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玉ねぎから白い汁が出る!液体の正体とは?詳しく解説

2022年4月6日

玉ねぎから白い汁が出る!液体の正体とは?
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カレーや炒め物など、家庭料理には欠かせない玉ねぎ!

そんな玉ねぎを切っていると、白い汁が出てくることってありますよね。

この白い汁は洗い流した方がいいの?

腐りかけてるサインなの?

と、不安に感じる方もいるかもしれません。

そこで今回は、玉ねぎから出る白い汁の正体について詳しく解説していきます!

また、玉ねぎが腐った場合の見分け方や、玉ねぎの正しい保存方法についても紹介していますので、参考にしてみてくださいね。

 

玉ねぎから白い汁が出る!液体の正体とは?

玉ねぎを切っていると、その断面から乳白色の謎の汁が出てくることがあります。

あの液体の正体は何なのでしょうか?

また、食べても問題ないのかも気になりますよね・・・。

 

白い汁の正体

玉ねぎから出てくる白い汁の正体は、「硫化アリル」と呼ばれる成分をはじめとする栄養成分なんです!

玉ねぎ特有の「ピリッとした辛味」や「鼻にツンとくるニオイ」ってありますよね?

実はその辛味やニオイの元が硫化アリルなんですよ。

また、玉ねぎを切っていると涙が出てきますよね?

それも硫化アリルのしわざで、玉ねぎ以外にも、長ねぎやニンニクなどにも含まれているんです。

 

食べても大丈夫なの?

白い汁の正体が硫化アリルだということは分かりましたが、食べても大丈夫なのでしょうか?

実は、玉ねぎから硫化アリルの白い汁が出てくるのは、とっても新鮮な証拠なんです!

また、硫化アリルには体に嬉しい効果もたくさんあるんですよ♪

たとえば、硫化アリルの強い抗菌作用は、がん細胞などが増えるのを抑制してくれます。

さらに、コレステロール値を下げたり、肝臓機能を助けてくれるなど、生活習慣病予防の強い味方にもなってくれるんですよ!

ですから、白い汁は拭き取ったり洗い流したりしなくて大丈夫ですし、水にさらしたりするのも栄養の観点からはもったいない行為なんですよ。

白い汁がたくさん出てくる玉ねぎに出会ったらラッキー♪と考えて、そのまま食べてしまいましょう。

 

玉ねぎが腐った場合!見分け方

さて、玉ねぎから白い汁が出るのは腐っているどころか、とっても新鮮な証拠だと分かりましたね!

では、玉ねぎが腐るとどうなるのでしょうか。

玉ねぎが腐っているか見分ける時には、「見た目」「ニオイ」「感触」に注目します。

それぞれについて解説していきますね!

・見た目

皮をむいたり切ったりしたときに黒っぽく変色していたり、白い綿のようなものが付いていたりする。茶色っぽい液体が出てきていることもある。

・ニオイ

ガス臭いようなニオイや、離れていても分かるような強烈な腐敗臭がする。

・感触
水分を含んでブヨブヨと柔らかくなっている。反対に、軽くスカスカしたような感触になることもある。

以上のような変化が見られた時には、腐っている可能性が高いです。

ちなみに玉ねぎは、カビが生えたり腐敗している部分が一部だけなら、その部分を取り除けば食べることはできます。

しかし、見えないところにカビの菌糸が付着している可能性もありますので、しっかりと加熱したほうが安心です。

また、小さなお子さんなどに与えるのは控えたほうが良いでしょう。

 

玉ねぎの保存方法とは?

玉ねぎは日持ちしやすい野菜ですが、正しい方法で保存することで、さらに長く日持ちさせることができます!

ここからは、玉ねぎの正しい保存方法について解説していきますね。

 

吊るす

軒先などに玉ねぎが吊るされているのを見たことがある方もいるのではないでしょうか?

一番オススメな保存方法が、この玉ねぎを吊るす方法なんです!

みかんのネットやストッキングに玉ねぎを丸ごと入れ、風通しの良い場所に吊るすだけで2?3ヶ月も保存することが出来ますよ。

1つのネットに複数の玉ねぎを入れる場合には、1つ入れるごとに結び目を作りましょう。

そうすることで、玉ねぎ同士が触れ合わず、傷みにくくなります。

 

ダンボールに入れる

吊るして保存するのが難しい場合には、段ボールに入れて保存するのがオススメ!

その際に注意してほしいポイントがあります。

それは、少し面倒ですが玉ねぎを1つずつ新聞紙で包むことです。

玉ねぎは湿気にとても弱い野菜なので、適度に湿気を吸い取ってくれる新聞紙で包むことで、長持ちさせることができるんです。

また、1つずつ新聞紙で包むと玉ねぎ同士が触れ合わず、傷みにくくすることもできますよ。

こちらの場合も、風通しの良いところで保存すると、2ヶ月くらいは日持ちします。

 

冷蔵庫で保存

カットしてしまった玉ねぎを保存する場合には、冷蔵庫で保存しましょう。

その際、切った玉ねぎを空気が入らないようしっかりラップで包みます。

また、スライスした玉ねぎを保存する場合には、ジップロックなどの密閉できる袋に入れて保存します。

ちなみにカットしてしまった玉ねぎは、冷蔵庫に入れても3日くらいしか日持ちはしません。

なるべく早めに使い切るようにしてくださいね!

 

冷凍して保存

加熱調理することが前提にはなりますが、実は玉ねぎも冷凍保存することが出来ます!

みじん切りや輪切りなど、料理に使いやすい大きさにカットし、ジップロックなどの密閉できる袋に入れるだけでOK。

しかも、玉ねぎは冷凍することで辛味が抑制され、甘みが増すことも分かっているんです。

2か月ほど日持ちしますし、そのまま料理に使うことも出来るので時短にもなりますよ!

とっても便利なので、玉ねぎをまとめ買いした際に試してみてくださいね♪

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

玉ねぎから出る白い汁は、とっても新鮮な証拠!

体に悪いどころか、生活習慣病予防などの体に嬉しい効果がたくさんあることが分かりましたね!

また玉ねぎは日持ちしやすい野菜ではありますが、保存方法にひと工夫加えるだけでさらに長持ちさせることが出来ます。

普段のいろいろな料理にも使いやすく、私たちの身近な野菜である玉ねぎ。

ぜひ効果的に取り入れて健康な生活を送りましょうね♪

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