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セロリの食べ過ぎは大丈夫?栄養豊富だけど注意点を伝授

セロリの食べ過ぎは大丈夫?
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よくセロリはダイエットに良いという話を聞いて、つい料理でセロリを使いすぎたなんて事はありませんか?

確かにセロリは栄養価が高いため、特にダイエットをしてる人はスープなどにして置き換える事も多いです。ですが、セロリを食べ過ぎると身体に悪影響を及ぼすなんて話も少なくありません。

今回は、セロリの食べ過ぎによる身体への悪影響などについて紹介します。

 

セロリの効能とは?4つ紹介

セロリは、ダイエットなどに効果的といいますが、そもそもセロリにはどんな効能があるのでしょうか。

噂によれば栄養価が高く、「女性なら食べておいて損はない」という説もあります。なによりダイエットだけでなく、便秘などにも良いといったような話も存在しているんです。

なのでまずは、セロリにはどんな効能があるのかについて4つ紹介します。

①美肌効果

セロリの効能1つめは、美肌効果です。

セロリには多くのビタミン類が含まれていて、特にビタミンCとビタミンEが豊富です。

このビタミンCはシミやそばかすの予防の効果的で、肌を紫外線などから守ってくれます。また、ビタミンEには活性酵素を抑制する効果があるので、人体に悪影響を及ぼすものを対外へ追いやってもくれます。

そのため肌の調子も整い、身体にとって害悪とされるものも一気に排除されるんです。これらの効果がある事から、セロリは美容効果にとても効果的だといわれています。

②高血圧対策

セロリの効能2つめは、高血圧対策です。

セロリはカリウムが多く含まれていて、そのカリウムは高血圧の予防などに効果があります。

カリウムは、体内にある余分な塩分を体外へと排出してくれます。そのため、高血圧やむくみなどに非常に強い効果を持っているんです。

それだけでなく、セロリに含まれるカリウムの量は、他の野菜と比べると圧倒的に多いといわれています。

なので、高血圧の改善などをしたい人は、一定量のセロリを食べる事で症状が緩和されやすくなります。

③便秘解消

セロリの効能3つめは、便秘解消です。

セロリはカリウムだけでなく、食物繊維も非常に多く含んだ野菜です。なので、セロリを食べる事で便通がよくなる事は証明されています。

この便秘解消の話は有名ですが、なぜセロリがここまで推されるのかについても大きな理由があります。その理由というのが、セロリに含まれる食物繊維は不溶性食物繊維という事です。

不溶性食物繊維は水に溶けにくいので、栄養価が簡単に失われる事はありません。もし便秘に悩むような事があれば、スープなどにして食べてみるのも良いでしょう。

④疲労回復

セロリの効能4つめは、疲労回復です。

セロリが含むビタミン類の中には、ビタミンB1があります。

このビタミンB1にどんな効果があるのかというと、疲労回復に対して効果があるんです。それだけでなく、セロリの葉も疲労回復に大きな効果をもたらします。

セロリのあの独特な香りには、セネリンやアピインなどが含まれています。このセネリンやアピインは、アロマテラピーのように気持ちを落ち着かせる効果があるのです。

なのでセロリを調理するだけでなく、調理前に匂いをかいでおくのも良いかもしれません。

 

セロリの葉は栄養が豊富

セロリを食べるときは、基本茎の方を食べる事が多いですよね。

しかし実は、セロリは茎の方よりも葉っぱの部分の方が栄養価が高いんです。では、実際のところセロリにはどれだけの栄養素が含まれているのでしょうか?

それだけでなく、効率的に栄養を摂れる方法も紹介します。

栄養素は茎の2倍

セロリの葉に含まれる栄養素は、なんと茎の2倍といわれています。

特にβ-カロテンは、茎の2倍もの含んでいて、茎を食べるよりも効率的なんです。

その他にも先程紹介したビタミンC、ビタミンE、ビタミンB1も茎の2倍以上は含まれています。また、食物繊維も例外ではないので、セロリの葉にはかなりの多くの栄養素が詰まっています。

