貝類の中でも人気のあるアワビですが、みなさんは刺身で食べたことがあるでしょうか?
一見、アワビの刺身と聞くと危険な印象がありますが、実はそうではありません。
ですが、アワビの刺身を食べる上で注意すべき点はあります。
今回は、アワビの刺身は危険なのかについて紹介します。
目次
そもそもアワビとは?効能について
そもそも、アワビにはどんな栄養や効能があるのかよく分からない人の方が多いと思います。
なんとなく食べているアワビですが、一体どのような効能があるのでしょうか?
まずは、アワビの栄養や効能について紹介します。
アワビとは?
そもそもアワビはどんな貝なのかというと、アワビはミミガイ科アワビ属に分類される貝のことです。
アワビにも種類があり、食用とされているのはエゾアワビ、黒アワビ、マダカアワビ、メガイアワビの4つです。
アワビは、主に宮城県、岩手県、北海道などの東北エリアを中心に収穫できます。
また4つの食用アワビもそれぞれ旬が違い、エゾアワビは冬が旬です。
それ以外の品種は夏が旬なので、美味しく食べられる時期が変わってきます。
栄養
アワビには、グルタミン酸、ロイシン、リジン、パントテン酸、たんぱく質が含まれています。
効能については後で詳しく紹介しますが、どれも体にとってなくてはならない栄養素です。
また高たんぱくでヘルシーなので、ダイエット中でも食べることができます。
効能
アワビに含まれるグルタミン酸は、体内で脳内物質のGABAの生成に関わっています。
また有害なアンモニアを分解する作用があり、血圧を下げる効果があります。
そしてロイシンは、アミノ酸の1つで体の疲れを解消したり、筋肉の材料になるんです。
リジンもロイシンと同じく、必須アミノ酸の1つです。
体の疲れを解消する他にも、たんぱく質やブドウ糖の代謝、カルシウムの吸収にも関わっています。
パントテン酸は、人間の副腎皮質ホルモンの合成に必要な栄養素です。
コエンザイムAと呼ばれる体内の炭水化物、たんぱく質、脂質などの代謝に関わっています。
効能としては高血圧を下げたり、美肌効果があり、肝臓機能や免疫力アップなどがあります。
アワビの刺身って危険なの?食虫毒などであたる?
アワビを刺身で食べることはありますが、食中毒などを起こすのか不安ですよね。
実は、アワビは他の貝類と比べて刺身で食べてもリスクは少ないんです。
続いて、アワビの刺身は危険なのかについて紹介します。
刺身で食べても大丈夫
結論からいうと、アワビは刺身で食べても問題はありません。
なぜなら、アワビは貝毒の原因となる植物プラクトンを食べないからです。
そのため貝毒はもちろん、食中毒のリスクなどはかなり低いです。
食中毒になる可能性は低い
アワビは貝毒だけでなく、食中毒の危険性もありません。
二枚貝の牡蠣やホタテは、植物プラクトンを食べています。
そして二枚貝は植物プラクトンを食べると吐き出せず、体内に蓄積されてしまいます。
ですがアワビは巻き貝で、植物プラクトンを食べることがありません。
食中毒を起こす原因がないため、食中毒になる可能性も低いです。
寄生虫のアニサキスもいない
アワビには、寄生虫のアニサキスもいないです。
貝類や魚にいることの多いアニサキスですが、アワビにアニサキスは寄生しません。
というのもアワビの形が関係していて、アワビの形状はアニサキスが入りにくいです。
そのため、他の貝類より食中毒や寄生虫がいる危険性はずっと低いといえます。
肝も食べることができる
アワビには肝がありますが、これも食べることができます。
アワビの肝にはジメチルサルファイドが含まれており、精神を安定させる効果があります。
また貧血やめまいなどを解消し、疲労効果や美肌効果などにも効果的です。
新鮮なアワビの刺身が食べたいなら!楽天でも購入できる
アワビの刺身は、食中毒や貝毒などの危険はありません。
なので、安心して刺身にして食べることができます。
では、新鮮なアワビの刺身が食べたいのなら一体どこで購入すればいいのでしょうか?
