よく煮物などで、干し椎茸を使う事はありますよね。
ですがそれ以外となると、1度使うだけで中々干し椎茸を消費する事はそうないのではないでしょうか。
そうなってくると問題なのは、保存方法や消費期限です。では、開封後の干し椎茸の賞味期限はいつまでなのでしょうか?
今回は未開封の場合や、賞味期限などについても併せて紹介します。
干し椎茸!開封後の賞味期限はいつまで?
干し椎茸は一応干物なので、開封後もある程度は長く持つと考えがちです。しかし、干物でも食べ物ですから、当然賞味期限というものは存在します。
では、開封後の干し椎茸の賞味期限とはいつまでなのでしょうか?
まずは、開封後の干し椎茸の賞味期限について紹介します。
基本的には開封後から1カ月程度
結論からいうと、干し椎茸の賞味期限は開封後から約1ヶ月程度とされています。
これはメーカーによっても違いますが、インターネットなどで調べてみると1発で分かる情報です。
どのブログなどをみてもそうですし、中には農家の方の意見などを見ても大体の目安は1ヶ月程度なんです。ちなみにこの開封後の賞味期限については、パッケージの裏にも記載されています。
法律上では、賞味期限は必ず明記しなければならないので、目安として必ず書かれているんです。
ちなみに、カビなどが生えていたら、賞味期限が過ぎていなくても食べられませんので注意しましょう。
保存方法では賞味期限は延ばす
賞味期限はなるべく守りたいものですが、干し椎茸は保存方法によっては賞味期限を延ばす事ができます。
その方法として、密閉空間で保存する事です。
そもそもカビとは、空気中であればどこでも漂っています。空気中を漂っているためどこにでも生えるのですが、特に湿気の多いところにカビは生えやすいです。
そのため、カビを生やさないためには、湿気を取り除いてなるべく空気との接触をさせないようにしなければなりません。
賞味期限を少しでも延ばすためにも、密閉空間で保存しましょう!そうすれば、カビなどは生えにくくなります。
それ以外にも、冷凍することによって賞味期限を延ばせます。
干し椎茸!未開封だけど賞味期限切れって食べても大丈夫?
開封後の干し椎茸は、製造したメーカーにもよりますが、大体目安は1ヶ月程度です。
しかし、未開封の場合は一体いつまで持つのでしょうか?
未開封という事は、空気とのふれあいも一切ないので、開封後よりも食べられる安心はあると思います。
なので続いては、未開封の干し椎茸の賞味期限について紹介します。
食べれるけれども自己責任
未開封の干し椎茸が食べられるかどうかですが、これは非常にグレーゾーンな問題です。
未開封の場合、空気との接触がほぼありません。
さらには未開封な上、暗い場所に置いてあるのであれば、賞味期限が過ぎても食べられます。ですが、これらは全てあくまで自己責任です。
賞味期限についても、メーカーの方が基準に沿って決めているので、それを無視するのは中々危険な感じもしますよね。
なので食べられない事はありませんが、全ては自己責任です。
カビが生えていたら食べられない
これは当然の事なのですが、未開封とはいえカビが生えていたら食べる事はできません。
先程、カビが生える原理を説明しましたが、カビはどこにでも生えるため、生えない事がそもそもないんです。そのため未開封であっても、どこかでカビが生えてしまうきっかけはゼロではないという事です。
カビも問題ですが、干し椎茸の場合もっと怖いのが、虫がわいているかも基準になります。もし虫がわいてしまった場合は、当然ですが捨てましょう。
ただ干し椎茸は変色しやすいため、裏側が茶色に変色する事はよくあります。
その程度の変色であれば問題はないので、しっかりと戻してから火を通して調理すれば問題ありません。
「賞味期限」と「消費期限」の違いとは?
先程から賞味期限についての話をしていますが、賞味期限と消費期限の違いは分かるでしょうか?
