理科の実験や夏休みの自由研究でスライムを作る機会があると、子供たちはスライムに夢中になって遊びますよね!
私は小さい頃にスライムを天井に投げて引っ付けてしまって怒られたという経験があります・・・。
天井に付いてしまった時には、すぐに取ることが出来ましたが、髪の毛に付いた時は取るのにとても苦労します。
「もうとれなかったらどうしよう…。」と、慌てて取ろうとすると髪の毛が絡まってしまったりして尚更とれなくなってしまいますよね。
髪の毛に付いてしまった時にはどのように対処すればきれいに取れるのか疑問に思ったので、きれいに取れる方法について調べてみました。
スライムが髪の毛に付いた!取り方とは?
スライムが髪についてしまった時に使える方法を3点紹介します。
まずは、スライムの主成分について少し説明します。
スライムには、「ホウ砂」と「ポリビニルアルコール(PVA)」が使われています。
「ホウ砂」とは、
洗剤や目薬などに使われている洗浄作用が入っていて、薬局などで売っています。
スライムはこのホウ砂に水を混ぜて、水溶液にしたものを使用しています。
「ポリビニルアルコール(PVA)」とは、
洗濯のりのことです。
スライムのトローンとした独特な手触りはこれが理由ですね。
スライムに使われている「ホウ砂」がアルカリ性なので、「水溶性・アルカリ性」を分解すると良いということが分かりました。
①お湯で流す
スライムがついた部分の髪の毛をしっかりと洗面器などに入れたお湯につけて、お湯で洗い流します。
※水よりお湯の方が落ちるのでお湯を利用しましょう。
ある程度スライムが取れて来たら、シャンプーをします。
あとの工程は②も③も同様です。
シャンプーをした後のタオルドライの時に、取り残しているスライムがないか確かめてから拭くようにしましょう。
タオルにスライムがくっついてしまうと取るのが大変になってしまうので注意が必要です。
②お酢を使う
すぐにシャンプーが出来ないときやお湯で洗ったけど完全に落ちてないときにはお酢を使って取る方法もあります。
お酢を使う場合は、直接お酢を塗ったりかけたりするのではなく、「酢水」を作ります。
【酢水の作り方】
お湯を500ml
お酢を大さじ1
用意しましょう。
作った酢水を洗面器でよく混ぜます。
水を使うよりもぬるめのお湯の方が取れます。
髪の毛が長い場合などには、洗面器などに髪の毛を入れて、スライムがついた部分を酢水にしばらく浸しましょう。
髪が短い場合にはタオル(キッチンペーパー)に酢水をしみこませたものを、髪の毛につけます。
酢水がついたタオルなどで覆うとスライムを酢水が溶かすことによってスライムが取りやすくなります。
酢水を使う際には、匂いがきつかったり鼻への刺激があるため換気をしながら行うようにしましょう。
浸したり、覆ってからしばらくたったら髪の毛をお湯で洗い流してから、シャンプーをしてください。
シャンプー以降の工程は①と同様なのでそちらをご覧ください。
③クエン酸を使う
どうしてもお酢の匂いが苦手な方や髪の毛にお酢をつけるのが嫌な方にはクエン酸を使うという方法があります。
【準備するもの】
- クエン酸スプレー(市販の物)
※クエン酸スプレーがなくクエン酸の粉末がある場合には、水200mlとクエン酸小さじ1の濃度のクエン水を作りましょう。
- キッチンペーパーまたはティッシュ(スライムを取るのに使います)
- 捨てても良いタオルまたはキッチンペーパー
クエン酸スプレーをしみこませたタオル(キッチンペーパー)をスライムがついた髪の毛につけます。
3分から5分してから様子をみてまだ落ちていないようなら、もう一度、タオル(キッチンペーパー)にクエン酸スプレーをかけてしみこませ、スライムがついた髪の毛を包んでまた同じように時間の間隔を空けて落ちていないようであれば同じように繰り返してください。
スライムが落ちたら髪の毛をお湯で洗い流してシャンプーをしましょう。
シャンプー以降の工程は①と同様なのでそちらをご覧ください。
髪の毛に付いたスライムを取る時の注意点
髪の毛に付いたスライムを取る時に注意するべき点を紹介します。
【誤飲】
スライムを取る際に誤って誤飲ないようにしましょう。
スライムの成分には「ホウ砂」が入っており誤飲してしまうと、頭痛・腹痛・下痢・頭痛などの症状が出てしまう可能性があります。
また、肌が敏感な方の皮膚にあたると皮膚炎をおこす可能性もあるので注意が必要です。
まとめ
スライムが髪の毛についた際の対処法を紹介してきました。
スライムが髪の毛に付いた時には、慌てずにここで紹介した対処法を試してみてください。
慌てて取ろうとすると髪の毛が絡まってしまったりすると、取るのがさらにむずかしくなってしまうので気をつけましょう。