よく日曜日の夕方頃になると、「明日は仕事か」と憂鬱になりませんか？
俗にサザエさん症候群と呼ばれるのですが、この名前を聞いた事のある人はかなり多いと思います。
恐らく、憂鬱な日曜日そのもの自体をサザエさん症候群と呼んでいる人も少なくはないでしょう。では実際、サザエさん症候群とは一体どのようなものなのでしょうか？
今回は、最近噂されるサザエさん症候群について紹介します。
サザエさん症候群とは？
世間でいうサザエさん症候群とは、「日曜日の夕方頃に気分が落ち込む」という状態です。
昔は「月曜病」ともいわれていますが、正直病気か現象か問われれば非常にグレーなものともいえます。精神疾患のような症状など起こしやすく、実際に身体に支障をきたす事も少なくありません。
では、サザエさん症候群とはどんな症状があるのか、まずは症状について紹介します。
サザエさん症候群の症状例
サザエさん症候群の症状例はかなりあります。
憂鬱な気分になったりするだけでなく、不眠や頭痛、吐き気だけでなく、熱が出たりなど実際に身体にも影響が出るのです。
他にもなぜか涙が出たりなど、とても情緒不安定な状態に陥ります。しかし実際は、「そこまで大げさなわけがない」という人もいますよね。
もちろん人によって、サザエさん症候群の症状は違います。
ですが、その人によっては、精神だけではなく、身体的にも影響が出てしまう深刻な症状でもあるのです。
サザエさん症候群になりやすい人の傾向
サザエさん症候群になりやすい人の傾向として、少し内向的な傾向がある人に多いといわれています。
内向的というと少し心地が悪いですが、実際こんな傾向な人がサザエさん症候群になりやすいです。一例として、基本人生自体に楽しみがない人は、サザエさん症候群になりがちです。
趣味がなかったり、普段から寝不足気味な人生をなんとなくですごしがちな人は要注意です。
他にも休日は何かとリズムを崩してしまう自堕落な人も、サザエさん症候群になりやすい傾向があります。
なので趣味を持ったり、普段から人と話して情緒を安定させる事で、サザエさん症候群になる可能性を避ける事もできます。
サザエさん症候群になってしまう3つの原因とは？
サザエさん症候群は、思っているよりも深刻な症状がつきまとっています。
実際身体がついていかず、翌日もまた休んでしまうなんて事も少なくはありません。ですがなぜ、一部の人はサザエさん症候群になってしまうのでしょうか？
日曜日を憂鬱と感じても、中には翌日にはなんともない様子で仕事に取り組む人もいます。
次は、サザエさん症候群になってしまう原因になって紹介します。
①サザエさん症候群の原因はストレスから
サザエさん症候群になる原因は、主にストレスが多いです。
先程も紹介しましたが、サザエさん症候群とは精神的に参ったり、最悪身体的にも影響が出てしまいます。こういった憂鬱になったりなど、頭痛や吐き気が出やすいのはストレスが原因な事が少なくありません。
ストレスといっても、特に多いのが仕事に対してのストレスです。仕事のストレスが原因であるゆえに、「明日になったら仕事」という意識に強く働いてしまうのです。
他にも会社内での人間関係があまりよくないのも、サザエさん症候群の原因の1つといわれています。それだけでなく、休日と平日の生活に差があるのもサザエさん症候群を引き起こす原因です。
なので、休日だからといってダラけすぎるのも、かえって原因になる可能性は高いのです。
②長時間の作業なども原因
他にも、長時間の作業などもサザエさん症候群の原因の1つです。
なぜ長時間の作業が原因かというと、長時間集中していると精神的に負荷がかかりやすくなるからです。そしてその負荷は、普段から情緒の安定を欠けさせたりする事もあります。
人間は構造上、長時間集中する事はほぼできません。そのため無理を重ねに重ねすぎる事で、気付かないうちにストレスや後々判断力が鈍くなったりするのです。
判断力や思考力が低下するとパニックに陥ったり、情緒不安定にもなりやすくなります。なので、普段から長時間作業をしている人も、サザエさん症候群になりやすい傾向があります。
③気分障害の可能性も
実はサザエさん症候群は、うつ病であったり適応障害の一種とされる説もあります。
