徴

タンカンの特徴ですが、まずは皮がむきにくいのが特徴です。

むけないわけではないのですが、タンカンの皮は大人でも向くのが難しいです。

他にも、ポンカンやデコポンと比べて、圧倒的に糖度が高いのも特徴といわれています。

タンカンはみかん類の中でも糖度が最も高く、また酸味もほどよいのが特徴です。

そのため、甘酸っぱさを求めてタンカンを好んで食べる人も少なくありません。

 

デコポン・ポンカン・タンカンの違いとは!見分け方

デコポンやポンカン、タンカンはそれぞれ違いがあります。

種類や味、皮の丈夫さこそ違いますが、見た目は3つとも同じように見えます。

では、一体どうすれば見分けることができるのでしょうか?

最後に、デコポン、ポンカン、タンカンの違いについて紹介します。

 

見分け方

まず、デコポンとポンカン、タンカンを見分けるにはヘタの部分をみましょう。

先程も紹介しましたが、デコポンはヘタの部分が飛び出ています。

なので、ヘタの部分が飛び出ているのはデコポンになります。

ポンカンとタンカンの見分け方は、皮で見分けます。

ポンカンは皮が薄いですが、タンカンは皮が硬いです。

そのため、ポンカンの表面は傷がつきやすいです。

一方、タンカンは皮が硬いため、傷もつかない上に皮にシミもできません。

なので、ポンカンとタンカンを見分けるためには、皮を触って確かめてみましょう。

 

育ち方が違う

先程も特徴で紹介しましたが、ポンカン、デコポン、タンカンの違いは育ち方です。

ポンカンが最も古く、インドから日本に伝わってきています。

さらに、ポンカンと清見を交配させてデコポンと品種が生まれているんです。

そしてタンカンは最近知られた品種なので、日本での栽培の歴史は最も浅いです。

こういった育ち方の話も、ポンカン、デコポン、タンカンの違いをつけるのに役に立つ情報です。

 

まとめ

今回は、ポンカンとデコポンの違いについて紹介しましたが、参考になったでしょうか?

私たちが知らないだけで、ポンカンとデコポンには大きな違いがあります。

栽培方法や品種、ヘタの形や皮の硬さなど色々あるんです。

もし、ポンカンとデコポンの違いが気になった方は、ぜひとも今回紹介した内容を参考にしてみてくださいね。

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