よく考えると、「賞味期限と消費期限はどう違うの?」という疑問は誰でも1度は考えた事はあると思います。
恐らくなんとなくは分かるけれど、明確な区別をつけられずに説明できない人も多い事でしょう。なので、ついでに賞味期限と消費期限の違いについても紹介します。
賞味期限は美味しく食べられる期間の事
食品の期限表示には、2種類に分けられています。
それが賞味期限と消費期限で、これもある程度の基準で定められているんです。賞味期限というのは、製品の劣化が緩やかなものの事を指しています。
たとえば、パンだったり、缶詰などのような劣化のしにくいものの大体に賞味期限が記載されているんです。
もっと簡単にいえば、賞味期限は「食べ物を美味しく食べられる期間」ともいえます。なので多少期限を過ぎていても、食べられないというわけではありません。
ただ賞味期限は、あくまで適切な保存方法をされていた場合、期限を過ぎていても食べられるだけです。
きちんと適切な保存方法で保存していなかった場合は例外なので、食べる前には保存方法も確認しましょう。
消費期限は安心して食べられる期間の事
そして消費期限についてなのですが、これは劣化が激しいものについて表記されているものです。
例を挙げるなら、刺身やお肉などの生ものには消費期限は設けられています。
賞味期限は「美味しく食べられる期限」ですが、消費期限の場合は期限内に消費しなければなりません。要は名前の通り、早めに消費しなければいけないものなのです。
なので、消費期限が過ぎているものは絶対に食べてはいけません。商品にもよりますが、中には多大なる健康被害を及ぼす場合があります。
賞味期限も見るべきものですが、消費期限はより慎重になって確認する必要があるわけです。
干し椎茸開封後の保存方法について
干し椎茸は1度開封してしまうと、持つのは大体1ヶ月程度が目安です。
しかし「どうしても賞味期限を延ばしたい!」と思った事もいるにはいると思います。実際、保存方法によっては賞味期限は多少伸びる事もありますし、その方法はいくつかあります。
最後に、干し椎茸の開封後に長持ちさせる保存方法について紹介します。
湿気のないところで保存
開封後の干し椎茸の保存方法1つめは、湿気のないところで保存する事です。
先程から紹介していますが、カビが生えてしまったらもうその食べ物は食べられません。だからこそカビを生やさない事が大切なのですが、カビを生やさないためには湿気の具合によって左右されます。
そのため、開封後も湿気のないところで保存する事が、より一層長持ちさせるためには大切な事なんです。ただ湿気のあるところを気にしすぎて、中には干し椎茸を陽に当ててしまう人もいます。
これは裏に記載されていますが、干し椎茸は陽に当ててしまうと劣化が早くなります。なので冷暗所や、棚の中などに置いておきましょう。
開封後はジップロックへ
開封後の干し椎茸の保存方法2つめは、ジップロックなどに入れる事です。
開封後より、未開封の干し椎茸の方が長持ちする事は先程紹介しています。そこでオススメしたいのが、開封後はジップロックなどの密閉した袋に保存する方法です。
これで劇的に何ヶ月も持つわけではありませんが、1~2週間程度であれば賞味期限を先延ばしにできます。
しかしタッパーなどは余分があるので、あまり保存に適していません。あくまで、密閉した袋にいれておくのが安全だと覚えておきましょう。
冷凍保存
開封後の干し椎茸の保存方法3つめは、冷凍で保存する事です。
よく食べ物を長持ちさせたいとき、冷凍保存をする事は多いと思います。干し椎茸も冷凍保存は可能で、なにより調理するときに戻す必要がありません。
料理で使うときや、煮物を作るときなどは戻し汁につゆを入れるだけで使えます。冷凍保存する際にも、ジップロックなどの袋は必須なので注意しましょう。
まとめ
今回は開封後の干し椎茸の賞味期限について紹介しましたが、参考になったでしょうか?
なにごともそうですが、賞味期限はなるべく守っておくに越した事はありません。なので賞味期限をしっかり確認する事も大事ですが、保存方法などもしっかり覚えておく必要があります。
干し椎茸の場合は、湿気に特に注意して暗い場所で保存する事が肝です。もし干し椎茸の期限に悩んだ際には、ぜひとも今回紹介した内容を参考にしてみてくださいね。