食べ物の豆知識

とうもろこしを食べ過ぎると危険?危険な理由と5つの効果を解説

とうもろこしを食べ過ぎると危険?
スポンサーリンク

大人だけでなく、子どもからも美味しくて人気があるのが「とうもろこし」ですよね。

特に夏になると、お祭りの屋台やスーパーなどでも多く売りに出されるので、食べる機会が増えます。しかし、美味しいからといって「とうもろこし」を食べ過ぎると危険だという事を知っていますか?

今回は、「とうもろこし」の食べ過ぎた場合の危険な理由と効果について解説しますね。

とうもろこしを食べ過ぎると危険?

「とうもろこし」大きいので、通常は1本食べれば満腹になりますよね。

ですが、カットされたとうもろこしならサイズも小さいので、つい何個も食べてしまいます。そこで伝えたいのが、実はとうもろこしは食べ過ぎると、身体にある害をもたらしてしまうんです。

まずは、とうもろこしを食べ過ぎると身体にどんな害があるかについて2つ紹介します。

①腹痛

まずとうもろこしを食べ過ぎると、腹痛を起こしやすくなります。

これは、とうもろこしに含まれている不溶性食物繊維が深く関係しています。不溶性食物繊維というのは、水に溶けない食物繊維の事です。

水に溶けないと胃酸にも溶けないので、不溶性食物繊維はそのまま腸へと届きます。そして、そのまま腸を刺激するので、摂りすぎてしまうと腹痛の原因となってしまいます。

一言に腹痛とくくっていますが、主に下痢や便秘を起こす事が多いです。まずお腹を下す原因ですが、これは不溶性食物繊維が腸を刺激する事で起きる現象です。

適量であれば問題はありませんが、摂りすぎると腸を刺激し続け、下痢を起こしてしまいます。

逆になぜ便秘になってしまうかというと、不溶性食物繊維は腸を刺激し拡張する事で、便を大きくしてしまいます。そしてその肥大化した便が詰まったり、元々溜まった硬い便にまた便が詰まる事で、便秘になるんです。

なので、とうもろこしを食べ過ぎると、2つのデメリットを背負う事になるのです。

②肥満

2つ目は、とうもろこしの食べ過ぎで起こしてしまう現象の1つに肥満があり得ます。

なぜ肥満を起こしてしまうのかというと、とうもろこしのカロリーがかなり高いからです。

とうもろこしのカロリーは、野菜の中でもかなり高めだといわれています。そのカロリーは、とうもろこし1本でおよそお茶碗1杯のごはんほどあるんです。

なので、おやつで出された場合、晩御飯をひかえないとカロリーの過度な摂取になります。もし肥満体質で悩んでいる人がいたら、とうもろこしを食べる事は控えた方がいいです。

とうもろこしを食べるなら適量はどれぐらい?

とうもろこしを食べるなら適量はどれぐらい?

とうもろこしは不溶性食物繊維が多く含まれるため、食べ過ぎは腹痛の元になります。

他にも栄養素が高い分、カロリーも高いため、食べ過ぎると肥満になる可能性も否定できませんでは、とうもろこしを食べるなら、一体どのくらいの量がちょうどいいのでしょうか?

続いて、とうもろこしを食べるときの適量について紹介します。

子どもなら1日に1本

子どもがとうもろこしを食べる場合は、1日に1本が妥当です。

この理由は、先程も取りあげた不溶性食物繊維が関係しています。日本人の1日の食物繊維の摂取量の目安は、男性が20g以上で女性が18g以上です。

なお、この摂取量の目安は成人している場合を仮定したものです。とうもろこしに含まれる不溶性食物繊維と水溶性食物繊維を合わせると、ちょうど6gといわれています。

そのため、他の食べ物に含まれる食物繊維の量も考えると、子どもなら1本が限界といえるでしょう。

大人でも2本

先程紹介したとおり、成人の1日食物繊維の摂取量は、男性が20g以上で女性が18g以上です。

大人は子どもとまた身体の造りが違うため、大体この目安を越えてもそこまで問題ではありません。

ただ健康面を考えると、やはり大人でもとうもろこしは1日に2本にとどめておくのが適量といえます。なにより、とうもろこしは圧倒的に水溶性食物繊維より不溶性食物繊維の量が多いです。