ですが茎とは違い、葉は傷みやすいので、茎のように保存はそうききません。なので、買ってすぐに調理しないと、栄養素が抜けおちてしまうのが最大の欠点ともいえます。

調理方法も簡単

セロリの葉はこれだけ多くの栄養素を含んでいるわけですから、より効率的に栄養を摂りたいですよね。

そんなときに注意しなければならないのが、料理方法です。

先程も紹介しましたが、セロリの葉はすぐ傷むので、早いうちに調理しなければなりません。そこで迷うのが、どんな料理であれば簡単かつ食べやすく料理できるかです。

実際、セロリの葉を使ったメニューは多く、セロリのくせが苦手でないならどんな料理でも対応できます。おすすめしたいのは、簡単に煮込めるスープです。

セロリに含まれる食物繊維は不溶性食物繊維なので、水に溶けにくい性質を持っています。さらにスープにする事で、セロリの持つ身体を冷やす効果も防げます。

他にも炒め物やサラダもおすすめですが、まずは自分の好きなものを作ってみましょう。

 

セロリの食べ過ぎは注意!理由を3つ紹介

ダメ

セロリは、茎も葉も栄養価が高い事はよく分かったと思います。

しかし栄養価が高いからといって、食べ過ぎには注意しなければなりません。案外、こういった事を甘く見ている人もいますが、実際セロリの食べ過ぎで体調を悪くした人はいます。

なので、セロリの食べ過ぎはどんな悪影響を身体に及ぼすのかについても3つ紹介します。

①カリウムを過剰摂取してしまう

セロリの食べ過ぎによる悪影響1つめは、カリウムの過剰摂取です。

カリウムは不要な塩分を排出したり、身体の酸化防止に役立ちます。

ですが、カリウムを摂りすぎると、腎機能低下の症状がある人などにとっては重体化の可能性を及ぼすんです。他にも、高カリウム血症になったりなど、カリウムの摂りすぎもよくありません。

高カリウム血症になると、四肢のしびれや心電図異常を起こしたり、最悪心停止を起こす事もあります。なので、セロリの食べ過ぎによるカリウムの過剰摂取には注意しましょう。

②セロリを食べ過ぎると身体を冷やしてしまう

セロリの食べ過ぎによる悪影響2つめは、身体を冷やしてしまう事です。

実はセロリは夏野菜で、きゅうりと同じく身体を冷やしてしまう効果があります。

夏場なら構いませんが、冬場だったり、元々冷え症の人には冷え症を悪化させてしまいます。少量なら問題はありませんが、食べ過ぎてしまうと一気に身体から熱を奪っていくので注意が必要です。

他にもこの冷えで血管が収縮され、血行が悪くなり、頭痛などを引き起こす場合もあります。

③便秘にもなりやすくなる

セロリの食べ過ぎによる悪影響3つめは、便秘になりやすくなる事です。

先程セロリは便秘解消に良いと紹介しましたが、実は摂りすぎるとそれが原因になってしまう事があります。

不溶性食物繊維は便通を良くしますが、摂りすぎると便が肥大化して、逆に腸を詰まらせるのです。なのでセロリを食べ過ぎると、かえって便秘が酷くなる事はよく覚えておきましょう。

 

セロリを食べる量の目安は?

セロリを食べる量の目安は?

セロリの食べ過ぎは、予想するよりもはるかに危険な事はよく分かったと思います。

ですが、一体どこまでが平常で、どこまでが食べ過ぎなのか目安は曖昧ですよね。この食べる目安が分からなければ、食べ過ぎによる害を防ぐ事はできません。

なので、最後にセロリを食べる量の目安について紹介します。

セロリは1日3本まで

セロリの摂取量についてなのですが、これはカリウムの摂取量によって変わってきます。

1日のカリウム摂取量の目安は、男女ともに3,510mg程度です。ですが、これは1日を総合しての数値なので、大体1食で1000mgが普通ともいえます。

セロリに1本に含まれるカリウムの数値は、410mgなので、大ざっぱに考えると2本から3本が妥当といえるでしょう。

ちなみにこれは茎の場合なので、葉を使う場合にはより注意しなければなりません。

②高カリウム血症の場合

腎機能が低下している人や、高カリウム血症の人の場合は、1日のカリウム摂取量は決められています。

その決められた量は、1500mg以下です。なので簡単に計算すると、高カリウム血症の人も大体は1日にセロリは2~3本程度で抑えるのが妥当といえます。

ですが安全性や他の食事の事も考えると、やはり1日1本程度で抑えておくのが良いでしょう。

 

まとめ

今回は、セロリを食べ過ぎた場合どうなるかについて紹介しましたが、参考になったでしょうか?

セロリは栄養価が高いため、むしろ積極的に食べた方がいい野菜でもあります。しかしどんなに栄養価が高くとも、食べ過ぎてしまえばそのぶん身体に悪影響を及ぼします。

もしセロリを食べ過ぎている方は、ぜひとも今回紹介した内容を参考にしてみてくださいね。

 

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