新年を迎えると、初詣に行く人は多いと思います。
ですが、大半の人は日にちなどお構いなしに、初詣に行くことが多いです。
実は、初詣に行ってはいけない日というものがあるんです。
では、初詣に行ってはいけない日とは一体いつなのでしょうか?
今回は、初詣に行ってはいけない日について詳しく紹介します。
目次
初詣に行ってはいけない日とは?
意外と知られていませんが、実は初詣に行ってはいけない日はあります。
ただ、参拝する人の状況や神社かお寺に初詣に行くかで、行ってはいけない日は変わってくるんです。
まずは、初詣に行ってはいけない日について紹介します。
忌中(きちゅう)・四十九日の期間
初詣に行ってはいけないかどうか決めるのは、日にちだけでなく自身の状況にもよります。
忌中であったり四十九日の期間の場合は、初詣には行ってはいけません。
というのも、忌中は遺族がまだ故人を亡くした悲しみでいっぱいだからです。
この悲しみが穢れになるとされており、神社ではこの穢れを持ち込んではいけないといわれています。
ただ、お寺の場合は違います。
お寺は仏教をベースにした場所であり、仏教に死は穢れという概念がありません。
なので、忌中や四十九日期間であってもお寺には初詣に行っても大丈夫です。
不成就日(ふじょうじゅび)
不成就日とは、十干十二支の組み合わせで、その日の吉凶を占う選日の1つです。
この不成就日はなにをやっても成就しない日で、初詣に行っても意味がなくなってしまうんです。
初詣は、その年の平安や祈願を行うためのものです。
そのため、不成就日に初詣をしてしまうと、お願い事はなに1つ叶うことがないといわれています。
【2024年】初詣に行ってはいけない日!不成就日
基本、不成就日は初詣には行ってはいけません。
ですが、2024年の不成就日が一体いつなのかよく分かりませんよね。
続いて、2024年の不成就日はいつなのかについて紹介します。
【2024年1月】不成就日
2024年1月の不成就日は、以下の日にちです。
1月5日の木曜日、1月13日の金曜日、1月21日の土曜日です。
他にも、1月24日の火曜日も不成就日だといわれています。
なので、1月に初詣に行く場合は、これらの日以外に行くようにしましょう。
【2024年2月】不成就日
続いて、2024年2月の不成就日は、以下の日にちです。
2月1日の水曜日、2月9日の木曜日、2月17日の木曜日です。
他にも、2月21日の火曜日も不成就日とされています。
2月に入ると初詣に行く人は減りますが、できることなら2月の不成就日も覚えておきましょう。
喪中の場合は鳥居をくぐってはダメなの?「神社」か「お寺」の考え方
よく喪中の場合は、鳥居をくぐってはいけないといわれていますよね。
忌中の間に神社に行くことはよくありませんが、忌中を過ぎた喪中は神社に行っていいのでしょうか?
続いて、喪中の場合は鳥居をくぐってはだめなのかについて紹介します。
「神社」の考え方
喪中に鳥居をくぐってはいけないのかについては、神社とお寺で考え方が変わってきます。
神社の場合だと、死は穢れとされているので神域には持ちこんではいけないものとされています。
なので、特に穢れの強い忌中は神社に行くのは避けた方がいわれているんです。
喪中で鳥居をくぐってしまった場合、これはマナー違反になります。
神様に失礼な行動にあたってしまうので、反省して喪中期間を過ぎてから謝罪のお参りをしましょう。
「お寺」の考え方
お寺は神社と違って、死は穢れという考えがありません。
というのも、仏教において輪廻転生という概念があるからです。
そのため、忌中であってもお寺であれば初詣に行くのに問題はないです。
もし、忌中でも初詣をしたいのであればお寺に行くようにしましょう。
初詣に最適な日とは?いつまで行くといいの?
今まで、初詣に行ってはいけない日について紹介しています。
これらを踏まえて、初詣に最適な日を知っておくと良い1年が過ごせます。
では、初詣に最適な日とはいつなのでしょうか?
続いて、初詣に最適な日について紹介します。
1月1日の元旦から1月3日
初詣に最適な日は1月1日の元旦から、3日までといわれています。
この期間中に無病息災をお祈りすると、実際に叶うという話があります。
他にも、厄払いをしたい際もこの三が日のうちに初詣をすませるといいといわれています。
「松の内」の期間が終わるまで
三が日の他にも、松の内の期間が終わるまでであれば、初詣に行っても問題ないといわれています。
松の内とは新年を祝う期間で、門松などの飾りをしている期間のことです。
松の内は、大体正月7日間から1月15日までといわれています。
ですが、地域によって松の内は違ってくるので、松の内はいつなのか確認しておきましょう。
旧正月
三が日に初詣に行けなかった場合は、寺社で参拝するのがおすすめです。
特に、旧正月のうちに寺社へ行くのがいいとされています。
旧正月は新暦1月下旬から2月中旬までで、旧正月を逃しても2月中旬までに参拝すれば問題はありません。
松の内が過ぎてから節分までの間だと、どこの寺社も混みません。
なので、人混みを避けたい場合などに行くのもおすすめします。
初詣に最適な時間帯とは?
初詣は松の内の期間が終わるまでに行っておくと、いいとされています。
では、初詣に最適な時間帯とは一体いつなのでしょうか?
最後に、初詣に最適な時間帯について紹介します。
午前中
初詣に最適な時間帯は、午前中とされています。
というのも、午前中の神社は空気が澄んでおり、良い気をたくさん受けることができるからです。
ただ、大晦日が明けてから1日の正午まではどこの神社もお寺も混雑しています。
なので、混雑を避けたい場合は、この時間帯はなるべく避けるようにしましょう。
神社に初詣に行く場合は夜に行くのは禁止
神社に初詣に行く際、時間帯には気をつけなければいけません。
特に夕方から夜に行く場合、身の安全のために行くことを避けた方がいいんです。
夜は神様に近付けるといわれていますが、警備員を配置している神社は稀です。
そのため、不審者に襲われる可能性もあるので夜に行くのは止めておきましょう。
まとめ
今回は初詣に行ってはいけない日について紹介しましたが、参考になったでしょうか?
初詣に行ってはいけない日は、忌中と不成就日です。
ただ、初詣に行ってはいけない日は神社とお寺で変わってくるので、状況に応じてどちらに行くか決めましょう。