なので、特に女性は摂取量については考えないといけません。

もし便秘体質の人ならば、量を考えないと便秘が悪化する可能性があります。

とうもろこしを食べる!5つの効果

ここまで読んでみると、とうもろこしはあまり身体によくないのではないかと思うかもしれません。

しかし、そんな事は一切ないんです。むしろとうもろこしには、色んな栄養が含まれていて、かなり健康に良い食べ物といわれています。

なので最後に、とうもろこしが及ぼす効果について5つ紹介します。

①むくみ改善

とうもろこしが及ぼす効果1つめは、むくみ改善です。

むくみを解消するのにいい栄養素として、ビタミンB群が取り挙げられます。

とうもろこしには、ビタミンB1とビタミンB2が含まれていて、特にビタミンB2はむくみ改善に効果的です。ビタミンB2は新陳代謝を活発にし、血行を良くする効果があります。

そのため、むくみが解消しやすくなり、自然と解消されるのです。他にも、とうもろこしに含まれるビタミンB6は、ホルモンバランスを整えてくれます。

むくみはホルモンバランスの乱れで起こりやすいので、ビタミンB6は欠かせない栄養素です。

②貧血予防

とうもろこしが及ぼす効果2つめは、貧血予防です。

貧血は、鉄分不足で起こってしまいますが、とうもろこしはその鉄分不足を解消してくれます。

実はとうもろこしには鉄分が含まれていて、その量は100gで0.8gも含まれているんです。これは穀物類の中ではかなり多い方で、他の鉄分を含む野菜などでも摂取できる量に匹敵します。

なので、野菜やレバーが苦手な人は、代わりにとうもろこしで鉄分を摂取してみるのも良いでしょう。

③夏バテ予防

とうもろこしが及ぼす効果3つめは、夏バテ予防です。

夏バテ防止に効果的なのは、主にたんぱく質だといわれています。

とうもろこしはたんぱく質を多く含んでいて、1本だけでも相当な量を含んでいるんです。他にも、夏バテ防止に効果的なビタミンB2やビタミンCも含まれています。なにより、とうもろこしの旬は6月から9月の主に夏に収穫されるものです。

つまり夏野菜と呼ばれるものなので、夏バテ予防にはかなり効果的です。

④成長促進

とうもろこしが及ぼす効果4つめは、成長促進です。

とうもろこしは、かなりの栄養素が含まれています。

たんぱく質や脂質はもちろんですが、マグネシウム、ビタミンB1、ビタミンB2なども含んでいます。特にビタミンB1は、エネルギーの産生をしたり、脳や身体を動かすエネルギーに変わるんです。

それらは、成長をしていく上では欠かせないもので、子どもの頃から摂っておくべき栄養素なんです。他にもとうもろこしは葉酸を含んでいて、胎児を作るための栄養素も含んでいます。

⑤冷えの改善

とうもろこしが及ぼす効果5つめは、冷えの改善です。

実は冷え症の人は、たんぱく質やビタミン類などが少ない傾向があります。

とうもろこしは、これらの冷え症対策に必要な栄養素全てが含まれているんです。血行をよくするビタミンEはもちろん、たんぱく質もかなり豊富です。他にも、身体の冷えを改善する事で、体内の代謝がよくなり、ダイエット効果もあります。

冷え症の解消とダイエット効果と女性には嬉しい事づくめなので、ぜひとも女性は積極的に食べてみましょう。

まとめ

今回は、とうもろこしを食べ過ぎるとどうなるのかについて紹介しましたが。参考になったでしょうか?

とうもろこしはカロリーが高いですが、そのぶんエネルギーになりやすい野菜です。しかも色んな栄養が含まれているので、食べ過ぎなければ、むしろ身体には良い事ずくめです。

ただ食べ過ぎれば腹痛や肥満の原因になるので、セーブはしなければなりません。もしとうもろこしを食べ過ぎている方は、ぜひとも今回紹介した内容を参考にしてみてくださいね。

 

スポンサーリンク

-食べ物の豆知識