お正月になると、餅を食べる機会が増えますが、食べきることは難しいですよね。
少し放置して、いざ食べようとしたら、緑色のカビが生えていたということも少なくありません。
では、緑色のカビが生えた餅を食べた場合、体に害はあるのでしょうか?
今回は、緑色のカビが生えた餅を食べた場合、どうすればいいのかについて紹介します。
餅に緑のカビが生えたのを食べた!大丈夫なのか?
餅に緑色のカビが生えているのに、気づかず食べてしまうことも少なくありません。
もし、餅に緑色のカビが生えていた場合、食べても問題はないのでしょうか?
まずは、餅に緑色のカビが生えていて、食べたらどうなるのかについて紹介します。
カビが生えたものは食べてはダメ
結論からいうと、カビが生えた餅は食べてはいけません。
よくチーズなどは、カビが生えていても食べることができます。
そのため誤解を生みやすいのですが、基本食べ物にカビが生えると毒素が生み出されるんです。毒素の生み出されたものを食べたら、当然ですが体に影響がでます。
腹痛や吐き気などそれぞれですが、中には食中毒など重症化するケースもあります。
なので、カビが生えたものは基本食べないようにしましょう。
下痢や嘔吐などの症状がでれば病院へ
もし、カビの生えた餅を食べたことで、下痢や嘔吐などの症状が出たら病院へ行きましょう。
ときに、「ただの腹痛や下痢なら大丈夫」と楽観してしまう人はいます。
ですが、私たち素人では、ただの腹痛や下痢、嘔吐の症状だけで重症化するかどうかは見抜けません。
そのため、重症化する前に病院に行く事態もありえます。下痢や嘔吐の他に発熱もあれば、食中毒の可能性があるので、病院で診てもらいましょう。
餅に緑のカビが生えたけど取り除けば食べれるの?
既にカビの生えた餅を食べることは、大変危険です。
しかし中には、「取り除けば問題ない」と考える人もいるでしょう。実はその考えは、後々大変なことを招いてしまいます。
続いて、餅に緑色のカビが生えた場合、取り除けば食べられるのかについて紹介します。
取り除いても食べてはダメ
餅に緑色のカビが生えていた場合、カビを取り除いても食べてはいけません。
理由は、先ほども紹介した通り、餅全体に毒素がいきわたっているからです。このカビによる毒素は、体に色んな影響を与えます。
よく症例で挙げられるのは、食中毒ですが、その他にも色んな障害を起こしてしまうんです。
カビによる毒素は消化器系障害の他にも、肝障害も起こします。
なので、カビを取り除いたとしても食べるのは止めておきましょう。
複数のカビが生えている可能性もある
また緑色のカビが生えていた場合、他の色のカビが生えている可能性があります。
緑色に見えていたとしても、複数のカビが混ざって緑色のカビに見えることも少なくないんです。
なので、カビが1つ生えていたら、複数のカビが生えている可能性が高いです。
当然、餅全体にカビがある可能性もあるので、食べたら体調を崩す可能性があります。
カビの色の種類について解説
先ほど、餅に緑色のカビが生えていたら、複数のカビが生えている可能性を紹介しています。
では、カビの種類とは一体どのくらいあるのでしょうか?
続いて、色ごとにカビの種類について紹介します。
青カビ
カビの色ごとの種類1つめは、青カビです。
青カビは、食べ物に生えやすいカビの中で、1番よく見るカビです。
実は今まで紹介していた緑色のカビも、この青カビが変色したものなんです。
青カビは空気中に浮いていて、それが食べ物に付着してしまいます。
先ほど紹介したカビによる毒素が出やすいカビなので、非常に注意が必要です。
黒カビ
カビの色ごとの種類2つめは、黒カビです。
黒カビも、青カビと同じで私たちの身近でよく見るカビの1つです。
特に水分が溜まりやすいところで、発生しやすいカビの1つといわれています。元々は土の中にあるのですが、空気中にも多く存在しています。
毒素は発しませんが、アレルギー症状の原因になることが多いです。
赤カビ
カビの色ごとの種類3つめは、赤カビです。
赤カビはあまりみませんが、青カビとは比にならない毒性を持っています。そのため、肝障害や腎臓にも障害を起こしやすいので、非常に注意が必要です。
もし餅に赤カビが生えていたら、すぐに捨てましょう。
白カビ
カビの色ごとの種類4つめは、白カビです。
白カビも、青カビや黒カビと同じく、私たちの身近にあるカビの一種です。
食べ物だけでなく、建物などにも生えることが多く、どこにでも存在しています。
見た目こそ白いですが、ふわふわしているので区別はできるのではないでしょうか。
中には、毒素を発生する白カビもあるので、注意が必要です。
黄カビ
カビの色ごとの種類5つめは、黄カビです。
この黄カビは、あまり目にすることは少ないと思います。黄カビは乾燥に強く、65%以上の湿度で発生しやすくなります。
なので、湿度の高いところに餅を置いた場合、この黄カビに注意しましょう。
餅にカビが生えないようにする方法
せっかく買った餅ですから、できるならカビが生えないうちに食べきりたいですよね。
しかし、実際カビが生える前に餅を食べきるのは、中々難しいと思います。
そんなとき、餅にカビが生えない方法さえ覚えていれば、カビの心配がいりません。
最後に、餅にカビが生えないようにする方法について紹介します。
冷凍保存
餅にカビを生えないようにする方法1つめは、冷凍保存です。
餅にカビを生えないようにするためには、冷凍保存が1番です。冷凍保存は、カビが生える環境を生み出しません。
保存方法も簡単で、餅を1つずつラップに包んでジップロックに入れて、冷凍庫で保存します。
長期保存にも向いているので、餅を捨てたくない場合はおすすめします。
水につけて保存
餅にカビが生えないようにする方法2つめは、水につけて保存する方法です。
水の中につけておくことで、乾燥などからカビを生えないようにしてくれます。
保存方法は、大きなボウルに水を張って、そこに餅を入れるだけです。
そして蓋をして、冷蔵庫で保存します。
ただ水は、1日に1度変えなければ、逆に不衛生になってしまいます。
数週間ほど持ちますが、餅は柔らかくなってしまうので、そこは覚えておきましょう。
乾燥保存
餅にカビが生えないようにする方法3つねは、乾燥保存です。
乾燥保存も、空気を触れさせないことでカビを防ぐことができます。保存方法は、餅を保存できる容器に入れます。
そして直接触れないように、お弁当のおかず用カップにわさびを入れて蓋を閉めるだけです。
わさびは殺菌効果があるので、水に漬けて保存する際にも役立ちます。
まとめ
今回は、緑色のカビの生えた餅を食べた場合、どうなるのかについて紹介しましたが、参考になったでしょうか?
緑色のカビが生えていた場合、絶対に食べてはいけません。基本緑色だけでなく、カビの生えた餅を食べたら、体に大きな害がでてしまいます。
もし、緑色のカビの生えた餅を食べようか悩んだ方は、ぜひとも今回紹介した内容を参考にしてみてくださいね。