続いて、新鮮なアワビの刺身の購入場所について紹介します。
新鮮なアワビは楽天でも購入できる
新鮮なアワビの刺身は、楽天で購入することができます。
楽天だと「紀州の活あわび」がおすすめです。
50~60gのサイズが5個ほど入っており、あわびランキングで4冠を達成しているんです。
楽天で購入できる多くのアワビの中でも、新鮮だと評判が高く、どんな食べ方でも美味しく食べられます。
肝の部分だけでなく、貝ひもも食べられて、バター醤油などにしても美味しいと評判です。
通常価格だと9980円で購入可能ですが、早割価格だと税込みで3990円で購入することができます。
他にもアワビを買える場所は?
新鮮なアワビは楽天などでも購入できますが、産地直送で取り寄せすることもできます。
中でも、和丸水産だと活アワビが取り寄せでき、他にも海鮮市場からも取り寄せが可能です。
インターネットで検索すると、色んな通販サイトで購入することができるので、1度調べてみるのをおすすめします。
アワビの刺身が硬いとき!柔らかくする方法について
たまにですが、アワビの身が硬くて刺身で食べることが難しいときがあります。
では、アワビの刺身が硬いとき一体どのようにすれば柔らかくなるのでしょうか?
続いて、アワビの身を柔らかくする方法について紹介します。
洗いすぎない
アワビの身が硬いのは、下処理の仕方に問題があります。
アワビを刺身で食べる場合、洗う際は強く洗いすぎないのがコツです。
強く洗いすぎると硬くなりますし、さらにこすったり揉んだりするとより硬くなってしまいます。
下処理するときは塩で揉んで、軽く洗うだけで問題ありません。
蒸して食べる
アワビの身を柔らかくするなら、蒸すことで解消できます。
刺身でなくなってはしまいますが、アワビは蒸すことで柔らかくなり、旨味も閉じ込めるんです。
もし、アワビの身が硬いときは蒸して食べるのを検討してみるといいかもしれません。
アワビの刺身が怖いなら調理がおすすめ!美味しいレシピを紹介
アワビの刺身は危険性はないですが、それでも刺身で食べるのが怖い人もいると思います。
そんなとき、一体どんな食べ方があるのか気になる人も多いでしょう。
最期に、アワビの美味しい調理の仕方について紹介します。
あわびステーキ
アワビを使った美味しいレシピ1つめは、アワビのステーキです。
材料はアワビ、みりん、醤油、砂糖、にんにく、バター、酒、塩、コショウを用意します。
まずアワビを下処理して、肝と身を分けます。
その後、アワビの水分を拭き取って、にんにくを潰しておき、みりんや醤油、砂糖などを混ぜ合わせておきます。
フライパンにバターを20gと潰したにんにくを入れ、中火で香りだしをした後にアワビを入れます。
そして日本酒を加え、フライパンに蓋をして2分蒸し焼きにし、混ぜ合わせた調味料をフライパンに入れます。
照りが出るまで煮たら、後は仕上げにバター10gを加えて溶かし、塩とコショウで味を調節して完成です。
あわびの煮付け
アワビを使った美味しいレシピ2つめは、アワビの煮つけです。
材料はあわび、酒、醤油、水を用意します。
まず、あわびの表面を優しくこすってあげます。
その後に殻と身の隙にスプーンを入れ、殻から身を剥がしてアワビを食べやすい大きさに切ります。
最後に切ったアワビとあわせた調味料を小鍋に入れ、弱火にかけ、3分煮立ったら完成です。
まとめ
今回は、アワビの刺身は危険なのかについて紹介しましたが、参考になったでしょうか?
アワビは刺身にして食べても、貝毒や食中毒の危険はありません。
なので、肝なども食べることができます。
もし、アワビの刺身が気になっている方は、ぜひとも今回紹介した内容を参考にしてみてくださいね。