冬になると鍋を食べることが多いですが、春菊はいろんな鍋に入ってあることが多いと思います。
ですが春菊を食べ過ぎると、危険だという説があります。
では一体なぜ、春菊を食べ過ぎると体に悪いのでしょうか?
今回は、春菊を食べ過ぎると危険なのかについて紹介します。
春菊を食べ過ぎると危険?なのはシュウ酸が原因?
春菊を食べ過ぎると体に危険といいますが、その原因はシュウ酸ではないかといわれています。
ではなぜ、春菊の食べ過ぎると危険だといわれているのでしょうか?
まずは、春菊を食べ過ぎると危険なのかについて紹介します。
吐き気や下痢
春菊を食べ過ぎると、吐き気や下痢などを引き起こしてしまいます。
この吐き気や下痢は、春菊によるアレルギー症状の一環で起きてしまうんです。
春菊アレルギーについては後ほど紹介しますが、消化器官以外にも色んな悪影響を及ぼします。
なので、春菊の食べ過ぎには注意しましょう。
アレルギー
実は、春菊にもアレルギーがあります。
体質で春菊アレルギーを起こすことがありますが、春菊アレルギーは食べ過ぎでも起こることもあります。
吐き気や下痢の他にも、じんましんや喉が腫れたりします。
重症化すると、呼吸困難なども引き起こしかねません。
もし、春菊を食べて30分以内に吐き気などの症状が出たらすぐ病院を受診しましょう。
春菊の栄養や効能
春菊を食べ過ぎると、アレルギー症状を起こしてしまいます。
ただ、シュウ酸については少ししか含まれていません。
では、春菊はシュウ酸の他に一体どのような栄養素が含まれているのでしょうか?
続いて、春菊の栄養や効能について紹介します。
β-カロテン
春菊に含まれる栄養素1つめは、β-カロテンです。
春菊にはβ-カロテンが豊富に含まれており、春菊100gで5300ugほど含まれています。
春菊に含まれる栄養素のほとんどがβ-カロテンだといわれていて、β-カロテンには抗酸化作用があります。
そのため、肌の老化防止や免疫力アップなどが期待できます。
ビタミンK
春菊に含まれる栄養素2つめは、ビタミンKです。
ビタミンKは止血作用があり、カルシウムの吸収などを助ける働きがあります。
普通であればビタミンKが不足することはあまりありませんが、不足していると体に悪影響が出てしまいます。
ビタミンKには骨粗しょう症などを防ぐ効果があり、イライラ解消などにも期待ができます。
食物繊維
春菊に含まれる栄養素3つめは、食物繊維です。
春菊100gにつき、食物繊維は3.7gとそこそこ含まれています。
冬は体が冷えることで腸の動きなども鈍く、便秘などを引き起こすことも少なくありません。
そのため、冬のうちの便秘解消には春菊を食べることが解消に1番効果的です。
カルシウム
春菊に含まれる栄養素4つめは、カルシウムです。
春菊には緑黄色野菜には珍しく、カルシウムが含まれています。
実は春菊100gにつき、カルシウムは120mgも含まれているんです。
カルシウムは骨の形成に欠かせないので、男女年齢問わず摂取しておく必要があります。
ビタミンC
春菊に含まれる栄養素5つめは、ビタミンCです。
春菊にはビタミンCも含まれていますが、ビタミンCは水に溶けてしまいます。
なので、火を通して食べるとビタミンCはほとんど摂取できません。
春菊でビタミンCを摂取したい場合、生で食べるのをおすすめします。
ビタミンCには風邪予防に効果的なので、風邪の引きやすい冬に食べると風邪予防になります。
春菊を食べるなら!1日の摂取量
春菊には、色んな栄養素が含まれています。
ですがどれだけ栄養素が豊富でも、食べ過ぎると体に悪影響が出てしまいます。
続いて、春菊の1日の摂取量について紹介します。
1日の摂取量
春菊の1日の摂取量ですが、100gが目安です。
分かりやすくいうと、春菊の2分の1束が適正な量です。
この摂取量を超えてしまうと、春菊アレルギーを引き起こす可能性があります。
ただ1日の摂取量をきちんと守れば、色んな栄養素をしっかり摂ることができます。
適正量であればどんなことが起きるの?
春菊は適正量であれば、ビタミンCやビタミンK、食物繊維やβ-カロテン、鉄分などが摂取できます。
この栄養量の多さから、風邪薬とも呼ばれています。
また旬も冬であるため、風邪予防や風邪を引いたときに食べると健康に良いです。
春菊は生で食べても大丈夫なの?
春菊は鍋などに入っていることが多いですが、生で食べても大丈夫なのでしょうか?
熱を通していないと、シュウ酸が体に悪影響を及ぼすんじゃないかと不安ですよね。
続いて、春菊は生で食べても大丈夫なのかについて紹介します。
シュウ酸は少ないので大丈夫
結論からいうと、春菊は生で食べても問題はありません。
というのも、春菊に含まれているシュウ酸の量は体に悪影響を及ぼすほどのものではないからです。
春菊に含まれるシュウ酸はほうれん草の4パーセントしかないので、そこまで多くないといえます。
生の春菊のおすすめの食べ方
春菊はシュウ酸が少ないですし、ビタミンCが豊富なので生で食べることも推奨されています。
一見生だと苦そうな春菊ですが、実は新鮮なものであればそこまで苦くないんです。
また水にさらし、調味料は食べる直前で和えば苦味はほとんど感じません。
なのでサラダにするのはもちろん、和え物にして食べても美味しく食べることができます。
春菊の保存方法
春菊は生で食べても、火を通して食べても美味しく食べることができます。
ただ買って当日で使うのが難しい場合、一体どのように保存すればいいのでしょうか?
最後に、春菊の保存方法について紹介します。
保存方法
春菊の保存方法は、以下の通りです。
濡らしたキッチンペーパーで根本を包み、後はそのまま野菜室で保存するだけです。
冬場であれば冷蔵庫ではなく、涼しい場所であれば常温保存することができます。
大体5日は日持ちするので、この間に春菊を使いきってしまいましょう。
冷凍保存はできるの?
春菊は常温・冷蔵保存ができますが、冷凍保存することができます。
春菊を冷凍保存する場合は、まずは軽く洗って水気をしっかりと切ります。
そしてざく切りにして、ジップロックなどに入れて冷凍庫で保存するだけです。
カットしてから冷凍すれば、料理で使うときに解凍する必要もありませんので非常に楽です。
大体1ヶ月~3ヶ月は日持ちするので、長持ちさせたいのなら冷凍保存をするのをおすすめします。
まとめ
今回は春菊を食べ過ぎると危険なのかについて紹介しましたが、参考になったでしょうか?
春菊は食べ過ぎると、春菊アレルギーを起こして吐き気や下痢、呼吸困難を起こしてしまいます。
ですが適量であれば、体に良い影響を与えてくれます。
もし、春菊を食べ過ぎて心配になった方は、ぜひとも今回紹介した内容を参考にしてみてくださいね。