かぼちゃは緑黄色野菜の代表としても有名ですよね。
食べ物には季節がありますが、輸入をする食べ物が多く1年中多様な食べ物を購入することができます。
かぼちゃもその一つです。
肉や魚にはトレーに輸入先や産地が書かれていますが、野菜は大きい値札に小さく書かれている場合が多いためよく確認する必要があります。
今回は国産のかぼちゃと輸入かぼちゃの違いを詳しくご説明します。
国産と輸入かぼちゃの違い!見た目はどうなの?
そもそも、国産と輸入かぼちゃは、見た目の違いがあるのか?
かぼちゃの見た目の違いがはっきりと分かるなら、購入するときに判断できますからね。
ということで、見た目のちがいについて、解説していきますね。
見た目は同じ
実は輸入されるかぼちゃは、日本で栽培している品種の種を使っています。
そのため味や見た目に大きな違いはありません。違いがあるとするならば、凸凹の多さがあります。
国産のかぼちゃが輸入かぼちゃに比べて凸凹がはっきりとしています。しかし、そこまで大きな違いがないため分かりくいかと思います。
国産と輸入かぼちゃの違い!味の違いとは?
収穫量を国産と輸入別で調べてみたところ、国産では北海道で41%、輸入ではニュージーランドが64%でした。
国内では北は北海道から南は沖縄まで広い地域で栽培されています。北海道の栽培が多い理由として、昼夜の寒暖差が多いことが挙げられます。
広大な土地があることも関わっているでしょう。日本で消費しているかぼちゃのうち約4割が輸入されたかぼちゃです。
かぼちゃの生育の適温は25~30℃と言われています。そのため日本が冬の季節の時は、地球の反対側にあるニュージーランドから輸入しているのです。
国産と輸入かぼちゃどちらが美味しい?
下記にそれぞれの特徴をまとめました。
国産かぼちゃの特徴
- 輸入かぼちゃに比べ味が薄い
- 収穫と出荷の時期が決まっているため年中食べられるものではない
- ねっとりとした粘度がある
輸入かぼちゃの特徴
- 甘い
- ホクホクした食感
- 価格が国産よりも安い
国産かぼちゃは、味が淡泊で粘度があるため煮物や揚げ物に向いています。
一方、輸入かぼちゃは甘くてホクホクしているので、コロッケやお菓子作りに適しています。料理で使い分けるとより美味しくかぼちゃがいただけそうです。
最近ではかぼちゃの栽培や手入れに時間がかかるため、栽培されている農家は年々減少してきています。国産のかぼちゃでも旬の時期に購入をすると甘くてホクホクしたものが購入できます。
食べ物は旬を知っておくことが大切ですね。
ちなみに国産のかぼちゃの出荷時期は夏から秋にピークを迎えます。冬至にかぼちゃを食べる文化があるため冬の需要が最も高いです。そして、冬から春にかけて出荷がだんだんと減少していきます。
美味しいかぼちゃの見分け方はヘタをしっかりと観察することがポイントです。ヘタがしっかり乾いているものが美味しいかぼちゃと言われています。他にも美味しいかぼちゃを見分ける方法があります。
- ヘタのまわりがくぼんでいる
- 重量感がある
- 皮がしっかりと固い
同じ価格で購入するなら、少しでも美味しいものを食べたいですよね。
これらを参考にスーパーや八百屋さんで選んでみてください。
国産と輸入かぼちゃの栄養価の違い
かぼちゃだけに限らず、畑や田んぼで栽培されている食物は気候や生産場所、収穫時期で栄養価は大きく変わってきます。
国産も輸入かぼちゃもあまり変わらない
一般的に輸入される食物は輸送に時間を要するため栄養価が下がってしまうと言われています。
しかし、かぼちゃは収穫した後から実を熟すまでに時間がかかる野菜なのでさほど影響がありません。よって国産も輸入も栄養価の差はほとんど無いです。
かぼちゃにはカリウムが多く含まれています。カリウムの効能は、高血圧の改善、むくみ予防などがあります。
その他にも冬に嬉しいビタミンCも含まれています。ビタミンCには免疫力を高める効果があり、風邪が増えてくるこれからの季節には積極的に取り入れていきたい栄養素です。
他にも動脈硬化の予防もあるので、様々な病気の予防にも繋がります。
国産と輸入かぼちゃの安全性は?
輸入された食物と言うと農薬の心配がありますよね。
私もスーパーで購入する時はなるべく国産を購入するように心がけています。海外ではどのくらい農薬をしようしているのでしょうか。
日本も農薬をかなり使っている
食物の鮮度を保つために輸入されるものは少なからず農薬が使われているケースが多いです。
日本は国内だし安全という考えは間違っています。日本は世界の中でも上位に見た目を気にする国です。
見た目を綺麗に保つためには農薬を使用しなければなりません。そのため、国内だから安全とは言い切れないのです。
それではどっちを買っても危険ではという考えが浮かびますよね。そうすると何も食べることができません。
購入した食物は、残留した農薬を落とすためにもよく洗うようにしましょう。
まとめ
国産と輸入のかぼちゃについて詳しくご紹介しました。それぞれメリット、デメリットがありましたね。
食べ物で旬を感じ美味しく食べるためにもこれを機会に食べ物の旬について調べてみると一つ勉強になります。
煮物やスープ、お菓子まで様々な料理に使えるかぼちゃを上手に見分けて美味しい料理をいただきましょう。