正月飾りの処分を忘れて、そのままにしてしまったことは少なくないと思います。
ただ、正月飾りの処分を忘れたら、どうしたらいいのか分かりませんよね。
特にしめ縄などは縁起物なので、自分で処分するのは怖いと思います。
今回は、正月飾りの処分を忘れたときの処分方法について紹介します。
正月飾りの処分を忘れた!処分方法
正月飾りの処分を忘れたとき、思いつく処分方法はいくつかあると思います。
ですが、物によっては家で処分をしていいのか迷ってしまいますよね。
まずは、正月飾りの処分を忘れたときの処分方法について紹介します。
神社で処分
正月飾りの処分を忘れたときの処分方法1つめは、神社での処分です。
神社で処分してもらう際は、「古札入れ」に入れて処分してもらいます。
神社は処分するものを清めてからお焚き上げしてくれるので、自分で処分するより安心できます。
ただ、古札入れに入れる場合は紙に包んで入れましょう。
自宅で処分
正月飾りの処分を忘れたときの処分方法2つめは、自宅での処分です。
神社で処分してもらえない場合は、自宅で正月飾りの処分をすることができます。
方法は、燃えるゴミとして出すだけです。
ですが、自治体によってはゴミに出せないものもあるので、そこらへんは注意が必要です。
また、そのままゴミとして出すのに抵抗がある場合はお清めしてからゴミに出しましょう。
郵送のお焚き上げサービス
正月飾りの処分を忘れたときの処分方法3つめは、郵送のお焚き上げサービスでの処分です。
最近では、郵送のお焚き上げサービスを使って正月飾りを処分することも多いです。
「みんなのお焚き上げ」というサービスがあり、有料ですが近年利用する人が増えてきています。
方法も簡単で、お焚き上げキットを購入し届いた書類を記入した上で、お焚き上げして欲しいものと一緒に返送します。
お焚き上げ後はメールでの通知や、他にも希望者にはお焚き上げ証明書なども発行してくれます。
そもそもお正月飾りを片付ける時期とは?いつまで飾る?
そもそも、正月飾りをつける期間はいつまでなのか分からない人も多いと思います。
早い人は新年を迎えて1週間で処分しますが、正月飾りはいつまで飾っていていいのでしょうか?
続いて、正月飾りはいつまで飾っていていいのかについて紹介します。
正月飾りは松の内まで飾る
基本、正月飾りは松の内まで飾ります。
松の内は1月7日であることが基本多いです。
ですが、松の内は地域によって違うため、一概にいつまでとはいえません。
関東や東北、九州では松の内は1月7日までです。
一部の地域では小正月を過ぎた後や、二十日正月まで正月飾りを飾ることも少なくありません。
松の内が過ぎてから正月飾りを片付ける
正月飾りは、松の内が終わってから外します。
つまり、1月7日の午後から正月飾りを片付けるということになります。
ただ、片づけるのは門松、しめ縄、しめ飾りです。
鏡餅については、鏡開き後に片付けなければいけません。
鏡開きは1月11日であることが多いので、鏡餅は1月11日以降に処分しましょう。
神社のどんど焼きやお炊き上げで処分
正月飾りの処分方法の1つに、神社でのお焚き上げがあります。
しかし、地域によってはどんど焼きが行われている地域も少なくありません。
では、お焚き上げをするときなどはどういったことに注意すればいいのでしょうか?
続いて、正月飾りを神社のどんど焼きで処分する際の注意点について紹介します。
どんど焼きの時期を確認する
どんど焼きで正月飾りを処分する際は、どんど焼きが行われている時期を確認しなければいけません。
どんど焼きは、地域によって行っている日にちが変わってきます。
どんど焼きが行われるのは、基本小正月までです。
小正月は1日15日なので、1月14日から16日の間、もしくはその週末に行われることが多いです。
ただ、地域によっては1月末や2月頭にどんど焼きを行うところもあります。
なので、どんど焼きで正月を処分したい際は、必ずどんと焼きの行われる日にちを確認しておきましょう。
大きな神寺では1年中受け付けているところもある
例外ではありますが、大きな神寺ではどんど焼きを1年中受け付けているところもあります。
中には、自治体が神社から許可を受けて、畑で焼くこともあります。
どんど焼きは地域によって呼び名も方法も違ってきます。
なので、まずは自分の地域ではどんなものなのか知る必要があります。
お正月飾りは翌年も繰り越して使っても大丈夫?
正月飾りを処分し忘れると、「来年も使えるだろうからいいか」と思う人も多いでしょう。
では、正月飾りは翌年も繰り越して使っても問題はないのでしょうか?
最後に、正月飾りは翌年も使ってもいいのかについて紹介します。
毎年新しいものを飾る
正月飾りは年神様を迎えるための神事物なので、毎年新しいものを飾るのが一般的です。
なので、門松やしめ飾り、しめ縄も毎年新しいものを飾らなければいけません。
ですが近年では、翌年も繰り越して使えるような正月飾りも増えています。
同時に環境問題も大々的に取り上げられているので、新年を迎える度に買い替えることも少なくなっているそうです。
最近はインテリアタイプの正月飾りもある
最近だと、処分の手間が省けるインテリアタイプの正月飾りも販売されています。
こういったインテリアタイプは、見栄えが悪くなるまで使えるので人気が高いです。
毎年新年を迎えるまでは仕舞っておいて、新年を迎えるときに出している家庭も少なくありません。
なので、毎年正月飾りを買うのがもったいないという方は、インテリアタイプの正月飾りを買うのをおすすめします。
まとめ
今回は正月飾りの処分を忘れたときの処分方法について紹介しましたが、参考になったでしょうか?
正月飾りの処分を忘れた場合は、神社やどんど焼きで処分するのが一般的です。
ですが現在は、忘れたら翌年に使い回すなんてことも少なくありません。
なので、自分がどうしたいかによって処分するかどうか決めるのをおすすめします。