というのも、憂鬱になったり身体的に支障が出るのは、こういったうつ病や適応障害の症状によく似ているからです。うつ病とまでいわずとも、気分障害といった括りに分類される可能性もあります。
実際、サザエさん症候群はブルマンデーとも呼ばれていて、ブルーマンデーにならないための対策を行う会社もあります。それだけ深刻なものであり、状況と環境によってはなりやすい可能性を秘めている事が多いです。
ですが、勤務が休日で平日な人などはサザエさん症候群になりにくいといわれています。
あくまで土日が休みで、月曜日から仕事であるという環境がサザエさん症候群の1番の原因といってもいいでしょう。
サザエさん症候群になったとき！4つの対処方法
サザエさん症候群とは、思っているよりも深刻で身近にあるものです。
そのため今は大丈夫でも、いつ誰が陥ってしまうかさえも分かりません。ですが、ストレスと大きすぎるものが原因だと、中々解消の目途も立ちませんよね。
そこで最後に、とても効果的で簡単なサザエさん症候群の対処法について紹介します。
①ストレスになっている原因を解消する
サザエさん症候群の対策方法1つめは、ストレスの解消です。
サザエさん症候群の原因はストレスなので、まずストレスをどうにかする事で解決への糸口を見つける事ができます。
ここで重要なのは、一体自分にとって憂鬱になってしまうシーンはどれなのかを考える事です。会社で上司に怒られる事か、仕事自体に憂鬱さを感じているかなど、徹底的に心当たりを探しましょう。
他にも、一体どうすればその抱えているストレスが解消できるかについて考えるのも大切です。たとえば、趣味に没頭したり、映画を見たりなどして心機一転するなど、解決方法を探してもみましょう。
②休日と平日のギャップに注意する
サザエさん症候群の対策方法2つめは、休日と平日のギャップに注意する事です。
平日と休日の過ごし方に差がありすぎると、サザエさん症候群を引き起こしやすくなります。なので、休日と平日の活動時間というのはなるべく差をつけないようにしなくてはなりません。
起床時間なども、休日はあまり寝過ぎないようにするなど、これだけでも大分症状は変わってきます。
他にもご飯を食べる時間なども統一する事で、脳みそが生活リズムのバグを起こさない効果があります。こういった起床時間やご飯の時間、就寝時間はかなり大切なので、なるべく統一するよう心がけましょう。
③どうしても辛いときは転職も考える
サザエさん症候群の対策方法3つめは、辛いときは転職を考える事です。
サザエさん症候群の原因は、主に仕事でのストレスです。なので、職場でのストレスを解消しない限り、いつまで経っても解決できません。
特に気分だけでなく、身体的にも影響が出てしまうと、精神疾患にきっかけとなってしまいます。だからどうしても辛い場合は、転職を考えてみましょう。
仕事のストレスを1回リセットするだけで、自分の精神状態は大きく変わります。本当に辛い場合は無理をせず、自分自身の体調と精神状態を優先しましょう。
④なるべく仕事は金曜日に終わらせておく
サザエさん症候群の対策方法4つめは、仕事は金曜日までに終わらせておく事です。
サザエさん症候群を引き起こすきっかけとして、仕事の続きが残っている事が憂鬱というケースもあります。
「先週終わらなかった仕事をまたやらないとなぁ……」という負担も、サザエさん症候群を引き起こすきっかけの1つです。なので大事な仕事や自分の苦手とする仕事は、できるだけ金曜日までに終わらせておきましょう。
そうすると、自分への負担が大きく変わってきます。
ちなみにこれはブルーマンデーを起こさないために、進んで対策として行っている会社もあります。会社で起用されるほどの対策法なので、周囲にいわれる前に自分から進んでやってみましょう。
まとめ
今回はサザエさん症候群とはどんなものなのかについて紹介しましたが、参考になったでしょうか？
どうしても日曜日の夕方になると、明日から仕事という憂鬱さから抜け出せません。ですが生活習慣を見直したり、趣味を持ったりする事で、サザエさん症候群は防げます。
だからまずは、重症化する前に自分なりの対処法を探す事が大事です。もしサザエさん症候群に悩まされる場合は、ぜひとも今回紹介した内容を参考にしてみてくださいね。