「柔軟剤の香りに飽きてきた」と思うときはありませんか?
そんなときに柔軟剤を混ぜたらいい香りになるかも!と思ったけど、柔軟剤って混ぜても大丈夫なのかな?危険なのかな?など疑問に思うはずです。
ということで、今回は、柔軟剤同士を混ぜるは大丈夫なのかについて詳しく解説していきますね。
柔軟剤同士を混ぜても大丈夫なの?
答えは、混ぜても危険はありませんので大丈夫です。
ですが注意点として、規定量より多めに入れないでくださいね。理由は次の洗濯のとき、洗剤の洗浄する力を下げてしまうからです。
柔軟剤は繊維に残りやすい。残っていると、衣類の水をはじいてしまったり服の手ざわりや肌ざわりが変わってしまったりします。だから洗浄する力を弱めてしまうのですね。
「衣類が水や汗を吸ってくれなくなってきたなぁ」
「いつもと肌ざわりが違うような気がする」など感じたら
柔軟剤を使うのをしばらくやめましょう。
柔軟剤は洗剤で落とせます。元の肌ざわりへ戻ったら、洗濯の量に合わせた使用量を使ってください。
柔軟剤を混ぜることで好みの香りは作れる!
柔軟剤を混ぜて、好みの香りは作れます。ですが、香りが強いもの同士を混ぜるとお互いを主張してしまい臭くなってしまいます。
おすすめの香りは好みにもよりますが調和がとれる組合せを3つご紹介しますね。
- ハーブ系+柑橘系
- 柑橘系+グリーン系
- フローラル系+シャボン系
2:1や3:1ぐらいに混ぜてみましょう。
1:1では香りが強く出ます。
柔軟剤の成分について
そもそも柔軟剤の成分って、いったいどんなものが使われているの?そんな疑問を解消できるように、柔軟剤の成分を3つご紹介します。
①陽イオン系の界面活性剤
主成分・・・陽イオン系の界面活性剤
陽イオン系の界面活性剤ってなんのこと?と思われますよね。
少し化学のお話をします。
界面活性剤は、1つの分子の中に2つの部分を持っています。
1.親水基・・・水になじみやすい
2.親油基・・・油になじみやすい
陽イオン系の界面活性剤は、プラスの電気を帯びている親水基を持っています。
②性能向上剤
性能向上剤とは、仕上がりをさらに良くするためのものです。
③安定剤
安定剤とは、洗剤の性能を安定的に保つためのものです。
以上の成分で柔軟剤はできています。
界面活性剤を詳しく解説
上記で説明しましたが、よくわからないですよね〜?。もう少し界面活性剤を掘り下げます。
イメージしてみてください。
ビーカーに水と油をいれると、2層にキレイに分かれますよね。分かれている境目のことを「界面」といいます。
界面を乳化させるものが界面活性剤です。
※乳化とは、均一に混ぜること。
例えば、私たちの身近にある乳化食品のマヨネーズ。サラダ油と酢にたまごを入れることで、卵黄に含まれているレシチンが乳化剤となり、均一に混ざっています。
界面活性剤とはレシチンと同じように乳化させるものです。もう少し詳しく言うと「界面張力の低下」を起こすものですね。
柔軟剤を使うタイミングはいつがいいの?
では、柔軟剤を使うタイミングはいつがいいのでしょうか。
柔軟剤は、洗濯の最後のすすぎの水に入れましょう。
なぜかというと。
- 衣類などの繊維の表面は、水を吸うとマイナスの電気を帯びます
- 柔軟剤はプラスの電気を帯びているので繊維の表面に付着
- 衣類が乾燥する
- 繊維に水分子→親水基→親油基の順にキレイに並びます
- 衣類がふわふわに仕上がって、静電気の発生も少なくなります
レノアハピネスは混ぜて使うの注意!
レノアハピネスを混ぜて使わないように注意してください。
レノアハピネスは他の柔軟剤と混ぜると化学反応を起こして固まってしまうこともあるからです。
よくやりがちな注意点
よくやりがちですが、使い終わった容器に新しい柔軟剤を補充すると前に使っていた柔軟剤と混ざります。
- 他メーカーの柔軟剤ボトルにレノアハピネスの詰め替えを補充してしまった。
- レノアハピネスのボトルに他メーカーの柔軟剤の詰め替えを補充してしまった
など。
ドラッグストアやネットショッピングで見るたくさんの柔軟剤。新作が出ると試したいし、セールをしていたらまとめて買ってしまいますよね~。
私もそうです。
しかも、詰め替えを買った方がボトルを買うよりも値段がお得なので、ついうっかり私もやってしまいます。
柔軟剤の油分が固まってしまう恐れもあるので容器は必ず洗ってから補充されるか同じ柔軟剤を補充するかにしましょうね。
洗剤と柔軟剤を混ぜてはダメなの?
洗剤と柔軟剤は混ぜてはダメです!
洗濯機に洗剤と柔軟剤を一緒に入れてしまうとお互いの効果を打ち消してしまうから。
柔軟剤は「陽イオン系界面活性剤」が主成分でしたね。逆に洗剤は「陰イオン界面活性剤」が主成分です。
繊維に吸着したい柔軟剤と、繊維についた皮脂汚れなどを落としたい洗剤。お互いの成分で中和してしまいます。
※全自動洗濯機やドラム式洗濯機では洗剤ポケットがあるのではじめから洗剤と柔軟剤をセットしておいて大丈夫です。
※二層式洗濯機を使用している場合、入れるタイミングはずらしましょう。
洗剤を先に入れて、すすぎのときに柔軟剤を入れます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。注意点があるものの、柔軟剤同士は混ぜても大丈夫でしたね。
柔軟剤の香りに飽きてきたら、混ぜてみるのもいいかもしれません。いい香りがするふわふわの衣類って、「あ~。いい香り~。」とすごく癒やされます。
いつもの洗濯タイムが楽しくなるといいですね♪